「大東京の華-都市を彩るモダン文化」展で撮影した山川秀峰画「婦女四題 秋」(昭和2年)。年代的にもピッタリな和装モダン。着物・羽織・帯の模様がモダンだけど、秋らしい渋好みな色合いが昔の東京っぽいです。髪型はラジオ巻なので若いお嬢さんでしょう。洋風に賛美するとシックがピッタリです。
婦人グラフ(1927年)に面白い衣装が載っていました。説明を読むと…日本の印袢纏からヒントを得てデザインされた、粋向き日本趣味な流行衣装。模様は扱い方も自由に大胆で、如何にもアメリカ人好み。帯に縞を用いたのも良い調和をなしていて、全体の風流、粋な調子を多分に助けている…そうです。