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夏季休暇中に読んだ本について(2019/8)

世間ではお盆休み真っ只中だが、僕は早めの夏休みを8月上旬に取ってしまった(休んだことを何とか秘匿して再取得できないものだろうか)。妻と1歳半の息子と一緒に5泊6日で北海道旅行、車での移動時間も多かったのだが、旅の合間に読んだ本を挙げてみる。

読み切れていない本もあるため内容の言及はせず、選書理由の記載に留めておきたい。

山口絵理子
『Third Way(サードウェイ) 第3の道のつくり方』

実は本書はまだ発売前のもの(8/13に発売)。アカデミーヒルズさんが主催したマザーハウス代表取締役・山口絵理子さんの新著発売前イベントに行く機会を得て、できたてホヤホヤの本書を入手することができたというのが経緯だ。

今年2月に読んだ『FACTFULNESS』にも言及されていたが、男と女 / 先進国と途上国 / 都市と地方 / 組織と個人 / 理想と現実などあらゆる物事が二項対立で語られることが非常に多い。どちらかを選んだり、妥協案に落ち着かせるというのでなく、双方の良いところを取り上げて掛け算するThird Wayという思想(山口さんの経営哲学 兼 人生哲学)が紹介されている。

35歳を眼前に控え、僕自身も様々な葛藤に悩むことも多くなった。本書を読み何らかのきっかけを得たいと考えた(イベントレポートなどは追ってnoteにて紹介したい)。

マイケル・サンデル
『これからの「正義」の話をしよう』

「「物語り」のことを真剣に考える」

そう思ったここ数ヶ月の間で、今まで接してこなかったインプットに迫られていた。古くから伝承されてきた「古典」はその一つだ。その中で「哲学」という領域は常に言及され続けており、僕にとって避けては通れないテーマになりそうだ。「人間」という事象を立体的に捉えること。今後を明示 / 暗示しているようなヒントは過去(=歴史)に存在している。

8年前にベストセラーになった『これからの「正義」の話をしよう』は、哲学書としてはあまりにポピュラー過ぎる。もっと原典にあたるべきだという意見もあろうが、「哲学」「倫理」を網羅的に把握できる入門書という期待を込めて手に取ってみた。

合理主義を重んじるビジネスの文脈では判断し切れないきない様々な課題について、酷なことに、僕たちは判断を迫られてしまう。そのことをネガティヴでなく、少しでもポジティヴな方向に受け止めたいと僕は考えている。様々な示唆を得られればと思っている。

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ちなみに過去はこんなエントリもしています。併せてご笑覧いただけますと幸いです。


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