鈴木秀樹
記事一覧
EDIX2024②公開授業
EDIX2024について書く記事の第二弾。東京ビッグサイトに到着してすぐに行った公開授業について書きます。
「言葉の意味が分かること」
教科は国語。単元は「言葉の意味が分かること」(光村図書)という説明文です。著者は今井むつみ先生なのですが、光村図書の方が今井先生に「今度、生成AIを使って『言葉の意味が分かること』を学ぶ公開授業があるんですよ」とお話ししてくださったために、この授業を撮影したム
AIを授業で活用するための3つのステップ
GIGAGIGA 2024終了しましたので、登壇させていただいた際の内容を(有料イベントだったので)サラッと。
私のお題はサムネの通りで「AIを授業で活用するための3つのステップ」でした。今回、かなり固い話にふってしまったのですが、その3つというのがこれです。
順にふり返っていきましょう。
①教師としての基礎的な指導力の確立
AIの登場によって「いつ、どこで、誰が、誰から、何を、どうやって
EdTechZine vs こどもとIT
2月3日の公開授業が2本の記事に!
これはもう本当にありがたいことと言わざるを得ないのですが、2月3日(土)の公開授業をいくつかのメディアで記事にしていただきました。まあ、一応自分でも書いてはいますが…。
でも、これは何と言うか、速報的に書き散らしたような感じで、そんなにちゃんとしたレポートにはなっていないわけですよ。授業者が自分で書いているわけですし。
その点、EdTechZineとこども
Unlock Learning
「ICT×インクルーシブ教育」を掲げて様々な実践・研究に取り組み始めてから6年になります。学びに困難を抱えている子どももICTを活用して環境を整えれば学びやすさを手にすることができるのではないか。その試みは全体に波及して良い影響を与えるのではないか。そんな想いを実現するべく歩んできた道のりは、長い旅のようです。
近代の学校教育は、一律のカリキュラムがすべての子どもに等しく適用できるという考えに基
映画『夜明けのすべて』
僕は今、ストーリーを紹介することなしに「なぜ、その映画を見るべきか」を訴える文章を書くという困難なことに(生成AIにも頼らないで)取り組もうとしている。そんなことしなくたって誰も困らないのだけれど、でも、あの映画を見ることで心の向きが変わる人は必ずいるだろうから、僕も微力ながら宣伝に協力したい。
「夜明けのすべて」は地味な映画だ。激しいアクションがあるわけでも、燃え盛るラブシーンがあるわけでも、
生成AIのHidden Curriculum
今度珠美先生にお声がけいただいて、JDiCE第14回オンラインゼミに出させていただきました。テーマは「AIが問い直す教育」。我ながら大きく出たものです。その時のことで、引っかかっていたことがあるので書いてみたいと思います。
坂本先生の質問
私が20分くらい話した後で、JDiCEの先生方とのディスカッションという流れでしたが、よせばいいのに最初の20分でこんな写真まで出してイリイチのOpport
思考、教科の目的、生成AI
2月3日(土)にKOGANEI授業セミナーで公開授業を行いました。4年生の国語で「ウナギのなぞを追って」。どんな授業だったか書いておきます。
プロンプトは何だ?
「ウナギのなぞを追って」は、AIに描かせたタイトル画のような冒険活劇ではありません。ウナギがどこで卵を生むのかという謎を長年に渡って追い求めた研究者の苦労と喜びを織り交ぜながら研究の歩みを描いた説明文です。
まずは「要約」の復習。既