記事一覧
スポーツ栄養学:高アスリートパフォーマンスのための栄養群
アスリートパフォーマンスを向上させるためのスポーツ栄養学について最新データをまとめてみたい。
伝聞やSNSの情報に惑わされず選手が自分自身で判断する基準や材料にしてほしい。
まずは、プレワークアウトサプリメント(カフェイン200mg、クレアチンモノハイドレート3.3g、β-アラニン3.2g、シトルリンマレート6g、分岐鎖アミノ酸(BCAA)5g/回)のジャンプ、スプリント、アジリティ、ランニング
ランナーの溶血性貧血
春の訪れとともにランナーの姿が増えた。
私は走るのが苦手なので、軽快に走る方の姿を見るさぞ気持ちいいだろうなぁと羨ましくなってしまう。
さて、今回のnoteはランナーの溶血性貧血についてまとめてみたい。
コーチやアスレチックトレーナー、治療家を目指す人は頭に入れておかなければならない症状の一つだろう。
ランナーにおける溶血性貧血は運動誘発性溶血とも呼ばれ、ランニングの際の反復的なフットストライ
口腔顔面痛マネジメントにおけるNatural Agents
当院のフェイスリリースコースが好評だ。
最も多いご依頼が歯列矯正や就寝中の歯ぎしりによる顎関節痛と顔面痛、次は運動時の食いしばり。
中にはよく寝れるようになるからという方もいる。
あまり認識されていないが、カイロプラクティックをベースとする徒手療法は顎関節症やそれに伴う顔面痛や頭痛に効果を発揮することが多い。
顎関節はもちろん頸椎から頭蓋骨、関連筋群や神経の細部までアプローチできる治療は少ない
臨床家のための腰痛マネジメント
カイロプラクターにとって永遠の課題である腰痛治療。
駆け出しのカイロプラクターは関節アジャスメント練習で仙腸関節のアジャスメントを行い、真っ先に習得するアジャスメントであることからなんとなく腰痛治療を得意分野と自分の脳に印象付けているカイロプラクターが多いことだろう。
しかし実際の臨床での腰痛症状は複雑多岐にわたり、その都度的確な判断と治療方法の選択が迫られる非常に難しい症状の一つである。
教科
女性アスリートのエネルギー欠乏
今回の記事は、パーソナルトレーナーやコーチを目指す人なら必ず頭に入れておかなければならない女性アスリートのエネルギー不足(RED-S)について書いてみたい。
以前までは一部のアスリートで観察されていたRED-Sが、近年のトレーニング・運動志向の高まりにより一般的になりつつある。
すでに知識と知っている人もいると思うが、RED-Sによる体調不良を経験する女性アスリートの割合が増えこそすれ減少しな
変形性膝関節症とサルコペニアマネジメントにおけるトレーニング効果
前回の記事に引き続き、今回のテーマも変形性膝関節症(KOA)について。当院では頻繁にご相談を受ける筋骨格系疾患の一つである。
軽度の段階での診断・治療法選択を誤ると慢性疼痛や身体障害、ひいてはうつ病発症リスクが高くなり、患者さんの身体的・経済的負担をさらに大きくしてしまう。
治療家やパーソナルトレーナーであれば知識の更新は欠かせないだろう。
前回の記事はKOAにおける栄養学的アプローチについて書
変形性膝関節症のリスク要因と栄養学的アプローチ
徒手療法の現場で臨床かが頻繁に相談を受け、頭を悩ませがちな変形性関節症(OA)。
OAは膝関節で最も多く観察(変形性膝関節症;KOA)され、関節軟骨の劣化、滑膜炎、軟骨下骨の変化が特徴。
QOLの低下と大きな社会経済的負担につながるため世界的な問題になっている。
KOAの危険因子には年齢、性別(女性)、肥満(BMI)、過酷な肉体労働、膝の外傷歴があげられるが、その病態生理や病因はまだ完全には解明