緑の国アイルランド。

この映画は、そんなアイルランドのさびれた漁村から始まります。

この時代、人々は荒々しいアイルランドの大地から、遙かなる大地アメリカを目指します。そこに一抹の夢を託して。

この辺りは、以下にて、以前書いています。

アメリカに舞台を移し、開拓史時代のアメリカで土地を競い合いながら物語は進みます。

アメリの大地で、夢をつかむことができるのか？

というストーリー。

夢を追うストーリーは見ていて清々しい気持ちになりますね。トム・クルーズと二コール・キッドマン夫婦（元）の共演作。二人ともいい味だしてますね。

最後に旗を立てるシーンなんて、感動して言葉が出なかったくらい。
（中学生の時に初めてみました。そのときの年齢でも、すごく感動できた覚えがあります！）

ただ、忘れてはならないのは、この映画はそこには触れていませんが、このアメリカンドリームを目指す「ランドラッシュ」と呼ばれるムーブメントの裏には、住居を追われたネイティブアメリカンの存在があったという点です。

その点については「ラスト・オブ・モヒカン」や「ダンス・ウィズ・ウルブス」などが描いています。

それはさておき、冒頭のアイルランドの風景が心に残ります。
この映画で写しだされるアイルランドはとても美しい。

アメリカに夢を託したけれど、アイルランドの美しさも確かにある。そんなことを語りかけてくるようでした。

妖精の国、エメラルドの国・・
ケルト音楽の調べに、心を奪われ、魂は虚空を漂う・・