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水族館で聞こえてきた「先生、恥ずかしいよ!」について考える。

この間の平日、土曜参観の振替で学校がお休みだったので、小2の息子と2人でしながわ水族館に行きました。

かわいいな〜

一応、年中の娘にも声をかけましたが、振られました。
幼稚園に行きたいそうです。

そういえば去年も、息子と2人で科学館に行ったけどなんで娘はいなかったんだろう?と思ってたのですが、同じように土曜参観の振り替えの時でした。
記事にも残してました^^


平日だから空いてるだろう!と期待してたのですが、、残念ながら、小学校の団体様が2組入っていて、そこそこ混んでて、そこそこうるさかった(笑)

それでも、土日に行くよりは全然マシでしょうがね。

驚いたのが、行きの電車の中で、アソビューから電子チケットを購入
入館する時は QR コードを見せるだけ

さすが東京、何て便利なんだ!!!しながわ水族館って区立じゃなかったっけ?!

と思って調べたら、区立水族館だけど、運営は池袋サンシャインシティの運営会社でもある『株式会社サンシャインエンタープライズ』さんが運営受託しているとのこと。

なるほどー!!
横浜のこどもの国にもこういうの導入してほしいーーー。
あちらは前売り券もないし、なのに開園するまでチケットすら買えないし、子連れでも並ぶしかない。
年パスだと違うみたいですが、当日券はあまりにもひどいのです。
公園自体は好きだから余計に…。


そんな話はさておき、本題へ。


先生が生徒たちに「恥ずかしいよ!」と怒鳴った。


団体様がいらっしゃって少し騒がしかったけれども、息子はずっと楽しそうでした。

ぺんぎんと。
カメと息子と私


去年、えのすいに行った時、イルカショーがあまりにも混雑して断念していたので、今回こそ見るぞ〜!と。

「ショーって、(ふつうの展示と)なにがちがうのー?」

と、見るまでピンと来ていなかった息子でしたが、ショーが始まったらすっかり釘付けでした(*^^*)

イルカショーを見る息子。

さてさて、そのショーが始まる少し前、事は起きました。
と言っても私たちに直接何か起きたわけではありません。

例の団体の小学生たちと、その先生とのある関わりが、私の心にひっかかったのです。


イルカショーを見るための観覧席は、早めに行って座って場所を取るルールだったのだと思います。
小学生たちは、多分早い子は1時間前ぐらいから座って待っていました。

私たちはと言えば、どうせ7分間くらいだし立ち見でもいいだろうと思い、イルカショーが始まる10分前ぐらいに観覧スペースに行きました。
平日ですので、それでも立ち見の最前列が取れました。

ショーが始まるまで待っている間、小学生たちはガヤガヤと騒がしい。
そりゃそうですよね。当たり前。

すると突然、その小学生たちの先生らしき男性の、大きな声が聞こえました。

「いい加減にしなさい!
 やめなさい!」

何があったかは詳しくはわかりませんでしたが、おそらく先生と子供達の間で最初に決めたルールを、子供達が逸脱したのでしょう。

そしてこの男性の先生が続けてこう言いました。

先生、恥ずかしいよ!


『相手が思い通りに動かない結果、私が恥ずかしい』のかも。日本っぽい。


この先生の言葉を聞いて、すごく違和感を感じました。今も、鮮明に覚えています。

「恥ずかしい。」

先生は、どういう意図で、子ども達に向かってこの言葉を発したんだろう。

ふと思い当たることが。
それは自身の子育てにおいて。
私は子供たちに対して「恥ずかしいよ」という言葉を使わないように努めてきましたが、先日一度だけ言ってしまったのです。

娘がいつまでたっても指しゃぶりをやめられないことに対して、言ってしまったのでした。

その時の私の心理を考えると、

「いつまでも子供に指しゃぶりをさせている親」
というレッテルを貼られてしまうだろうから、私が恥ずかしい

ということだと分析しています。
このことについては、私自身、大変反省しています。

そして、これと同じ心理を先の先生に当てはめると、

「子供たちにルールを守らせることができない先生」
というレッテルを貼られてしまうから恥ずかしい

ということなりそうです。

もちろん先生の本心はわかりませんが、『相手が思い通りに動かない結果、自分が恥ずかしい』という感情は、すごく日本っぽいなと感じました。

同調圧力、周囲と違う言動が叩かれやすい文化が根強く、自分の意見を主張して主体的に動くことが牽制されやすい世の中だからこそ、周囲の目を気にしすぎて「恥ずかしい」と感じる。
それが、子どもとの関わりにも持ち込まれてしまっているんだと思いました。


もっと子どもたち自身が「考えて決めて行動する」機会を。


加えて、子どもの主体性・裁量を低く見積もっていることの表れにもなっていると思いました。

小学生にもなれば、自分で考えて自分で行動することを、少しずつ学んでいくお年頃。

せっかく水族館に来て、自分の目で耳で体全部で、生き物を自然を体感しているにも関わらず、先生から決して楽しくない言葉が飛んで来たら、学びの機会が与えられてるんだか、先生の言う事を聞く時間なんだか、よくわからない。

憶測の域を出ませんが、その小学生たちは、水族館への課外授業をすることや、水族館でどんな生き物を見るのか、時間配分や回るルートはどうするのか等、当日の行先やスケジュールにおける殆どもしくは全部を、大人に決められてしまっていたのかもしれません。

だから、もしかしたら、魚や生き物に全然興味がない子もいるかもしれない。
自分が見たい魚を、思う存分見ることができなかったのかもしれない。
たった7分間のイルカショーを見るために、ただ大人に言われるがまま、あの何の楽しみもないコンクリートの観覧席に、30分も1時間も座らされ続けたのかもしれない。

もしも子どもたちが「イルカショーを見たい!」とか、「水族館を楽しみたい!」って本気で心から思っていたら、大人よりは騒いでしまうかもしれないし最初は難しいかもしれないけれど、「自分たちが、みんなが楽しむために、どうしたらいいか」と考えて、行動できるようになると思うのです。

むしろ、そうして主体的に考え行動する機会を子どもに与えることも、「学び」の機会の提供なのではないのかな。


・・・とか色々言っといて「じゃあ、代わりにどうやるって言うんだよ!?」って詰められたら、私が完璧に解決できるわけではないので、言いっぱなしになってしまって、大変恐縮です。。。

ただ、先にも触れた通り、1日の課外授業の中にも、子ども達が『自分で考えて、自分で決めて、自分で行動する』ことをできる限り増やすだけで、大人に言われなくても子どもたちだけで気づき、行動する方へ促してあげられるのではないか、と思うのです。



半分いやそれ以上、憶測の域を出ないふんわりした話、しかも纏まりも無くて申し訳ありません。
また、現場の先生方が子供達のために必死で動いてくださっていて、しかも常に時間的、精神的に余裕が無い中であろうことは、重々承知しております。いつも感謝しております。
それでも今回感じた違和感について、残しておきたくなりましたことをご了承いただければと思います。


では、今日はこの辺で!

最後までお読みいただきありがとうございました!


hona


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