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DNAと最新医学エピジェネティクスという考え方

 DNAとは、簡単に言うと体を作る設計図です。本にすると3万冊以上とも言われる膨大な情報が書き込まれています。
 今日はそんな大切な大切なDNAのお話と、エピジェネティクスという最新医学・生化学の考え方についてお話していきます。

DNA(出典:中外製薬)

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DNAとは

細胞の中には2つのDNAが存在する

 細胞には、核DNAというヒトのDNAと、ミトコンドリア独自のDNAが存在してます。
 そして、核DNAは両親から半分ずつもらって出来ていますが、ミトコンドリアDNAは100%母親由来のDNAです。
 核DNAは1つの細胞に1つですが、ミトコンドリアは1つの細胞内に数百から数千個あり、それぞれがミトコンドリアDNA持っています。

核DNAとミトコンドリアDNA

DNAと遺伝子の違い

DNAとは、2重螺旋構造をした物質そのものを指します。
遺伝子はそのDNAに記載された情報のことを指します。
DNAは全てつなぎ合わせると2mにも及ぶ長さになるそうです!
それが小さな細胞の中に入っていると思うとすごいですよね!!

GIGAZINE

DNAと人体の不思議

細胞は1つの受精卵からスタートして、細胞分裂を繰り返して魚や両生類、哺乳類を経由してヒトの形となり、成長していきます。
一億年の進化の過程を数週間、数ヶ月で辿っているんですね。

細胞分裂を繰り返して成長していく過程で、DNAはコピーされて行きます。
同じDNAをもつ細胞がどんどん増えていくわけです。
すべて同じDNAなのに、成長過程で、ある細胞は骨になり、ある細胞は筋肉になり、ある細胞は内臓になります。そして、それぞれが別々の働きをするようになるんです。
 卵子と精子が出会い、受精卵となり、成長していく過程で、骨ができ、筋肉ができ、目ができ、脳ができ、体の各部位が出来上がっていくことをあたたりまえの様に感じてしまっていましたが、改めて考えると不思議ですよね〜!人体の神秘ですね!

ヒトの99.9%は同じDNAで出来ている

ヒトのDNAってほとんど変わりないそうですよ!残りの0.1%の違いで目の色や肌の色、お酒の強い弱いなどが違ってくるそうです。
そんな同じDNAを持っているのに、病気になりやすいとか、なりにくいとか、体が強いとか弱いとかという差はどこから来るんでしょう?
 最新の医学・生化学では、エピジェネティクスという考えで、この問題に取り組んでいます。先述の人体の不思議についても、このエピジェネティクスの考え方で説明をされています。

エピジェネティクスとは?

”エピジェネティクス英語: epigenetics)または後成学とは、一般的には「DNA塩基配列の変化を伴わない細胞分裂後も継承される遺伝子発現あるいは細胞表現型の変化を研究する学問領域」である”

wikipedia

もう少し噛み砕いて説明すると、DNAの変異を伴わず、遺伝子のスイッチのON/OFFで起こる、遺伝子や細胞の働きや、その働きによる変化を研究する学問のことです。しかもその遺伝子のスイッチのON/OFFは細胞分裂後も引き継がれるので、そのまま、後世にも継承されるかもしれません。

 先述の人体の不思議について言えば、細胞が肝臓になるのは、肝臓に必要な遺伝子のスイッチがONとなり、他の遺伝子がOFFになっているからです。他の臓器も筋肉も、骨も、そうです。
 それをリセットして意図的に必要な細胞を作り出そうというのが、IPS細胞やSTAP細胞など再生医療の研究です。

病気のなりやすさもエピジェネティクスが関係している!?

 病気になりやすい、特定の病気にかかりやすというのも、遺伝が一部関係しているかもしれませんが、エピジェネティクスが関係しているということが研究で明らかになってきているそうです。
 そもそも、その病気の遺伝というのも親世代、またはもっと前の世代から引き継いだ遺伝子のスイッチが病気に罹りやすい状態になっているだけかもしれません。

DNAはそう簡単に変異しないのでは無いか?

DNAは体を作る設計図です。そんな大切な設計図がそう簡単に変異してしまっては、生命生存の危機もあるのではないか?と思うわけです。大きな環境の変化があった時、それに応じて何世代もかけてDNAが変異していくのだと思います。

 そこで、エピジェネティクスという考え方です。DNAは容易に変異はしないけれども、環境や体内の栄養素や体液組成、食べ物、薬など様々な要因で遺伝子のスイッチがON/OFFされる。それによって、病気のなりやすさや、体の強さ、場合によっては、性格まで変わるかもしれません。

「同じ釜の飯を食う」これもエピジェネティクス

同じ釜の飯を食う:同じ共同体が同じものを食べることによって、同体としての帰属意識を持つこと。 あるいはそれを強化すること。 ある程度の期間、他人同士が同じ家で起居を共にする、ないし、学校や職場・軍隊で生活を共にする。

これも、エピジェネティクスの考えを取り入れると、同じ食事をすることで、同じ遺伝子にスイッチのON/OFFが起きるのではないか?と考えられます。長年一緒に生活していると似てくるというのもその一例だと思います。

日々体に取り入れるものも慎重に選んだほうがいいかも?

 日々の食事、飲み物、そういったものも、気をつけたほうがいいかもしれません。添加物や農薬、化学肥料など、微量だから問題ありませんとか、体外に排出されるので問題ありませんとか、言われれるものであっても、体内に入った時点で、遺伝子のスイッチに影響を及ぼしている可能性があります。
しっかりと本来のDNAの働きを発揮させたいのであれば、体にいいものを取り入れていくこと。それがまず最優先で行うべきことです。

体にいいことをすることは、先祖供養となる!

DNAは、両親から受け継いでいますが、その両親もまたそれぞれの両親から受け継いでいます。それをどんどん辿っていくとすごい数になりますね!

親であるあなたは、子供にどんなことを願いますか?

色々な願いはあるかもしれませんが、だれもが願うことは
「いつまでも元気に過ごしてほしい」

これは、ご先祖様が子孫に願うのも一緒なのではないでしょうか?

 DNAはご先祖様からのギフトです。親が子に願うように、ご先祖様からの思いがDNAにしっかりと刻み込まれていると思います。
それをしっかりと受け取り、どう活かすかは私達次第です。が!
 自分の体を大切に扱わず、DNAも眠ったままにして、ギフトを受け取ってくれないと、ご先祖様も悲しんでしまいます。

僕の友人の一人が、素敵な習慣を教えてくださいました。
「ご先祖様は自分の中にいるから、食事のときは、必ずお祈りしてから食べるんだよ」
素敵ですね!本当にそのとおりだと思います。DNAという形となって自分の中に生きている。
食べられること、こうして今生きていることを感謝して、自分の体を通して、ご先祖様にも届ける。日々出来る先祖供養ですね!

ぜひ、体に良い生活を送り、遺伝子のスイッチをONにして、食事の際はお祈りをして、先祖供養をしましょう!

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