アイルランドに来て約3カ月。到着以来働いていたホテルを辞め、新天地に移ろうと画策したが、なかなか家が見つからず。こういうときは慌ててもしょうがない。ということで…
飛行機に乗り込み、さあ海を渡ろうかとなって初めて、あらゆる不安の種に気づくのはなぜなのか。万全の準備をしたつもりでいて、何もわかっていない自分に唖然とする。恐ろ…
私は日頃から家計簿をつけている。どれだけお金を使い、どのくらい稼いで、いくらくらいの余裕があるのかを一目で把握できる状態は、日々に安心感を与えてくれる。出費を抑…
イギリスの飯はまずい。 なんていうのはよく聞く話だが、多種多様な文化が入り乱れるこの時代に、いつまでもまずい飯を食べ続けている民族がいるわけがない。 イギリスの…
前編のつづき CVとカバーレターを準備せよ無事NINoを取得できたので、次は履歴書に取り掛かる。履歴書は英語でCVと呼ばれているが、日本のように専用の記入用紙などはない…
イギリスでどんな仕事をする?ワーキングホリデービザの魅力は、何と言っても「海外で働く資格を得られる」こと。特にイギリスの場合は、ビザさえゲットできれば最大2年間…
イングランド南西部にある都市ブリストルを起点に、ちょこちょこと訪れたイギリスの街や村について、私見と偏見まみれの記録です。 ◇◆◇◆◇ イギリスは日本よりもチー…
イングランド南西部にある都市ブリストルを起点に、ちょこちょこと訪れたイギリスの街や村について、私見と偏見まみれの記録です。 ◇◆◇◆◇ 細い路地に並ぶ古いレンガ…
イングランド南西部にある都市ブリストルを起点に、ちょこちょこと訪れたイギリスの街や村について、私見と偏見まみれの記録です。 ◇◆◇◆◇ 丘のむこうにブリストルを…
イングランド南西部にある都市ブリストルを起点に、ちょこちょこと訪れたイギリスの街や村について、私見と偏見まみれの記録です。 ◇◆◇◆◇ その色の名は肌色の街だ。…
イギリスでは約4カ月間の規制緩和の後、再びロックダウンが始まった。そのわずかな夏の間、私は縁あってコッツウォルズにある宿でお手伝いをさせてもらっていた。 初めて…
「帰ってくる頃には英語ペラペラなってるんちゃう?」 ワーホリで2年間イギリスに行く、と伝えた時に浴びるほど言われた言葉だ。あれから早くも1年が経つ。果たして私は英…
高い木の上で震えている子猫に手を伸ばすように、慎重に、ゆっくりと進められていたロックダウンの緩和もやっと最終段階に入り、街は普通の状態に戻ってきた。しかし閉まっ…
(①のつづき) コロナの感染拡大が急加速し、学校も閉鎖になってオンライン授業が始まったばかりの頃。事前に体調を確認しあい、夕食会は予定通り行うことになった。 そ…
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出禁止になってから2カ月が経とうとしている。散歩とランニング、買い物に行く以外はほぼ家に引きこもる日々。しかし思ったほ…
わずか数週間前までは、東の果てにある故郷のことばかり心配していた。全国の学校が一斉休校、イベントは次々と延期または中止。政府の対応、デマと買い占め、マスク不足、…
はいじ
2023年4月10日 07:09
アイルランドに来て約3カ月。到着以来働いていたホテルを辞め、新天地に移ろうと画策したが、なかなか家が見つからず。こういうときは慌ててもしょうがない。ということで、ちょっくら旅に出ることにした。ずっと住み込みで働いていたので、正直アイルランドに来た実感があまり持てていなかった。アイルランドってどんな国?と聞かれても、まだ自分でもよくわかってない感じ。せっかく興味があってきたのだから、もっとアイル
2022年8月7日 00:15
飛行機に乗り込み、さあ海を渡ろうかとなって初めて、あらゆる不安の種に気づくのはなぜなのか。万全の準備をしたつもりでいて、何もわかっていない自分に唖然とする。恐ろしいことに、そんなことを繰り返しているような気がしている。********************アイルランドのワーホリビザの申請許可が出たのが3月頭。スキー場での住み込みバイトが3月末に終わり、4月、実家に戻って本格的にビザ申請の
2022年6月30日 23:44
私は日頃から家計簿をつけている。どれだけお金を使い、どのくらい稼いで、いくらくらいの余裕があるのかを一目で把握できる状態は、日々に安心感を与えてくれる。出費を抑えられた月の数字はドケチ精神を満たし、ささやかな幸福感すら与えてくれる。帰国して半年以上経ってしまったが、スマホの家計簿アプリに残っているデータを元に、2年間のイギリス生活の収支をザっと計算してみた。在英中の収支まずは大まかな収
2022年1月2日 19:11
イギリスの飯はまずい。なんていうのはよく聞く話だが、多種多様な文化が入り乱れるこの時代に、いつまでもまずい飯を食べ続けている民族がいるわけがない。イギリスの食べ物と言えば、フィッシュ&チップス。以上。みたいなイメージがあるが、もちろん他にも郷土料理はある。シェパーズパイやコテージパイなどポテトと肉を使った料理や、オーブンで調理するロースト料理、スコーンや紅茶を嗜むアフタヌーンティーなど、お
2021年5月21日 20:20
前編のつづきCVとカバーレターを準備せよ無事NINoを取得できたので、次は履歴書に取り掛かる。履歴書は英語でCVと呼ばれているが、日本のように専用の記入用紙などはない。基本的にフォーマットは自由で、Wordなどで各々作る。内容はほぼ履歴書と同じで、住所や職歴、資格などを記入する。日本の履歴書との大きな違いは、写真を貼付しないこと。年齢や性別、人種も書かない。そういった情報で雇用差別を生まな
2021年5月20日 19:34
イギリスでどんな仕事をする?ワーキングホリデービザの魅力は、何と言っても「海外で働く資格を得られる」こと。特にイギリスの場合は、ビザさえゲットできれば最大2年間滞在できる。やる気と能力さえあれば、どんな職種でも挑戦できるだろう。かくいう私は、特別な資格もないし、それほどやる気も持ち合わせていなかった。そもそも仕事に疲れたので少し休憩したい、というのがワーホリのきっかけだ。それなのにイギリスに行
2021年5月10日 20:16
イングランド南西部にある都市ブリストルを起点に、ちょこちょこと訪れたイギリスの街や村について、私見と偏見まみれの記録です。◇◆◇◆◇イギリスは日本よりもチーズが安い。しかも種類がたくさんある。スーパーのチーズコーナーには様々な形状のチーズがズラリと並び、パッケージにはMATUREだのMAILDだのMIDIUMだのと書かれている。なぜか頭文字がだいたいM。あとなんか数字が書いてあったりもする
2021年4月9日 06:20
イングランド南西部にある都市ブリストルを起点に、ちょこちょこと訪れたイギリスの街や村について、私見と偏見まみれの記録です。◇◆◇◆◇細い路地に並ぶ古いレンガ造りの家。立派な教会。どこまでも広がる放牧地。まるで200年前にタイムスリップしたかのような古い村。日本のガイドブックではコッツウォルズの村として紹介されているが、正確にはここはコッツウォルズではない。コッツウォルズ地方のすぐそば、
2021年2月28日 22:00
イングランド南西部にある都市ブリストルを起点に、ちょこちょこと訪れたイギリスの街や村について、私見と偏見まみれの記録です。◇◆◇◆◇丘のむこうにブリストルを出発して小一時間。波打つように広がるイングランドの丘稜を飽きることなく眺めていると、遠くにそれが見えた。「あそこがグラストンベリーだよ」まだ少し距離があるが、はっきりとわかる。伏せたお椀型の丘に、なにか細長いものが突き刺さってい
2021年1月17日 21:58
イングランド南西部にある都市ブリストルを起点に、ちょこちょこと訪れたイギリスの街や村について、私見と偏見まみれの記録です。◇◆◇◆◇その色の名は肌色の街だ。小洒落たカフェもよくあるチェーン店も、目に入る建物はみんな同じ色をしている。近隣で掘削された特別な石が使われているそうだ。ガイドブックには「ハチミツ色の石」などと書かれていた。私は蜂蜜が好きではない。あの甘ったるい独特の風味が苦手だ
2020年12月2日 07:58
イギリスでは約4カ月間の規制緩和の後、再びロックダウンが始まった。そのわずかな夏の間、私は縁あってコッツウォルズにある宿でお手伝いをさせてもらっていた。初めてそこを訪れたのは、3月下旬から続いていたロックダウンが明けてすぐ、7月のことだった。とあるアニメで建物がモデルとして使われているB&Bがある、といって友人に連れて行ってもらった。(近くにある有名な村Castle Combe)そのB
2020年10月27日 02:36
「帰ってくる頃には英語ペラペラなってるんちゃう?」ワーホリで2年間イギリスに行く、と伝えた時に浴びるほど言われた言葉だ。あれから早くも1年が経つ。果たして私は英語が喋れるようになったのか。結論から書くと、「余裕で日常会話ができるレベル」にはなったと思う。言われた言葉を全部完璧に聞きとれてはいないが、何を言っているかは把握できる。「あ、いまのちゃんと伝わってないな」と思うこともあるが、言いた
2020年8月7日 06:06
高い木の上で震えている子猫に手を伸ばすように、慎重に、ゆっくりと進められていたロックダウンの緩和もやっと最終段階に入り、街は普通の状態に戻ってきた。しかし閉まったままのレストランやカフェも多く、全く元通りとはいかないようだ。イギリスではつい最近、公共交通機関や店内でのマスクの着用が義務化された。日本人にとっては信じられないことかもしれないが、感染が深刻な状況だった時も、マスクをしている人はほと
2020年5月27日 07:53
(①のつづき)コロナの感染拡大が急加速し、学校も閉鎖になってオンライン授業が始まったばかりの頃。事前に体調を確認しあい、夕食会は予定通り行うことになった。その日、私は早めに友人Aさん宅へ行き、ご夫婦を待っていた。少し緊張しながら出迎えると、朗らかで陽気なおじさんと、にこやかで優しそうな奥さんが現れた。友人Aさんとお二人はよく知った間柄のようで、とめどないお喋りが続く。もちろんネイティブの英
2020年5月18日 08:14
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出禁止になってから2カ月が経とうとしている。散歩とランニング、買い物に行く以外はほぼ家に引きこもる日々。しかし思ったほどの余裕もなく、時間が足りないと感じるほど毎日なんだか忙しい。私はいま、ワーホリでイギリスに来ているのだが、滞在場所にブリストルを選んだのには理由がある。それは、小学生の頃から大好きな作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(以下DWJ)が住
2020年3月29日 08:21
わずか数週間前までは、東の果てにある故郷のことばかり心配していた。全国の学校が一斉休校、イベントは次々と延期または中止。政府の対応、デマと買い占め、マスク不足、破産する旅館。日本のニュースを見ては暗い気持ちになるばかり。これじゃ家族に何かあっても、簡単には帰国できないぞ。なんて思いながら、一方で‟自分だけ難を逃れた”そんな気がしていた。ウイルスは着々と勢力を拡げ、気がつけばヨーロッパでも猛威を