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著…水野仁輔『喝采! 家カレー』

  S&B、ハウス、グリコといった市販のルウを使って、おうちで美味しいカレーを作るための本。

 カレーが美味しそうなのは勿論、器やカトラリーも素敵です。

 また、著者から読み手に語りかけるような親しみのある文体も好き。

 この本を読んでいると、カレーを頬張る人たちの笑顔が自然と頭に浮かんできます。

 どんなお料理にも言えることですが、カレーって特にあったかくて幸福感に満ちたメニューですよね。

 お上品にというよりは豪快に食べたい!

 …白い服を着ていたら大変だけど。

 さて、この本には、懐かしい感じのする基本のカレー、お店みたいに凝ったカレー、おもてなし料理としてお客様にお出し出来るご馳走感のあるカレー、カレー味のおかずといったレシピが載っています。

 特別なスパイスや食材を使わなくても、作る時にちょこっと工夫するだけでより美味しくなるのが楽しいです。

 はちみつ、ヨーグルト、りんごのすりおろし、昆布だしなどなど、色んなものが使えるんですね。

 また、中でもわたしが興味を惹かれたのは『ルウ別ベストカレー』と題された章。

 ルウによって、おすすめのレシピが変わるそうです。

 わたしはよく『バーモントカレー』や『こくまろカレー』を使いますので、著者がおすすめしている通り、『バーモントカレー』ではかぼちゃを使ったカレーを、『こくまろカレー』ではほうれん草を使ったカレーを近いうちに作ってみようと思います。

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