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わたしは日本人なんだという感覚


思い出した話。
そして、ふと思うことなのだけど、
私が彼のご家族に関わる前、
もっと言えば彼と関わったはじまりって
【日本】という国が安全だったり、
治安がいい、平和、というイメージを持たれているからなんだよなあと。

私がオランダに渡り、彼の親戚と初めてお会いした時も、
「日本から来ました」と言うと、「おお、日本か!神社とかお城🏯のところだね!」というような反応をされることが多かったです。

そして、戦争や、昔どこの国と争いがあったかなど、歴史的な話になることもあったりして。
その時、「わたしは日本の歴史を投影されているんだな」と感じたと同時に、「わたしは日本を知らないな」と思った。

わたしも他国のことを考えた時に、その国の歴史がその国のイメージとしてまず頭に浮かんできたり、観光地がイメージできたり、きっとどこの国の人も同じなんだなあと思ったりもしました。

わたしの彼は勉学がわたしよりも明らかに得意で(笑)、歴史にも興味がある人なので、日本の歴史をわたしよりも細かく理解しています。
どことどこの国が喧嘩をして〜とか、この時代に○○民族がいたね〜とか、今もあの国と仲が悪いのは○年にこういうことがあったからだね とか、本当によく知っていて、
へええ〜そうなの?と教えられてばかり…

日本の歴史について学び直さなければいけないかもと思った気付きでした🥹


それから、日本というと「おもてなしの文化」ですよね。
やはりこのイメージは強く、過去の投稿にも書きましたが、海外の頑張りすぎない接客にはこちらも気楽に思えるところがある。& 日本だったら怒られてるぞ?と思う。このふたつが共存しています。笑😆

働き者の日本。他人の気持ちを慮る日本。
だからこそ、自分の気持ちを優先することに遠慮をしたり抑え込んだりする傾向になりがち。…いや、ならざるを得ない環境です。

海外に行くと、こんなにゆったりと流れていく時間の過ごし方があったのか。と驚かされることが日本人には特に多い気がしています。

どうして海外に行くと、
自分の気持ちに素直になっていいんだ!とか
他人の目線を気にしなくていいんだ!とか
なんであんなに忙しくしていたのだろう?と思うのか。。🤔

海外と一言に言っても、どの国に行くかでもちろん体感は変わるかと思いますが、
まさにオランダの田舎のような自然豊かな街に身を置くと、「忙しい」という感覚を忘れます。
夜になっても空が明るいこともあってか、一日が長く、常に余裕で過ごしているような感覚。
(なのにあっという間に時間は過ぎている。)

海外でも労働がはじまればそうは行かない場合もあるかもしれないけど、
労働環境も人間関係も、日本と異なる部分ではいわゆる「社畜感」はないかもなーと想像しています。

日本では休日であっても、どこか急かされているような気がしたり、翌日に控える仕事のことで頭がいっぱいで、せっかくの休みも全く休まらない。そんなことが日常茶飯事。

思い返せば、私と彼が付き合い始めの頃。遠距離恋愛で日本にいる私とオランダにいる彼で週末にテレビ電話をしていた時にも、「なんでこんなに時間がゆったり流れてるんだろう?」「もうこんな時間なの?」と思うことがよくあって、ずっと不思議でした🌳

そして実際にオランダに渡り、
日々を過ごす中で、
うん、、これはゆったりするよな〜と感じたのです☁️
これ!っていう明確な理由はなく、そう感じた。


誰も干渉していない、全部自分の選択、自分の責任、自分がしたいことをしている、という尊重ベースの環境がとっても居心地がよかったです。

もともとゆったり過ごすことが好きで、忙しいハラハラ感が苦手な私には、あの街の時間の流れ方が合っていたのかもしれません。
人に干渉しないとか、店員さんがヘマをしても別に怒らないとか、細かいこと気にしない、
そんなところもわたしには合っていました😂


お店の話といえば…

とあるお店のご当地マグカップがほしくて買いに行った時に、AとBのデザインがあり、陳列されていたそれは全て箱に入っていて中身が見えなかったのですが、「これがAだ!」と買って帰宅後見たらBだった。という出来事がありました。

日本なら箱を開けて、
「こちらのデザインでお間違いないですか?」と確認してくれるでしょう(あとあと違うかったと言われるトラブルを避けるため)。

オランダのそのお店ではそういった確認はありません。
「Aのマグカップの見本の下に置かれてるから、この箱の中身はAだろう」と私が思い込んで、確認もせずに買ったからそうなった。

店員さん確認してくれなかったじゃん!
見本の下に置いてた箱なのになんで違うデザインなのよ!
とはなりません。

わたしが箱を開けて確認しなかったからそうなったのです。

誰も責めることはできません🥹
ある意味自分しか信じない。そういう世界でもあるわけですね。

だからか、他人に甘えない。自立心が構築されていく。その考え方が全てにおいて共通する。
そんな気がしています☕️

日本でも、店員さんだって間違えることはあるし、お客さんの自己責任ってことも多くあるし、やってもらって当たり前という感覚はやめましょうね。と、外の世界に行くと感じますね🥹

これが自分が日本人なんだと感じたこと。
時間の流れ方、お店での対応、干渉しない、選択もトラブルも自己責任の世界。


最後まで読んでいただきありがとうございます𓂃𓂁


p.s.あっという間に5月も1週間が経ちましたね!😮
今日のお写真は、先日母と行った名古屋旅行で訪れた「なばなの里」でのイルミネーションの一枚📸

あと二ヶ月後くらいに日本を離れる予定で、来月からはゆっくり移住の準備を始めます💪
マイホームの建築も彼のご両親が順調に進めてくれていて、ビデオ通話やチャットで新着を見たり聞いたりしているので、実物を見るのがほんとうにたのしみ!🏠


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