見出し画像

最新の老化予防「オートファジー」の秘密 老化と病気は細胞機能低下

すべての生き物は「細胞」でできています。
人間はおよそ37兆個の細胞で構成されています。
その細胞の1つ1つには人間1人を作るのに必要な遺伝情報がすべて入ってます。全てです!
 
想像すると宇宙のようだと感じます。
 
今日も明日も健康であるということを「ホメオスタシス」と言いますが、元気になるのも病気になるのも「細胞」がどういう状態であるかということが鍵になるんです。
 
ご存知かもしれませんが、「はたらく細胞」(講談社)という漫画でも紹介されていましたが、「細胞」にはそれぞれ役割があって、情報を伝達しながら協力しあって人1人を形作っているんです。
 

1つ1つの細胞の中に社会が?


細胞の中には人間の社会と同じような流通網や、発電所、病院や警察署、さまざまな仕組みが存在します。37兆個の細胞1つ1つにですよ!すごい緻密な仕組みですよね。
昔、化学の授業の教科書で見たあの「細胞」のイラストを思い出して・・・当時はそんなこと想像もできませんでした。
 
その社会の中で、人間にあたるのはなんだと思いますか?
タンパク質です。私もムキムキを目指してはいませんが、筋トレ女子なので、タンパク質と言えばのプロテインは欠かせません。ちょっと話がずれましたが、週万種類ものタンパク質が、細胞の中で自分の職業を持って忙しく働いるんですよね。その交通網の一部でもある「オートファジー」の研究に注目が集まってきているんです。
 

オートファジーについて少し説明させていただきます


細胞の中のものを「分解」して「回収」して「リサイクル」する仕組みです。細胞内の老廃物や有害物質、新陳代謝を促しています。酵母から人まで生物が持っている機能なんですね。
「オートファジー」は常に起こっていて、細胞の中のものを毎日数%づつ入れ替えています。
体重60kgの成人男性の場合、1日に約240gのタンパク質が再合成されているんです。2016年には日本人の研究者大隅栄誉教授がノーベル生理学・医学賞を受賞し、世界的に注目されている発見です。
細胞の中には細胞の社会をよくする為の人間の社会のような仕組みがいくつもあって、「オートファジー」は、その中でも老化や病気を防ぐ機能としても重要な仕組みであることがここ15年くらいの研究でわかってきました。
 
オートファジーの機能が低下してわかった研究事例から、肝臓の細胞でこの仕組みが機能しなければ肝臓の病気に、脳の神経細胞であればアルツハイマー病になり、さまざまな病気になることがわかってきています。
 
今日は出張で福岡にきています。
博多でいただいたお魚と焼酎とワインとカクテルと・・・最高でした♪お酒の分量が明らかに多いのが気になります。


この頃は、旅行者も増えてどこも活気が出てきましたね。皆様の細胞の中も活気で満ち溢れますように^^それではまた!
 
続く・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?