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【風呂酒日和73-1】 さくら湯

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。


うーん。街並みがいい。
なんだか懐かしいような商店街だ。
クリーニング屋さんやカギ屋さん、漬物屋さんなどが並ぶ。
ところで漬物屋さんって、毎日たくさん漬物が売れるわけではないと思うんだけど、一体どうやって儲けているのだろう。
文房具屋さんとか布団屋さんとかは学校だったり旅館だったり大口の、店舗販売ではないお客さんがいるから安泰なのかなぁとなんとなく想像できるが漬物屋さんも同じような感じなんだろうか。
漬物屋さんの大口顧客は何屋さん?お弁当屋さんとか?


そんなことを考えながらてくてくと歩いていると、さくら湯に到着。
ちょうどランニング姿のおじいちゃんが出てきた。
小雨が降っているが寒くないのだろうか。お風呂上がりだからかな。
おじいちゃんは傘置き場からマイ傘を持って帰る。
傘はあるけど上着は(着)ないスタイル。

おじいちゃんを見送り靴を入れ、自動ドアを開けると目の前に小さな受付。
左手のちょっと奥まったところには長椅子とテーブル、テレビが置かれている休憩スペースがあった。
「タオルは小さなやつなら無料でお貸しできますよ」とのことだったので、ありがたくお借りして右側の女湯へ進む。

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