電車内の広告の「脱毛過多」について考える。


沿線にある観光スポット、最近オープンした施設、金融機関。
電車にあふれる様々な広告たち。

何気なくいつも見ている風景だが、私は思っていることがある。
なぜこんなにも「脱毛」の広告が多いのか、と。


色々目に入るには入るのだが、どうも私には都心の電車の広告には脱毛の広告の比重が多い気がしてならない。
そう思っているのは私だけだろうか。
いや、きっと私だけではないはずだ。

一体なぜなのだろう。時期的なものだろうか。
確かに何年か前までは、春先から夏頃にかけて目にすることも多かったように思うが、今やオールシーズン見かける気がしている。
脱毛業界がそれくらいたくさん広告を打てるほど儲かっているだけ、という話だろうか。


これは、単純に私が脱毛の広告によく目が行っている、いわゆる「興味がある人」なだけかと最初は思っていた。
だが、すごい時は様々な会社の別の広告で見渡す限り「脱毛」のときもある。まるで脱毛ラッピング車両だ。

そんなシュチュエーションでは、ある種ザイオンス効果のように脱毛が刷り込まれても仕方がないと思う。
サブリミナル効果とザイオンス効果の違いもあまりよくわかっていないような私がそんなことを語ってもそれこそ仕方がないのではあるが。

そんなことから、これ、脱毛業界が脱毛を流行らせようと一斉に「脱毛=モテる!毛、ダメ、ゼッタイ。」の意識付けを密かに行って今の流れになっているのだとしたら、なんだかすごいなぁなんて考えてしまったのだ。


転職、本や雑誌、分譲マンションの広告。
もちろん他にも広告は色々ある。
そしてそれらはなんとなく、そこにある理由がわかる気がしている。

すごく仕事に疲れて、なんでここで働いているんだろう...なんて電車に揺られながら思った時にふと目に入る転職サイトの広告。
手持ち無沙汰な電車内や、持っていた本を読み終えた時にふと目に入る新刊の本や雑誌の広告。
あー都会は息苦しいなと思った時に目に入る、ちょっと都心を離れたラグジュアリーなマンションの広告。
どれも、きっかけになるであろういいタイミングでのPRの仕方だと思う。
けれど、「毛」だけはよくわからない。

電車に乗っていて体毛を気にする時間はあるだろうか。
私はまだ体験したことがない。

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