見出し画像

一寸の虫にも五分の魂

店の殺虫剤売り場を見る度にモヤモヤした
気持ちに包まれる。

素早く飛び回って中々捕まえられない虫に
侵入されてイライラする気持ちは分かるが、
だからと言って殺虫剤を使って、変な薬を
突然かけられた虫が苦しい思いして死ぬ所を
想像すると、どうしても辛くなるので
使えない。

私の場合は、無害なスプレーを虫に2吹き程
微弱にかけて一時的に飛べなくしてから、
虫が潰れない程度の弱さでティッシュで
包んで、外に持って行って飛び立つまで
待つ。

コレで大体上手くいくし、メンタル的にも
この方が楽なんだよ。

少し話は飛ぶが、冬以外の季節に外を歩く
時は路上を歩いている虫を1回ずつ避けて
歩くし、急いでいて外を走って来た後で
無意識に虫を踏まなかったか考えてしまうし
(気にし過ぎか?)、もっと関係無い事を
言えば部屋の中で虫の死骸を見つけたら
ゴミ箱ではなく外(自然)に還す位だし、
ココまでやっている立場の私には、人為的な
都合で勝手に殺すなんて論外なのだ。

人って他人を殺すのは躊躇うのに、なんで
虫は簡単に殺せるの?

単純に鬱陶しいから、存在価値が無いとでも
言いたいのか?

人に厄介がられる虫だって、好きで、わざと
そこに入って来た訳じゃない。

たまたま何も知らずにそこにいただけの虫を
人の勝手な理由で殺していいとは思えない。

一寸の虫にも五分の魂。

この星で共生している以上、命に優劣を
付ける基準なんて無い。

皆、平等に大切な命。

蜂とか今すぐ駆除しないと人が危ない状況に
なる虫に侵入された場合は仕方無いけど、
そういう危険性の無い虫にまで殺虫剤及び
それに準ずる物を使う事は、私は反対だ。

生きる事を優先するのは、人じゃなくても、
どの生物でも同じなんだ。

この記事が参加している募集

スキしてみて