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マーケティング基礎講座

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商人魂(繁盛事例):4個120円のたこ焼きは、寂れた商店街に小さな明かりを灯していた。

商人魂(繁盛事例):4個120円のたこ焼きは、寂れた商店街に小さな明かりを灯していた。

いま、日本全国の商店街が寂れ、
シャッター通りと呼ばれるようになっています。

空き店舗だらけなので、活気もなく、明かりもないので、
暗く陰湿な空気が漂っています。

大型スーパーやショッピングセンターに
お客さまを奪われ、もう為す術がありません。

ごく一部の商店街は、
工夫とアイデアで生き残っていますが、
ほとんどの場合、立ち上がる体力さえ、
持ち合わせていません。

しかし、そんな暗い商店街

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【マーケ基礎】手に入りにくいから、欲しくなる。

【マーケ基礎】手に入りにくいから、欲しくなる。

北海道小樽の洋菓子舗「ルタオ」の
『ドゥーブルフロマージュ』。

クリームチーズとレアチーズを重ねた、
まろやかで、コクのあるチーズケーキで、
私がこれまで食べた中では、
一番美味しいと思っている逸品です。

北海道に行かなければ食べられない時代に、
「ぜひ、食べたい」と思ったものの、
その機会には恵まれませんでした。

百貨店の物産展に出店し始めた頃に、
願いが叶ったのですが、その美味しさにとて

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【マーケ基礎】喜びは従業員と共有すべし!

【マーケ基礎】喜びは従業員と共有すべし!

会社・お店が儲かるようになってきたら、その利益は、
そこで働く人たちと分かち合わなければいけません。

トップだけがニンマリしているような会社・お店では、
近い将来、確実に潰れてしまいます。

従業員の貢献度に応じて、
儲かった分を公正に配分することが、重要なのです。

伸びている会社では、
成果によって、ボーナスや報賞金を出したり、
海外への研修や旅行に行かせたりしています。

「頑張ってくれて

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【マーケ基礎】価値に見合った価格で売れ!

【マーケ基礎】価値に見合った価格で売れ!

「このパン美味しいけど、ちょっと高いわねぇ〜」。

「ちょっと高いけど、このパン美味しいわ」。

同じことを言っているようですが、
まったくニュアンスが違います。

お店にとっては、明と暗。

前者は、再来店する可能性が低く、
後者は、リピーター・常連さんになってくれる
可能性大なのです。

パンの美味しさは認めるが、
価格に納得していないのが、前者。

パンの美味しさを認めながら、
高い価格をも

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【マーケ基礎】ネットに情報が無ければ、存在しないお店!?

【マーケ基礎】ネットに情報が無ければ、存在しないお店!?

テレビ業界がいま、厳しい状況にあることは、
あなたもご存知だと思います。

不況で、企業が広告予算を削った結果、
そうなったのです。

しかし、大手企業にとって、広告は不可欠なものです。

他に、何か別の手立てを取っているのでしょうか。

これまでテレビや新聞・雑誌などに投入していた予算を、
インターネットに振り分けるようになったのです。

ネットをウマく活用すれば、
低予算で効率良く広告が打てる

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【マーケ基礎】“誰に”売るのかを明確にしろ!

【マーケ基礎】“誰に”売るのかを明確にしろ!

ビジネスにおいては基本中の基本である、
「ターゲットの明確化」を忘れている人が多くいます。

「幅広い年齢層の方に来て欲しい」などと、
笑顔で語るオーナーが、いまだにいたりします。

マーケティングを一切勉強したことが
無いのかもしれませんね。

幅広い層に受け入れられる商品・サービスなど、
ほとんどありません。
(時間差で購買層が移っていく
商品・サービスはありますが)。

ターゲット。
つまり

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【マーケ基礎】売り上げを作るのは、定番商品。

【マーケ基礎】売り上げを作るのは、定番商品。

次々に登場する新商品。

話題になれば、爆発的に売れますが、
急激に下降するのが、いまの特徴です。

ライフサイクルは極端に短く、
仕入れが難しくなっています。

お客さまが来ない、売れない、と悩んでいるお店は、
新商品(流行のモノ)が売れないから、
売り上げが落ちているのだと思い込み、
話題性のあるモノばかりを探してしまうのです。

一時的に売れると、
自分の予想が当たったことに確信を持ち、

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【マーケ基礎】本物のプロは、“基礎練習”を欠かさない。

【マーケ基礎】本物のプロは、“基礎練習”を欠かさない。

この厳しい時代に、独立・開業して、
商売を成功させることができる人は、
千人にひとり、万人にひとり。

なのに、次から次へと新規参入者は増えています。

余程自信のある人か、と思いきや、
非常に安易な気持ちで始める人がほとんどです。

食べることが好きだから、と飲食店を始める人。
ファッションが好きだから、
とアパレルショップを開業する人。

儲かりそうだから……。
流行っているから……。
ファン

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【マーケ基礎】語らないお店は、売れない!

【マーケ基礎】語らないお店は、売れない!

ネット通販が急伸しているので、
私もいろんなサイトを覗いては、
その売り方を観察・分析しています。

その中で、売れているお店と売れていないお店には、
明らかな違いがあります。

どこのお店も、
いろんなサイトを見て勉強しているらしく、
見ためには、デザイン的にもよくできています。

しかし、よく見ると、その違いは歴然です。

売れているお店は“欲しくなり”、
売れていないお店は“欲しくならない”

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【マーケ基礎】ワンモア運動で、自分を、お店を変えろ!

【マーケ基礎】ワンモア運動で、自分を、お店を変えろ!

お店の閉店時間に問い直してください。

あなたは、今日一日、お客さまを大切にしたでしょうか。

親身になって、相談に乗りましたか。

「ありがとうございました」をたくさん言いましたか。

あなたがもし、あまり売れていないお店の店主なら、
思い当たることがいろいろあるはずです。

・買わなかったお客さまを
 笑顔でお見送りしていないのでは?

・元気よく「こんにちは!」と言っていないのでは?

・お

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【マーケ基礎】主力商品は正しいか?

【マーケ基礎】主力商品は正しいか?

あなたのお店で、一番売れているモノは何ですか。

その商品で、必要な売り上げが確保できているなら、
それは間違いなく主力商品です。

しかし、イマイチだとしたら、
2つの理由が考えられます。

1つは、PR不足。
存在を知られていないのかもしれません。

知らないモノは買えません。
売れないのは当然。

PR戦略の見直しで対処する必要があります。

もう1つの場合が問題です。

注力すべき商品が間

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【マーケ基礎】目の前のチャンスを逃していませんか?

【マーケ基礎】目の前のチャンスを逃していませんか?

ある日、契約しているA生命保険の外交員から
電話がありました。

「契約継続の明細書をお届けしたいのですが……」。

電話を受けた家内は何も考えずに、
「ハイ、わかりました」。

私は、また別の保険を勧誘されるのかと思い、
うんざりしていました。

しかし、やって来た外交員は、
本当に明細書を渡すだけで帰ってしまいました。

“良かった”と思う反面、拍子抜けです。

逆に、どうして勧誘しないんだ?

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【マーケ基礎】小さな節約より、大きな無駄遣いを無くすこと。

【マーケ基礎】小さな節約より、大きな無駄遣いを無くすこと。

経営が厳しくなると、
あらゆるところの経費削減を図ろうとします。

照明を少なくする。
包装紙を安いものに代える。
材料の質を落とす。

眼に見えやすいところから、どんどん削っていきます。

「もう、削れるところは無いか?」と血眼になって、
小さなところばかりを探し出そうとします。

店主が気づきやすいところは、
お客さまから見ても、わかりやすいのです。

「このお店はケチケチするようになった」と

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【マーケ基礎】地域で売っていないモノを探せ!

いま、地方にも量販店が進出し、
田舎だからと安心していた店主が困り果てています。

何の危機感も持たず、何も考えず、
勉強もサボっていたのですから、
潰れるのも仕方のないことです。

と言ってしまっては、身も蓋もありませんし、
そんなお店を救うのが、私の仕事です。

個人商店が、量販店と勝負するには、
何が必要でしょうか。

「お客さまとの繋がりを強固なものにする」

確かに重要なことですし、実行

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