見出し画像

「ひよりのごはん」にこめた想い。


ひよりです。
今日は、タイトル通り、「ひよりのごはん」にこめた想いを綴っていけたらいいな~と思っています。

【ひよりのごはんってナニ?】

「ひよりのごはん」は、私が昨年の8月にはじめた月に1回のごはんやさん。
将来自分のお店を持ちたいという夢に向かって、月に1回のごはんやさんをやっています。

「将来ごはんやさんをやりたいんです。」
というと多くの方から
“ひより=ごはんをつくりたい人”
というイメージを持たれることが多いのですが、本当は、
“ひより=場をつくりたい人”です。

私は、場づくりがしたい。
じゃあなんで、“ごはんやさん”か。

それは、誰でも入りやすいから、だったりします。
もちろん私が、食べるのが好きだからっていうのもあるんですが(笑)
ごはんの時間って、誰でも共通してあるもの、です。
だからこそ、ごはんが入り口だと、誰でも入りやすいんじゃないかなあと思うのです。


私は長らく、心理カウンセラーの方にお話を聞いてもらっていたり、相談室に通っていたり、というような経験がありました。
そのときに感じていた感覚として、「ハードルが高い」というのがありました。

通うところを見られたら、知られたらどうしよう、どう思われるだろう、お金もかかる、親に負担もかける。私くらいの心の疲労だったらまだ我慢しなきゃ。

そんなこんなで、心が疲れたまま、自分で抱え込んでしまう人って、実は結構多いのではないのかなあと思います。

「休憩するところ」が欲しかったのです。
家でも、学校でも、会社でもない、どこか別の場所。

毎日を一生懸命に走って生きている人の、休憩所。
ちょっとだけ立ち止まって、座って、ほっと一息つけるような。
そして、また明日もがんばろうって、走ろうって思える。
がんばる人の「+1」をつくりたい。

そんな思いではじめたのが、「ひよりのごはん」です。


【ひよりのごはんで大切にしているモノ】


そんなひよりのごはんでは大切にしていることがあります。
きちんと言葉にできているものとそうではないものがありますが、何となく書いてみます。

〇みんながいてはじめてできる場
ごはんに来ていただいた方はきっと思われたことと思いますが、ごはん出すまでにすごく時間がかかります。(笑)
私はとにかくマイペースで、要領があんまりよくない上に、全部1人でやっているためです。
毎度お待たせしてしまってすみません。。。(笑)


でもでも。そこがひよりのごはん、だなあと思っています。
いつも、特に常連の方は、たとえばガスコンロがつかないと、つけるのを手伝ってくれたり、材料が足りなくなると代わりに買いに出てくれたり、バタバタしていると注文を聞いてくれたり。
本当に本当に、みなさんにとっても助けられています。
みんながいて、はじめてできあがる空間です。


〇肩書きのないフラットな場
ひよりのごはんではなるべく、「お客さんと私」ではなく「人と人」の感覚を大切にしています。
年齢が上だからとか、立場が上だからとか、そういう見える肩書きで人を判断するの、すごく嫌なんです。
みんなはフラット。
尊敬できるところは尊敬するし、できないとこはできない。弱いところは理解して補い合う。
完璧な人間はいないし、必ず弱いところも持っているから、どっちが上とか、偉いとか、ないなあと思います。一人のひととして接する関係であるべきだと思います。
「そのまんまの私、あなた」を受け止めてあげられる場が自分もすごく欲しかった。                              それを空間で表現していけるような場にしたいし、私自身がそうでありたいなとも思います。


〇一つの選択肢になる場
家と学校や職場の往復って、ときどき息詰まることがあります。
家がぬくもりのある場所なのかといえば、私は必ずしもそうと言い切れないと思います。
家は、言ってしまえば、ハコ、なんですよね。
中身があってもなくても存在できてしまうもの。
だからこそ、家でも学校でも職場でもない、もうひとつの立ち寄る場所を持つことが大切なのではないかなと思うのです。

ひとつ、私がいつも思うことがあります。
私はいつも電車に乗ってバイトに行くのですが、たびたび「人身事故」で電車が止まることがあります。東京では、どこかの路線が止まればTwitterのハッシュタグでトレンド入りしたりもします。
そのとき私はいつも、窓越しの知らないだれかの家を見ながら、
ああ、あの家に住んでいる人がもしかしたら毎日の生活に疲れて、命を絶とうとしているのかもしれないな。
こっちの家に住んでいる人は社会が何色に見えて、どんなことを感じて生きているんだろう。
私の知らないところで、知らない人が、ひとりまた命を絶つ。
そんなことを考えては、ただ自分の無力さを感じます。
社会を変える、制度を変える、なんて大きなことは私にはできないかもしれないけど、できることなら目の前の人たちには笑っていてほしいから、私は常に人と向き合って、寄り添っていられる人でありたい。

孤独を感じているときって、心が弱っているときって、身近にいる人までも敵みたいに見えてしまいます。
手を差し伸べてくれる人はたくさんいるのに、その手を取るのも怖いし、素直に受け取れないし、そのエネルギーさえもなかったりする。
だからこそ人は、選択肢を多く持っておく方がいいんじゃないかなって、思います。
この人になら、この場所でなら。
そう思うことのできる場の選択肢のひとつに、ひよりのごはんがあったらいいな。
そんな風に思うし、ゆくゆくはそんな場所になっていけばいいなと思いながらつくっています。

【さいごに】


カウンター席に座っていただくと特にわかってもらえるかもしれませんが、ひよりのごはんは「会話>ごはん」です。
カウンターがおすすめですよ~(笑)

少し長くなってしまいましたが、
ここに書いたことが、「ひよりのごはん」に対する思いや私の価値観です。

いろんな人と関わり合いながら、ひよりのごはんも私も、成長していけたらと思っています。
今やっているひよりのごはんは、将来のお店に向けた階段の途中。
ゆっくりとマイペースに、自分の階段を上っていきます。
どうか、あたたかい目で見守っていてくれたらうれしいなと思います。

そして次回のひよりのごはんvol.9 は、3/15(月)にきまりました!

緊急事態宣言がどんな感じになるのかわからないので、時間はまだ確定ではありませんが、時間やメニュー等が決まり次第、InstagramやTwitterなどでお知らせをしていきますので、ぜひチェックしていただければなあと思います。

今後とも、ひよりのごはんをよろしくお願いいたします^^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?