「食欲人」デイヴィッド・ローベンハイマー (著), スティーヴン・J・シンプソン (著), 櫻井 祐子 (翻訳)を読みました。

　私たちの食欲について書かれているサイエンスノンフィクションです。私たちはなぜ肥満になってもなお食べ過ぎてしまうのか。そんな食欲の謎に対するひとつの答えが書かれていました。
　
　この本の著者らによると、食欲にも、なんと長寿にも「タンパク質の摂取量」が大事な鍵として関わるというのです。1日の中で気にすべきは、カロリーよりもどれだけのタンパク質を摂取したか。なぜそのようなことが言えるのか。ぜひ本書を手にとり、謎を解明する旅へとお出かけください。いくつかの研究例と共に話が展開してゆき、とても読みごたえがありました。

　この本を読めば、明日からの食事内容を考え直したいと思えるかもしれません。私は、タンパク質と食物繊維の摂取量を気をつけようと改めて思いました。