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ここがクソだよ会社員(出世のヒントもございます)

数か月前に 10年以上勤めた上場企業を退職したのですが、今はとても晴れ晴れした気持ちです! 会社員生活を 25年ほどを過ごして振り返ると、黒歴史そのものだったなー、としみじみ思います。なぜなら毎日、理不尽と闘っていたようなものだったからです。顧客や同僚からの理不尽から解放された今、ホントに良かった~♪

先日、X(旧 Twitter)を眺めていたところ、インボイスの件で会社員アカウントが個人事業主をバカにする発言をけっこう見たのですが、その姿がかつての同僚たちのようでした。会社員は、やっぱりもうダメだ。こういうところからして、もう人間味を感じない。

ここでは会社員の理不尽さをドカドカと吐き出させてもらいます! 私は自分が勤めた企業数社を含めて、上場企業を中心とした約 50社と取引をしていました。外注先の協力会社を含めれば、それこそ 200社以上は超えてくるでしょうか。その中で見てきて体験した、山ほどある理不尽の中から厳選した会社員に見られるダメ1~7をぶちまけますw

現役会社員の方は、思い当たるダメがあったら私を後悔させるくらい、良い会社に変えるべく働き方を変えてください。これから会社員生活を迎える新卒社員の方は、夢や希望を少し脇に置いて、これから確実に直面する問題に覚悟を決めてください。

覚悟していれば、いきなり折れたりはしないでしょうし。


ダメ1 とりあえず協力しないし、助けない

これは、主に社内業務で起こるのですが、社内書類を作成して提出せねばならない時など、意味不明なマニュアルを説明無く押し付けられ、サッサと出せ! とか普通に言われます。社内書類にミスがあろうものなら罵倒されることもあります。「なぜこんな簡単なミスをするんだ。お前は本当に大学を卒業したのかー!」私が 40歳前後で言われたセリフです。

業務でトラブルがあって、他部署とも連携しなくてはならない時、親切そうな上司でも結局は他部署調整を含めたミス対応を押し付けてくるし、その他部署とは普通に喧嘩や擦り付け合いになります。ここに助け合いなどという甘い言葉はありません。上手く他部署の人間を言いくるめないと、その後、大きな負担を負うことになります。

時には、役員を使って部長宛てに社内クレームを付けたりしてきます。社内は敵だらけです。油断してると後ろだけでなく、前後左右からめった刺しにされますよ。

この対策としては、とりあえず直属の先輩や同僚などに常々、報告を怠らないことです。連帯感でもって身を守りましょう。冷静になってみれば、こんな事を考えなくてはならない時点で、かなり会社員はクソですねw

ダメ2 ミスをしたらリーダー職に謝らせる

社内の誰かがミスをした際、当然、部長や課長などの上司が顧客に謝ってくれるだろうと思ったら大間違いです。この時、謝るのは部長課長の下にいるリーダー職の社員です(私は長年、この立場でした)。

以前、弊社都合で顧客に体制変更のお願いをせねばならない時、部長が「俺に任せとけ!」と息巻いていたのに、顧客の好みをわきまえない下手くそなお願いをして、その尻拭いをさせられた事すらありました。お願い一つ、まともにできない上司って一体…

社内で新卒や後輩社員が揉めれば、リーダー職が上司から「何をしていたんだ」と責められます。最近はコンプラ環境の整備で、平社員から役員まで連絡しやすい連絡網が整備されていますが、若手社員がこれを使って、いきなり役員に「リーダーが何もしてくれない」等のクレームを入れたりします。

こんな酷い状況なのに昇進したいと考えるリーダー職は、間違いなくドM気質なので、彼らは自らのドM武勇伝を笑い話風に話してくる洗脳をあなたにこころみるかもしれません。自分の気持ちを信じて、ドM野郎たちに負けないでください!

ダメ3 やりたくない仕事を振れる誰かを探してる

企業に入れば、自分に「やりたくない仕事」が回ってくることがあります。例えば、営業職なのに特殊な理由により一部の経理仕事とか、そんな専門外の仕事です。雑用などと呼ばれることも多いです。

以前であれば若手が嫌々ながら、これも経験だと半ば諦めの気持ちで対応していたのですが、最近は若手が「私が嫌がる雑用を押し付けるのは、パワハラですよね?」などとひろゆき口調で言ってくるので、部長や課長を含めて検討した結果、仕事ができるリーダー職が対応することになったりします(会社に雑用なんてないんですけどね~)。

この場合、この若手には経験が身に付きませんし、そのうち何事に対しても、ひろゆき口調を多用するようになっていきます。

若手以外でも似たような事が起きます。産休育休から復帰する女性社員は、何かと理由を付けて自分の仕事を「やりたくない仕事」にしてしまい、責任を避ける対応をしがちです。

育児や家事が大変なのは分かりますが、それらと両立できると判断して復職しているはずです。育休復職者が社内規定により残業できないのは、誰もが分かっている常識なので業務時間内に終わらない業務量なら、そのまま帰宅してOKです。こなせない業務量を振った上司の責任なんですから。

でも結局は、上手い説得や社内調整は難易度が高いので、最終的にやっぱりリーダー職に降ってくるのもよくあることです。これもまた理不尽…

ダメ4 スパイ活動する奴がいる

最近は、コンプライアンス/ダイバーシティ/ジェンダーレス/SDGs など、様々な視点で組織改革を求められ、実際に組織改編が起こります。この時によくあるのが、現場をおざなりにして組織改編が行われる場合です。

こういうきっかけで、トップの方針と現場が乖離かいりした際、現場側は簡単には従えません。以前のままの価値観による抵抗だけでなく、顧客から変えないで欲しいという要望があったり、新組織に合わせた業務設備や役割分担をリソース不足で整えられないからです。

この状況が長期間、膠着こうちゃくすると事態収拾を焦るあまり、トップ側の息のかかったスパイ社員が現場に送り込まれたりします。優しそうな人柄で現場の人間を油断させ、現場側の内部情報を詳細につかみ、それをトップ側に伝えて、抵抗する主犯格の社員がいれば、辞令でその部署から外したりします。

季節外れの異動や、その部署の中心人物に突然の辞令があったら、まずはコイツを疑ってみてください。

ダメ5 実力無い社員が昇進する仕組み

「なんであんなに仕事できない人が、今度の新課長(または部長)なの?」という噂話に出くわすことがあります。この答えは単純明快です。その会社では、実力で昇進を決めていないです。

そういう会社の場合、上層部は何を基準に昇進を決めているかというと、何事にも逆らわない、どんな無茶でも上の言うことを聞く。そんな社員が、新部長や新課長になります。さらに社歴が長かったり顔が広かったり、人当たりが良くて評判良いとかであると上層部は決断しやすいです。実力はその次か、無くてもいいくらいですね。

逆に、仕事の実力やリーダーシップがあるのに昇進しない人に共通するのは、上層部や他部署、顧客などにも平然と反論するタイプです。実力があると、上司は意のままに扱えず、偉い人にも忖度しないので、顧客を懐柔したり癒着を目指すこともできません。つまり、その組織では仕事ができる人は邪魔者の一種なんです。

昇進は実力で選ばれるべき、なんていうのは所詮、素人くさい甘ちゃんの幻想なのかもしれません。上司としては、目を離していても偉い人とは波風を起こさない、命令すれば素直にすぐ言うことを聞く人間で、周りを固めた方が安心して過ごせます。

実力あるのに昇進できない先輩を見かける会社だったら、決して上司には逆らわないようにしてください。そうすれば意外と早く出世できるでしょうし、魂が染まっていなければ出世した後、より良い社風を作り上げることも可能だと思います。

ダメ6 部長や課長が直接、社員育成しないとパワハラが起こる

社員育成の方針だけを落としてきて、実際の社員育成の場に出てこない部長や課長がいる会社は要注意です。この場合に起こるのは、実際に教育するリーダー職を中心としたパワハラや社内トラブルです。

育成方針を落とすということは興味や関心は高いのでしょうが、それを自ら実践しないので、平社員がどんな仕事をしているのか、どんな理想や考え方をしているのか。部長や課長は知り得ません。

リーダー職は、その育成方針を業務可能かつ各社員に合うように、都合良く解釈して実践するので、部長や課長の理想像と一致しない部分が出てきます。

その一致しない部分に対して、部長や課長がリーダー職に是正するよう指摘するでしょうが、そうなると事は簡単に収まりません。リーダー職は良かれと思って調整しているし、平社員は彼らに振り回されるので、部下のモチベーションを下げる原因になります。理想の社員育成を強制すれば、それはもうパワハラです。

直接、社員育成する気が無いなら、黙っていた方がまだマシです。

ダメ7 人道的に語りつつ、非人道的な指示をする

会社員の最もダメな理不尽さが、この点です。綺麗な建前を次々と並べていって、最後の最後に出てくるのが、その綺麗な建前とは真逆の意味を含む命令を下してしまうことです。

例えば、下請法を守るようにと長話しをした翌日に、インボイスがめんどいから今後は個人事業主に発注するなと命じたり、男女差別は許してはならないと話し始めたと思ったら、女性が希望するこの仕事は体力的にも優しいので女性に優先して担当してもらおう、などと言う場合です。…んっ、男女差別ってなんでしたっけ?

綺麗な建前を積み重ねていくと、正論に酔って気持ち良くなってしまうのかな、などと思っていました。これは上層部だけでなく、平社員でも発生します。綺麗な建前を積み重ねていけば、説得力が増すと思い込んでいるのでしょう。詐欺師が使うダマシの手口にも似てると思います。

これは、説明と納得の手間がかかる段階を抜きにして、お手軽に自分の言う事をきかせたい時にもよく起こります。こんな手法に慣らされてしまうと、あなたもいつか無自覚に、理想論で誰かを騙すようになりますよ。

どうしたら会社員のクソさを改善できるのか?

私は常々、このような理不尽に出会う度に、どうしたら状況を改善できるのだろうか?と考えていたのですが、ついに改善できませんでした。私の実力や立場では難しいことばかりだったのです。ここまで読んでくれた会社員のみなさんに、あとは託したいと思います。

改善1 部長、課長、リーダー職の役割分担を明確にする

理不尽が散見される組織では、これらの役割分担が不明確です。平社員から見て、誰に何を相談してよいのかが不明確なので、問題の最初からつまづきやすいです。

いくら裁量があるとはいえ、部長や課長が好き勝手にやりたいことをやって、そこからこぼれた仕事をリーダー職に振っているようでは、組織的な計画性や安定感など出せるわけがありません。

また部長と課長の役割が決まっていると、それをこなせるかどうかで彼らの適性の確認ができます。実力の無い人が就任しにくくなるので、社内的な公平感も高まります。

改善2 リーダー職に頼り過ぎない

課長配下にいるリーダー職は、頼りがいのある存在です。業務経験はあるし、人格的にも温和で協調しやすい人が多いと思います。

ですが、この役割を曖昧にすると、何か起こればいつもリーダー職が動くことになり、上手く対処できる事ばかりではないので、リーダー職が傷つく機会も多くなります。傷が多くなれば昇進等に消極的になり、上層部も昇進の決断が難しくなります。

実力は十分にあるので、リーダー職の気持ち次第で転職や独立をしていくことでしょう。こうなるとリーダー職への投資コストが無駄になるし、リーダーの代理を急造したりと、組織の計画的な成長は難しくなります。

改善3 サイコパス、ソシオパスな社員は速やかに排除する

罪悪感が無く自己中で主張がコロコロ変わる、こんな危険な社員は、相手にするだけ時間と労力が無駄になります。やり取りする中で、巻き込まれた社員間の信頼感まで壊されたり、悪い噂が流れて会社に対する期待感も棄損されます。会社や組織にとって彼らは非常に危険な存在です。

「ちゃんと説明すれば分かってくれる」などと、彼らに期待してはいけません。彼らは人間的ではありません。

医師や弁護士に頼ったり、社則などを整備して、彼らを正当に排除する仕組みを作りましょう。

改善4 週末はサイクリングとかしろ!

退職前の私は、いろんな理不尽に疲れ切っていたので運動しろとアドバイスされても、まったく気力が出なかったのですが、ある程度の負荷がある運動をするのは、メンタルの健康維持にとても効果的だと思います。

体に負荷をかけると脳がそっちを意識するようになって、精神的に疲れる仕事について半ば強制的に考えなくなります。こうして週末に上手く頭を切り替えるきっかけを作ることにより、月曜日からまた元気に理不尽と闘えます!

私のオススメはサイクリングです。ジョギングとかだと疲れたら歩いてしまってイマイチです。自転車だと緩くても坂があれば適度な負荷を得られるし、移動範囲が広がるのもストレス解消に良いと思います。

もちろん他のトレーニングジムやプール、草野球、フットサルとかも良いと思いますが、ジムやプールは風景が変わらないし、草野球とかはチームメイトに気を遣う必要があるので、好みに合わせて試してください。


ダメ7まで挙げてみましたが、心当たりはあったでしょうか?
たぶん何かしら、あったと思いますw

それを踏まえて、どう会社員生活と向き合っていくのか、肝を据えて考えてください。改善案はご参考程度に。役に立ったらとても嬉しいです。

今の会社員に対して言えるのは、「自分たちは何をして稼ぐのか」「社員同士がどう協力して、より良い労働環境を整えていくのか」この大事な2点が欠落していると思います。

だから、やりたくない仕事や自分の都合を押し付け合って、こんなクソみたいなダメがあふれているのでしょう。

私が会社から脱落してしまったのは、そんな理不尽の渦にもう疲れたなどと言い訳をして、長めの社歴に胡坐あぐらをかいて社内コミュニケーションをおろそかにした結果、孤立してしまったからだと思います。

みなさんは、私の二の舞を踏まないよう、会社の理不尽さを真摯に受け止めて状況を変えていき、より良い会社員生活を送ってもらいたいです。陰ながら応援しています👍

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