かのりんか|よるの帳

気づいたことや、忘れたくない愛を記しています。ものづくりが好きで、よくイベントに出店し…

かのりんか|よるの帳

気づいたことや、忘れたくない愛を記しています。ものづくりが好きで、よくイベントに出店しています。 noteにはだいたい、エッセイを載せています。

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    生きるの下手でも、自分を愛そう! そんな想いを込めて、日々の色々なことを雑多に書いていきます。 明日が少し楽しみになれますように。 毎週水曜更新。(だったのですが、現在は不定期更新です)

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    エッセイ集「ことなるふたり」

    “わたしたちは違うからこそ、豊かに生きていくことができるのだと思う”喧嘩の多さに定評がある著者夫婦の、“夫婦喧嘩は犬も食わない”エッセイ本。ゴーゴーカレーで泣いたり、掲示板で炎上したり、叙々苑の味を忘れたり……。くだらないけどいたって真面目な喧嘩のエピソードを7つ収録しています。喧嘩もたまには悪くない……かも?B6サイズ/P104
    ¥800
    よるの帳書房
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    エッセイ集「愛したものと暮らしたい」

    “この本は、〝愛したもの〟たちとの、おだやかでささやかな記憶である。”2020年〜2022年にnoteで掲載した記事を中心に再編集したエッセイ本。持ち運びができる文庫本サイズです!「大人になるってなんだろう?」「働くってなんだろう?」「愛ってなんだろう?」自問自答しながら、気づいたことや、見つけた愛について綴っています。新たに書き下ろした「ビジネスホテルで空想旅行」「結婚式でキラーチューンを流した話」「二時間の家出、銭湯にて。」「始まらない春」4作を含めた全25編。この本を手に取った人の孤独な夜に寄り添うような、明日を迎えるのがすこしだけ楽になれるようなエッセイです。A6(文庫本)サイズ/p196
    ¥800
    よるの帳書房
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    絵本「すてきな おとどけもの」

    「会いたい」をテーマにした絵本。絵は神田瑞季(絵本作家)、文はかのりんか(エッセイスト)が担当。お届け物の途中で様々な動物たちと出会い、一緒に旅をするお話。神田瑞季にとっては2作目、かのりんかにとっては初めての絵本となる。3.11や新型ウイルスを経験し、この時代に生きるすべての人に伝えたい事が、ポップに描かれた動物たちとストーリーに込められている。B5サイズ/P24 ソフトカバー くるみ製本
    ¥1,500
    よるの帳書房
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    エッセイ集「ことなるふたり」

    “わたしたちは違うからこそ、豊かに生きていくことができるのだと思う”喧嘩の多さに定評がある著者夫婦の、“夫婦喧嘩は犬も食わない”エッセイ本。ゴーゴーカレーで泣いたり、掲示板で炎上したり、叙々苑の味を忘れたり……。くだらないけどいたって真面目な喧嘩のエピソードを7つ収録しています。喧嘩もたまには悪くない……かも?B6サイズ/P104
    ¥800
    よるの帳書房
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    エッセイ集「愛したものと暮らしたい」

    “この本は、〝愛したもの〟たちとの、おだやかでささやかな記憶である。”2020年〜2022年にnoteで掲載した記事を中心に再編集したエッセイ本。持ち運びができる文庫本サイズです!「大人になるってなんだろう?」「働くってなんだろう?」「愛ってなんだろう?」自問自答しながら、気づいたことや、見つけた愛について綴っています。新たに書き下ろした「ビジネスホテルで空想旅行」「結婚式でキラーチューンを流した話」「二時間の家出、銭湯にて。」「始まらない春」4作を含めた全25編。この本を手に取った人の孤独な夜に寄り添うような、明日を迎えるのがすこしだけ楽になれるようなエッセイです。A6(文庫本)サイズ/p196
    ¥800
    よるの帳書房
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    絵本「すてきな おとどけもの」

    「会いたい」をテーマにした絵本。絵は神田瑞季(絵本作家)、文はかのりんか(エッセイスト)が担当。お届け物の途中で様々な動物たちと出会い、一緒に旅をするお話。神田瑞季にとっては2作目、かのりんかにとっては初めての絵本となる。3.11や新型ウイルスを経験し、この時代に生きるすべての人に伝えたい事が、ポップに描かれた動物たちとストーリーに込められている。B5サイズ/P24 ソフトカバー くるみ製本
    ¥1,500
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恋人が寿司を作った

 恋人は釣り人で、魚が大好きで、恐らく三日に一度は「寿司食いたい」と言っている。  わたしは恋人と会うまで、寿司というのは特別な日か、そうでなくても「今日は寿司だ!」という心持ちで食べるものだと思っていたので、これほどまでに高頻度にカジュアルに寿司を食べて生きている人を目の当たりにして驚いた。  しかし幸いなことに、わたしは食べることが大好きだった。魚も例外ではない。  とはいえ意外と変なところで倹約家な彼は、毎回高い寿司を食べることを強請るわけではなく、スーパーの半額を狙

    • 自由を預かってくれるわたしへ

       25歳くらいの一年間は、不思議な時間だったのかもしれない。  仕事をやめて、けれど夫と結婚する少し前で、好きなことをしたり、好きな友達に会ったり、今にして思えばあれはまさに"悠々自適"な暮らしだったのだと思う。  朝方に寝て昼頃に起きても誰にも咎められないし、行きたいときにパン屋さんへ足を運び、揺れる洗濯物を見て目を細め、ソファに身を預けながら、書きたいときに思いのままに文章を綴った。  そのときのわたしは、これまでの人生の中でこれほどまでに自由な時間を過ごすのは初めて

      • 0歳児(7ヶ月半)と行く!子連れ旅行二泊三日のレポ〜当日編・江ノ島1日目〜

        前回までのあらすじ:7か月半の娘を見せに、仙台から夫の実家(静岡)へ行こう!ついでに旅行しちゃおう! 旅の準備も万端!というわけで、ここからは当日の動きを時系列順につらつら振り返っていこうとおもいます! スケジュールなどは、前回の記事にて。 8:00 家を出発  まずは江ノ島へ向かいます。大体5時間くらい。 できれば7時に出たかったのですが、すでに1時間ズレます。まあこうなるよね。 運転席に夫、助手席にわたし、後部座席に母と、チャイルドシートに娘の配置でスタート。

        • 0歳児(7ヶ月半)と行く!子連れ旅行二泊三日のレポ〜準備編〜

          4月。 東北にもようやく春が訪れ、あたたかくなってきたので、娘を連れて二泊三日の旅行を決行しました。 0歳児を連れての旅行はドキドキでしたが、わりといい感じに行ったので、記録用として、願わくばどこかの赤ちゃんの参考になればと、レポにまとめようと思った次第です。 注意点としては、かなりゆるゆる育児なので、完璧主義の方には参考にならないかもしれません。 ◆ 旅行といっても、メインは夫の実家(静岡)への帰省。 娘が生まれてから、義父母がこちら(仙台)に会いにきてくれること

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          いつかドキドキがわたしを待っている

          「うわあ、懐かしい」  高速道路のインターチェンジを降りて、一般道に入ったところで、わたしと夫は思わず声をそろえた。  すこし色あせた看板、ほどよい交通量の道路、趣のある建物。なにより、やわらかな町の雰囲気。  かつて暮らしていた町が、あまりにも、昔と変わっていない風貌でわたし達を迎えて入れてくれたものだから、嬉しさと懐かしさが込み上げた。  卒業制作展を見るために、数年ぶりにわたしと夫の母校のある地を訪れた。  四方を山に囲まれた、のどかで美しい土地だ。  出産を

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          ハイハイレースに行ってみた話

           noteに書きたいことは、実はけっこうたくさんあって、日々すこしずつメモをしているのだけれど、今日、そのメモ群たちを差し置いて何よりもまず言いたいことを見つけてしまった。  ハイハイレース、おもしろすぎる。 ◆  なんだかんだで娘ももうすぐ2ヶ月半(公開するころには5ヶ月になっていた)。  おでかけもだいぶ板についたものだから、週末に親子向けのイベントがあると知って、すぐに行きたいと思った。  ステージイベントやキッチンカー、ハンドメイド作家さんたちの出店など、魅力

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          生後二ヶ月を迎えて思うこと

           時が経つのはほんとうに早いもので、娘が生まれてからもうすぐで二ヶ月になる。  まるっきり、はじめての育児。  はじめての育児のここまでの感想は、正直「思ったよりめちゃくちゃ大変」で、それとなんの矛盾もなく「思ったよりめちゃくちゃ幸せ」だなと感じている。  わたしは打たれ弱いくせに、元来楽観的というか、ものぐさな性格なので、あらかじめ何かに備えるということが少ない。  育児に対してもそうで、準備してどうなるものでもないし、妊娠期間中は日々重くなる身体がつらくてつらくて、も

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          特別じゃない特別なこと

          「美容室に行ってきたら?」  産後すぐ、ボサボサの髪で授乳に追われるわたしにそう言ったのは夫だった。  出産予定日よりも前に、日増しに大きくなるお腹と体調不良を見越して、「これが最後かも」と言って髪を切ったのが、ずいぶんと昔のことのように思えた。  予想した通り、真夏に臨月を迎えた妊婦はどこへ行くにも苦しくて、子供が生まれてからは当たり前に、髪のことなど気にする余裕もなかった。  正直、髪を切る暇があったら一秒でも長く眠りたい、というのが本音だったし、母乳育児をしてい

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          8月に我が子が生まれてきてくれました。 母子共に健康です! この世界の美しいものを、一緒にたくさん見つけることができますように。

          8月に我が子が生まれてきてくれました。 母子共に健康です! この世界の美しいものを、一緒にたくさん見つけることができますように。

          【ちょっとレポ】行ってきました!文学フリマ東京36!

          念願の「文学フリマ東京36」へ行くことができた。 これまで5、6回はサークル参加をしていたのだけれど、一般参加は、なにげにはじめて。 今日は暑くてとても疲れたけれど、家に帰ってすこし寝て、ごはんを食べてまた寝たらすこしだけ力が湧いてきたので、忘れる前に記録に残しておかねばと思い、PCに向かっています。 自分が思ったよりも弱々妊婦なのはもう自覚していて、それが一概に悪いとかって話でもないし、かといって大体の原因はそもそもの運動不足と、体力がないことが大きいことも知っているので

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          280日後に会いましょう。

           それは突然やってきた。  不確かで頼りなく、しかしこれまでの、そしてこれからのわたしを揺るがすようなとてつもなく大きな存在。  12月の朝、わたしは人生で初めて目にする二本の線を前にして、冷静さを欠いていた。  こういう時、まずは何をすればいいんだっけ、なんて考えるよりも先に、バタバタと足音を鳴らして夫の元に駆け寄る。  まるで印籠のように、ずい、と妊娠検査薬を夫に突き出す。  わたしたちの元に新しい生命がやってきた。  まだ冬が始まったばかりの、雲ひとつない気持ちの

          280日後に会いましょう。

          爛漫

           春が来た。ついに来た。  なんとなく数日前、いや、数週間前からそんな気はしていた。  けれど、わたしはやはりいつになっても東北出身の血が抜けないのだろう。  三月に「これはもう春だ」と確信するのは些か勇気のいることだった。  春一番が吹いて、車が塵だらけで真っ白になってしまったのは少し前のこと。  いまは、空気が、陽気が、風が、全身が「これは春だ!」と訴える。  いままさに、もう春なのだ。  昨日の朝、夜釣りから帰ってきた夫の扉を開ける音で目が覚めた。  彼は、うっすら

          語る楽しみ、聴く楽しみ。

           シーズンごとに欠かさずチェックするドラマやアニメなんかがあると、一週間を過ごすのが楽しくなる。  欲を言えば、曜日ごとに追う作品があれば、憂鬱な明日もいくらか待ち遠しくなるし、次の日には別の作品を楽しむことができるのだろう。  わたしは飽きっぽく、継続することが不得手なため、大体アニメもドラマもそれぞれ2作品ずつくらいを追うのが限界だ(それと、週刊連載の漫画も4作品ほど)。  これほどまでに素晴らしい作品群を、たった一週間で消費してしまうことに後ろめたさもあれど、現代社会

          語る楽しみ、聴く楽しみ。

          新作のエッセイ本をたずさえて、イベントに出店します。

          こんにちは、お久しぶりです。 突然ですが、この時期となるともはや毎年恒例になってきた告知をさせていただきたいと思います。 そうです。今年も「文学フリマ東京」に出店し、本を販売する運びとなりました! ざっくり概要 イベントについての詳細はこちらから! そもそも文学フリマってなんや? 文学、というテーマではありますが、作家が思う“文学”であれば概ねなんでもアリ!な自由度の高いイベントです。 わたしは今年で6回目の出店となりますが、“売り手”として“売る楽しみ”はもちろん、

          新作のエッセイ本をたずさえて、イベントに出店します。

          文章リハビリ日記【7/25〜8/2】

          7/25 火曜日。火曜日はなんとなく安心感がある。 そう思うようになったのは、たぶん、フリーランスになってから。 あれだけ長かった一週間がほんとうに早く過ぎ去ってしまうので、いつしか金曜日が待ち遠しい日ではなく、「今週何もしてないじゃん」と戦慄する日になってしまった気がする。 何かを得ると何かを失うのだろうか。 それはそれで悲しいけれど、火曜日とここまで仲良くなれたのなら、まあ意外と悪くないことなのかもしれない。 . . . 7/27 驚くことに、なんと今日は木曜日で

          文章リハビリ日記【7/25〜8/2】

          好きなことができなくなったら

             文章が書けなくなった。  いや、正確には、“自分のための文章”が。 ◇  noteで定期的にエッセイを書くようになったのは2020年頃からだったか。  生活の中で気づいたことや見つけた愛について記していたら、ありがたいことに読んでくれる人がいた。  本質的な価値は数字じゃないとはいえ、「スキ」が増えるとうれしい。noteで記事を公開することが楽しくなった。  わたしはちょうどその時、人生に大いに迷っていて、生きるのにかなり必死だった。  だから、文章を書くことで

          好きなことができなくなったら