はとむぎお

千葉県住みの会社員6年目。 小説、映画、休日朝一のコーヒー、黄昏れることが好きです。 …

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千葉県住みの会社員6年目。 小説、映画、休日朝一のコーヒー、黄昏れることが好きです。 ブログと小説をメインで書きます。 よろしくお願いします。

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  • 休日の窓辺

    休日の散歩中に遭遇した風景写真を掲載しています。

  • 映画の話

    自分の独断と偏見の映画感想の記事をまとめています。

最近の記事

【雑文】今日がクリスマスだということに気が付く

2023年12月25日 月曜日 そういえば今日はクリスマスだということに気が付いた。 社会人になってから、クリスマスというものをあまり意識しないようになってきていたし、今日が平日だということもあって、さっきまでクリスマスだということをほとんど忘れていた。 夜にチキンとケーキでも食べようかと今思ったけれど、店も混んでいるだろうし、いかにもクリスマス感のある食事は、なんだか社会の流れに乗せられているような気もするので、あえて1週間ずらしてやって、年末年始にこの組み合わせを食べて

    • 【映画の話】「ノマドランド」ー僕らはキャンピングカーにどんな思いを乗せるのか?ー

      みなさんには、”ホーム”があるだろうか。 主人公のファーンは60代の女性。 アメリカのネバダ州で臨時教師をして暮らしていたが、町の工場が倒産したことをきっかけに、家を失ってしまう。 彼女はキャンピングカーに思い出を詰め込み、車上生活をしながら各地を渡り歩き、その場その場で労働をして生活費を稼ぐ、ノマドとして生きていく選択をする。 ファーンは行く先々で同じようなノマドたちと出会い、時にはノマドとしての心得を教わり、時には心を通わせる友人となり、そして別れを繰り返す。 そんな

      • 【休日の窓辺】御茶ノ水・神保町・東京—古書の街の奥深さ—

        2023年12月16日 今日は12月にしてはかなり暖かく、日中の気温は20度を超えていた。 空も晴れていて、散歩日和だ。 さて、今回は御茶ノ水駅からスタートして、神保町方面へ向かいたいと思う。 今まで、神保町という街をないがしろにしていた。 僕は小説をよく読むのだけれど、正直好きな作家の本は近くのブックオフに行けばだいたい揃ってしまう。 わざわざ神保町まで足を運ばなくても・・・。 そう思っていた。 愚かであった。 街全体に存在する圧倒的本の数。 それぞれの書店がそれぞれ

        • 【映画の話】「アンダー・ザ・シルバーレイク」―僕たちの感情や考えは何者かに操作されているのか??―

          崩壊した。 アイデンティティが。 絶対に安全だと思っていた壁は巨人の腕の一振りで粉々に砕け散り、赤信号で止まっていたら僕以外の全員がさっさと先に進み始め、太陽は西から昇り東に沈み、鳥は地を這い猫は宙に浮く。心の中にお椀があるとしたら、それを一番下から思いっきり混ぜ返し、中の味噌汁やらカレーやら常識やらがごちゃ混ぜになって外にはじけ飛んでいく。 そして考えなければならなくなる。僕を支えてきたものは一体何だったのかと。 狐に化かされたような映画だった。 怪物が街を跋扈するような

        【雑文】今日がクリスマスだということに気が付く

        • 【映画の話】「ノマドランド」ー僕らはキャンピングカーにどんな思いを乗せるのか?ー

        • 【休日の窓辺】御茶ノ水・神保町・東京—古書の街の奥深さ—

        • 【映画の話】「アンダー・ザ・シルバーレイク」―僕たちの感情や考えは何者かに操作されているのか??―

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        記事

          【休日の窓辺】お台場散策

          2023年12月9日 土曜日 ずいぶん久しぶりにお台場に行った。7~8年ぶりくらいだと思う。 それでも駅前はあまり変わっていなくて、なつかしさが込み上げてくる。 空は雲一つない快晴。 散歩日和だった。 ポムの樹にてお昼。 ここはサイズが大きいイメージがあったから、Sサイズを注文した。 オムライスはやっぱり外で食べたほうが美味しい。 家でこのクオリティはなかなか大変だから。 満腹になったところで散歩をした。 12月にもかかわらず、暖かい。 海を眺めた。 風が静かにそよい

          【休日の窓辺】お台場散策

          カツアゲ電子マネー

          昨日、カツアゲにあった。 時刻は、夜の10時ごろ。 コンビニのチキンが無性に食べたくなって、僕はいそいそとコートを着て外に出た。 アパートは閑静な住宅街にあるので、この時間に出歩く人はいない。 あたりは静かだった。風が冷たい。 ふと、向こうの方から自転車にのった3人の男たちがこちらに向かってくるのが見えた。 ギャアギャアと何か騒いでいる。 高校生だろうか。 今どき珍しく、髪を金髪に染めて、学ランを着崩していた。 いわゆる、不良という感じの高校生だった。 無視して通り過ぎ

          カツアゲ電子マネー

          【映画の話】「LAND」—スマホを捨てたくなったときに—

          どうしても、一人になりたいときがある。 なにもかもに疲れてしまって、仕事も、友人関係もすべてを放り出したい。 誰にも会いたくない。 放っておいてほしい。 こういう波がたまに襲ってくるのだけれど、そんなときにこの映画がそばにあればいいと思う。 主人公のエディはとある事件をきっかけに、すべてに絶望してしまう。 もう誰にも会いたくない、人と関わりたくないと思った彼女は、大自然の中で一人孤独に生きる道を選ぶ。 美しい大自然に囲まれて、心の平穏を取り戻せるかのように思えたが、自然の

          【映画の話】「LAND」—スマホを捨てたくなったときに—

          少し疲れた、あるささやかな夜に読むショート小説。

          ふと気が付いたら、すでに0時を回っていた。 今日のうちに片づけてしまわなければならない仕事があって、作業をしていたらこんな時間になってしまっていた。 オフィスにはもう誰もいない。 無機質な室内には、電源の消えたコンピューターたちが、もの言わず静かに佇んでいる。 私は椅子に深くもたれかかる。 この会社に新卒で入社してから3年。 書類仕事に追われてばかりの毎日だった。 まだ太陽も昇りきっていない早朝に家を出て、夜中になってやっと帰宅する。 そんな毎日だった。 自分が、機

          少し疲れた、あるささやかな夜に読むショート小説。

          【映画の話】「アレックス ORIGINAL CUT」—時間は全てを破壊する—

          ※ネタバレあります 「時間は全てを破壊する」 印象的なセリフで始まるこの映画。 マルキュスは、恋人のアレックスと、アレックスの元恋人であり友人のピエールとともに、パーティに行く計画をたてる。ピエールはアレックスに対してまだ未練を残しているようだが、3人は良い友人同士という関係を築いている。パーティ会場にたどり着き、思い思いに楽しむ3人だが、マルキュスはアレックスを放置気味。ほかの女と遊んだり、薬に手を出している。怒ったアレックスは、先にパーティ会場を飛び出してしまう。し

          【映画の話】「アレックス ORIGINAL CUT」—時間は全てを破壊する—

          【映画の話】「アシスタント」―仕事って、なんだ??―

          ―—―—仕事。 それはほとんどの人が生きていくうえで避けては通れないもの。 僕たちはそこに夢を見てよいのだろうか。 それとも、あるがままの現実を受け入れ、淡々と走り続けることだけを考えるべきなのだろうか。 主人公のジェーンはエンターテイメント企業のアシスタントとして働いている。彼女はいつか自分がプロデューサーになることを夢見ている。キラキラした鮮やかな夢の生活・・・しかしそれとは裏腹に、現在の彼女が行っているのは日々の平凡な雑務、雑務、雑務。 早朝から深夜までの長時間労働

          【映画の話】「アシスタント」―仕事って、なんだ??―

          海でぼーっとするのが好きな人

          「昨日、海に行ってきたんですよ」 「へえ、海!いいやん!」 「楽しかったですよ」 「どこ行ってきたの?」 「館山のほうに行きました」 「ふうん。なにしたの?海鮮とか食べたの?」 「いや、黄昏てました」 「ん?」 「3時間くらい、海を見ながら黄昏てました」 「3時間、、ただ海を見てただけ?」 「はい」 「楽しいのか?それ」 「それが意外と楽しいんですよ」 「海を見てるだけだろ?ご飯とか酒とか、泳いだりもなし?」 「はい、何もしなかったですね」 「それのどこに楽しさが?」 「ぼー

          海でぼーっとするのが好きな人

          朝コーヒーが美味い話、パンと読書

          一番美味い飲み物とはなんだろうか。 トロピカルなジュース?風呂上がりのビール?至高のカクテル? どれも捨てがたいが、僕は朝一のコーヒーを挙げたい。 休日の朝、深い眠りから目覚める。気怠い体をゆっくりと起こして、カーテンを開ける。空はきれいに晴れている。雲ひとつない。窓を開けると新鮮な太陽の光と気持ちのいい風が、昨日のままの部屋に新たな刺激を与える。 そんな日に僕がまず一番最初にすることは、湯を沸かしてコーヒーをつくること。 豆を取り出して、はかりできっちりと量る。 コーヒ

          朝コーヒーが美味い話、パンと読書

          何かを書きたくなる時がある~はじめまして~

          何かを書きたくなる時がある。 とても無性に。 でも、何を書こうか考えながらぷらぷら1日ほど過ごしていると、そんなことはすっかり忘れて、まあめんどくさいから後でいいかな、なんて思って、結局何もしないまま日常生活に埋没してしまう。 そして今日、またその書きたい発作が襲ってきて、いつものパターンでまためんどくさくなると思いきや、なぜか重かった腰があっさりと上がって、こうして文章を書いている。特別なことがあったわけでもないのだけど、、。 よく小説を読んだり、映画や動画を見たりする

          何かを書きたくなる時がある~はじめまして~