見出し画像

遠いようで近かったかもしれない私とマルちゃん

先日、久しぶりに大学時代の友人と会った。

彼女とは学科やサークルが一緒だったものの、女の子がよく形成しがちな「一緒にいるグループ」がどのコミュニティでも別で、そのため2人で出かけたりそこまで話すことはなかったのだが、どちらもお酒が好きだったこともあって複数の飲み会なんかではよく顔を合わせていたと思う。

控えめな性格でみんなの前でわーっと話すようなタイプではないけれど、なかなか鋭い視点を持っていてたまにこぼす一言などが面白かった彼女。

私は彼女のことをそんな風に捉えていたが、学科とサークルが一緒の割に対して親しくないというような関係性だったからなのか、私たちは当時周りからは「仲が悪い」と思われていたようだった。
実際は、仲がいいとか悪いというほど接点がなかったというだけなのだが。


そんな彼女と大学を卒業してから会ったのは2回目だった。
一度目に会ったのは、確か大学を卒業してすぐくらいの頃。
就職したり地元に帰ったりして住む場所も何をしているかも様々になった頃に「久しぶりに同期で飲もう」という声が上がり、サークルの何人かで集まることになったのだ。

ここから先は

2,642字

サポート、嬉しいです。小躍りして喜びます^^ いただいたサポートで銭湯と周辺にある居酒屋さんに行って、素敵なお店を紹介する記事を書きます。♨🍺♨