もう二度と散らからない片付け法
今日ご紹介するのはこんまり(近藤麻理恵)さんの『人生がときめく片づけの魔法』です。
この本は2011年に出ているベストセラーなのですが、「片付け法=主婦が読むもの」という固定観念があったので読もうと思ったこともありません。
Netflixの『KONMARI』を観始めてこんまりさんのファンになったのがきっかけで著書も読んでみよう、と思った口です。
完成されたこんまり流片づけ術
著書が累計1000万部のベストセラー、大学在学中から片付けコンサルを生業にしているということで文句のつけようのない片づけのエキスパートであり、その片付けテクニック、理論、理念は完成されています。
8年前に出た著書とは言え、Netflixの動画で観た片付け術との違いはありません。
一応知らない方のために説明すると、やることと言ったらすごくシンプルで、
モノをジャンル別(衣類・本・書類・小物・思い出品・写真)に捨てる。
残ったモノの定位置を決める。
この2ステップです。
これだけの内容で本が一冊書けるの?と思ってしまいますが、そこは奥の深い片付け道ですから、この方法にたどり着くまでのエピソードや、これまでコンサルしてきたお客さんの事例などを通して、シンプルな手順に込められた意味を知ることが出来ます。
キーワードは「ときめき」と「立てる」
この本を読んだ今、「片付け」は生活している限り避けて通れない問題なので、全人類が学ぶべき技術だと思います。
正直私も片付けが得意な方ではないので、「読んでおいて良かった!」と感じています。
特に印象に残ったキーワードが「ときめきを感じたものを残す」というのと、「立てて収納する」ということです。
立てて収納ってのは考えてみれば当たり前で、積んでしまうと下のモノが取りにくくなってしまいます。家にあるモノたちは使ったり見たりするためにあるので、上にモノが載っている状態はいろんな意味で問題ありです。
「積ん読」もこの状態から生まれた言葉ですね。
以前のノートにも書きましたが、積ん読している本は処分した方が良いというのはこんまりさんと同意見です。
もうひとつ、ときめきを感じたものを残すというのがこんまりメソッドのキモとなる部分であり、こんまりメソッドを敬遠する人が引っかかりやすいポイントでもあると思います。
このワードによって一気にスピリチュアル寄りに感じられるからです。
でも、きちんと読んで理解すればこれも納得で、目に触れるモノは自分の好きなものばかりの方が生活が楽しいのは当たり前です。
片付けは人生の棚卸し
もう一つ大事な概念が、「片付けは人生の棚卸し」ということ。
片付けをするとスッキリする、というのは誰もが感じたことがあると思いますが、こんまりメソッドではそれを実践する過程で「今の自分にとって大切なことはなにか」という問いと向かい合うことになるので、終えた時にはライフスタイルがまるで変わってしまうと言います。
私もこの本を読んで衣類と本は整理したので、引き続き頑張ろうと思います!
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