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初めてのパラダイムシフト?!「ママが先に行っちゃう」は、子どもにとって生命の危機。

先日、幼稚園のお迎えで遭遇した出来事。

1人のお母さんが女の子を迎えに来ていて、2人で一緒に門から出て行って、自転車に乗って帰ろうとしていました。

その後、その2人が会話をしたかと思うと、女の子が1人で泣きべそをかきながら、こちらに戻って来るではありませんか。
どど、どうしたのだろう??とハラハラと見ていると、状況はおそらくこう。
女の子が上履きを持ち帰るのを忘れたようで、女の子一人で保育室まで取りに戻り、その間にお母さんは自転車を駐輪場から道路へ出して、すぐに出発できるように準備をしているようでした。

私は門の近くにいて、女の子はその前を通っていったのですが、そのあいだ何度も、

「いかないでーー、いかないでぇぇーー」

と言って泣きながら忘れ物を取ってきて、よろよろとしながら駆け足でお母さんの方に戻っていきました。
お母さんは「いるよぉ!?」と言って応対しているところまで、見ていました。

この時、私には2つの考えが浮かびました。

1つめは、そのお母さんに対する、私の「見方」です。

最初は、自転車を駐輪場から出すくらいすぐできるのだから、女の子と一緒に戻ってきてあげればいいのに。少なくとも、自転車を動かさずに待っていれば、その女の子はお母さんが先に行ってしまうなんて思わずに、少しは安心して忘れ物を取りに行けたんじゃないかな。って思ってました。

でもその次に、「これは、私の価値観に囚われた見方かもしれない」と思いました。つまり「相手がどんな状況なのか」を考えられていない見方になってしまっている気がする。
じゃあ、お母さんはどういう状況だったんだろう?と考えてみました。
もしかしたらすごく急いでいたのかもしれない。ちょっと気力や体力に余裕がなくて、自分の思い通りに子供動いて欲しいという思いが強くなってしまったのかもしれない。
ある程度、余裕がある状態であれば、どんな人でも子供への関わり方はすごく豊かになるはず。
したがって、あのお母さんにはきっと様々な理由で余裕がなかったんだな、と思うことができました。

このお母さんに対する見方が私の中で変化できたなぁ、7つの習慣でいう「パラダイムシフト」が初めて出来たかも?!とちょっと嬉しかったです(7つの習慣、絶賛読書中です)。


2つめは、女の子のあまりにも悲壮な様子を見て、お母さんに置いていかれることは、本当に子供にとって恐ろしいこと、悲しいことなんだということです。

子供は、基本的に大人の思い通りに行動してくれません。そりゃそうです、それぞれ意思がある人間ですもん。
だから大人が帰ろうと思っても、子どもが帰ってくれない時、支度を進めてくれない時って、たくさんありますよね。
そんなとき、つい「じゃあママ先行っちゃうからね」と言ってしまいませんか。実は私は少し前まで言ってしまっていて、反省しています。

幼い子供たちにとっては、家庭、特に親が人生の全てといっても過言ではありません。肉体的にも精神的にも未熟な彼らは、その発達過程においては、親に頼らざるを得ないからです。
『親』は子供にとって、絶対的で不動の安全基地である必要があるのはそのためです。

そんな安全基地が、無くなってしまう。どこかに行ってしまう。それは彼らにとって恐らく生命の危機とさえ認識されるくらいの大事件なのだと、最近考えています。

だから最近は、幼稚園の帰りや友達と遊んだ後にお別れを惜しんで帰りを渋る時にも、絶対に「ママ先に行くからね」や、彼らにとって脅しになるような内容は、言わないようにしています。
どうしても帰ってくれない時は、せめて実力行使で抱きかかえて引っ張っていくようにして、子ども達に「あなたを置いてどこかには決して行かないよ」「ママはいつも居るよ」というメッセージを伝えていきたいと思っています。


さてえ全然関係ないけど、今日も図書館に行ってきて28冊の絵本を借りて来ましたよ〜 図書館通い、だんだん慣れてきました^^
早速子供たちも何冊も読んでくれていて、私だけでなく子供達も楽しみに思ってくれているみたいで、あー嬉しい、です(*^^*)

またいい絵本があったら、ちょこちょこ紹介しようと思いますー


では、今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!


hona


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