イケメン童貞

1998年生まれ。男。4大卒。地方在住。社会人1年目。身長は170㎝。細身の体型。顔は…

イケメン童貞

1998年生まれ。男。4大卒。地方在住。社会人1年目。身長は170㎝。細身の体型。顔はイケメン(とよく言われる)。趣味は映画鑑賞とYouTube視聴。そして、彼女いない歴=年齢の童貞。

最近の記事

孤独男の辛い話

  辛すぎる。マジで辛すぎる。 先日、映画館の帰りに、駅のホームで電車を待っていた時のこと。 夜の深い時間帯だったので、ホームには私一人。直前に見た映画の余韻に静かに浸っていた。すると、カップルが2組、ホームにやって来た。静かなホームが急ににぎやかになった。2組とも何やら会話が弾んでいる。聞くともなく聞いていると、どうやら先ほどの映画の感想を話しているようだった。この駅は、映画館から目と鼻の先にあるので、映画を観た人はだいたいこの駅を使う。 「いいな~。感想を共有できる相

    • どうして私はクズ男になってしまったのか

      私はかつて、「下心を隠し、誠実さを装いながら女性に取り入ったり、宿願を果たした後は女性を捨てたりすることはしたくない。」と記していた。しかし、私はその言葉をひっくり返すようなことをしてしまった。ユキエちゃんという女の子と、付き合う気もないし、全く愛情がないのに、まさにそれらがあるかのように振る舞い、エッチなことだけして、連絡を一方的に断った(詳しい内容は「童貞マッチングアプリ体験談(3か月経過)」)。サイテーである。 では、どうして私はいけないことと知りながら、そんなクズの

      • 童貞マッチングアプリ体験談(3か月経過)

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        • 童貞を卒業した自分にあてた手紙

          拝啓 童貞を卒業したいつかのあなたへ 現在24歳童貞の私から、童貞を卒業した未来のあなたへ手紙をしたためました。あなたのことですから、いつ童貞を卒業するかもわからないので、この手紙は「note」に投稿してデジタルタトゥーとして残すことにしました。怒らないでください。 私は今、とても辛い時期を過ごしております。縁もゆかりもない土地で新入社員として働きだした私は、居場所と言える場所をつくろうと、孤軍奮闘しています。会社で。近所で。行きつけのお店で。しかし未だ自分の居場所と言

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          小さな男の子にコミュニケーションを教わる童貞

          「ああ、モテる男とはこういう人を指すのか」と有無を言わさず納得させられた出来事があった。   帰宅のために停留所でバスを待っていた夕暮れ時のこと。同じくバスを待つ列の中に、ある親子がいた。保育園帰りだろうか。若いお母さんに、年中くらいの男の子。お母さんはよっぽど疲れていたのだろう。周囲に聞こえるほどの大きなため息をつきながら、 「ああもう疲れた。何もやる気起きん。何にもしたくない。」 とこぼした。すると男の子はすかさず、 「ゆうごはんてつだう!」 と威勢よく言った。お

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          童貞マッチングアプリ体験談(2か月経過)

          彼女いない歴=年齢かつ童貞の私は1年前、マッチングアプリをしていた。「童貞マッチングアプリ体験談」では、当時書き留めていた日記をもとに、その時の出来事を書き記す。 マッチングアプリ(「With」)で出会った女性(ミカちゃん)にセフレの提案をしてすげなく断られた。 そのミカちゃん曰く、 「だいたいの男は、下心を隠してそういう関係に持っていく。」 ということだったので、私みたいな真っ向勝負の提案はどうやら珍しいようだ。なるほど。世のヤリチンは相当な策士らしい。愛想笑いがす

          童貞マッチングアプリ体験談(2か月経過)

          童貞マッチングアプリ体験談(1か月半経過)Part2

          彼女いない歴=年齢かつ童貞の私は1年前、マッチングアプリをしていた。「童貞マッチングアプリ体験談」では、当時書き留めていた日記をもとに、その時の出来事を書き記す。 「童貞マッチングアプリ体験談(1か月半経過)Part1」の続きなので、未読の方はそちらからお読みください。 童貞、恋愛遍歴を大いに語る 「多分、俺は人のことを好きになれんのやと思う。」 そう言った私にミカちゃんは、 「え!?どういうこと?」 と驚いた。それが当然の反応だろうなあと思いつつ、なるべく何でもない

          童貞マッチングアプリ体験談(1か月半経過)Part2

          私はこうして童貞をこじらせた

          私はマッチングアプリで出会った女の子(ミカちゃん)に、「俺は人のことを好きになれんのやと思う。」とこぼした。それは私のある体験が言わせた言葉であった。その体験によって、私は人を好きになること、人を愛することがわからなくなった。今回はその体験について記す。 好きな女の子との出会い それは高校2年の夏休みに入る前のこと。私は「好き」な人に告白しようとしていた。今までも「好き」な人はいたが、告白はしてこなかった。だからそれが人生初の告白だった。 その人の存在を認識したのは、高校

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          童貞マッチングアプリ体験談(1か月半経過)part1

          彼女いない歴=年齢かつ童貞の私は1年前、マッチングアプリをしていた。「童貞のマッチングアプリ体験談」では、当時書き留めていた日記をもとに、その時の出来事を書き記す。 ヤリモクの正義 正直に申し上げよう。私がマッチングアプリを始めたのは、女の子とセックスをするためだ。女の子とセックスをしたくてしたくてたまらない。そう、私こそが、マッチングアプリに有象無象に存在し、女性が忌み嫌うヤリモクである。アプリでも「この子とエッチなことをしたい」と考えながらスクロールをしているクソ野郎だ

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          彼女いない歴=年齢かつ童貞の私は1年前、マッチングアプリをしていた。「童貞のマッチングアプリ体験談」では、当時書き留めていた日記をもとに、その時の出来事を書き記す。 人生初デート(リベンジ) 「Tapple」と同時進行でしていた「With」では、「Tapple」での失敗から得た反省を生かすことで、何とか女性と会うことができた。その女性の名は「りん」ちゃん(仮名)。私の3つ下の21歳。私が彼女にいいねをした理由は、共通の趣味があったことと、プロフィールの写真の顔が綺麗で、スタ

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          彼女いない歴=年齢かつ童貞の私は1年前、マッチングアプリをしていた。「童貞のマッチングアプリ体験談」では、当時書き留めていた日記をもとに、その時の出来事を書き記す。 プロフィール改善  マッチングアプリを始めて2週間にしてやっと会えると思った女性にブッチされた。その後も、「With」にしろ「Tapple」にしろ泣かず飛ばずだった。何がいけないんだろう、と考えてみると、どうやら貰っているいいね数がそもそも少ないことがわかった。  というわけで、どうしたらより多くのいいねを貰

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           彼女いない歴=年齢かつ童貞の私は1年前、マッチングアプリをしていた。「童貞のマッチングアプリ体験談」では、当時書き留めていた日記をもとに、その時の出来事を書き記す。 人生初デート前夜  「Tapple」で女性と会う約束をした。マッチングアプリを使用して、記念すべき1人目の女性である。恥ずかしながら24歳にして初めてのデート。  しかしそのデートは幻と化した。ドタキャンされたのである。いやキャンセルの連絡すらなかったので、もはやドタキャンですらない。とにかく私は女性と会う

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           彼女いない歴=年齢かつ童貞の私は1年前、マッチングアプリをしていた。「童貞のマッチングアプリ体験談」では、当時書き留めていた日記をもとに、その時の出来事を書き記す。 マッチングアプリ登録!   マッチングアプリをやってみた。    とりあえず、「With」と「Tapple」を入れてみた。なぜ数あるマッチングアプリの中でこの2つを選んだかというと、会員がそこそこまじめで、2つともタイプが違っていたからだ。「With」は性格診断が豊富にあって、性格が合いそうな人が一目瞭然で分

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          とある芸人のプロポーズを観て吐き気を催した話

           この前、テレビ番組のVTRで、とある芸人が自分の彼女にプロポーズをしている様子が映されていた。その芸人は、彼女をサプライズで教会のようなところに呼び、そこで2人の思い出を語った後に、片膝をつきリングケースをパカっと開きながら「結婚してください。」とプロポーズしていた。何ともベタな演出だが、その彼女は彼氏のそのような姿を見て、嬉しそうに涙を流していた。    それを見て私は、ゲロを吐きそうになった。ていうかポケットサイズの小ゲロは吐いていたかもしれない。ともかく、足先から頭の

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          握る手も見つからず今日もムスコを握る

             「どうして私には彼女ができないのか。」  そのことを痛切に考えさせられたエピソードをご紹介する。  1年ほど前、私が働きながら学校に通っていた時のこと。授業終わりの帰り道、前方に男女2人のクラスメイトが見えた。「お疲れ様です。」と声をかけようとしたその刹那、私はあることに気づき、出しかけた声を急速に吞み込んだ。なんと、その2人が手をつないでいたのだ。私はなぜかとっさに身を隠してしまった。「え?あの2人デキてるの!?」。私はとても驚いた。というのも私が見る限り、その2人

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          私の中のミソジニー

          私のミソジニー小史  「差別はいけない」と思いつつ、自分の感情の動きをつぶさに見ると、女性や女性らしさに対する嫌悪感(ミソジニー)があることに毎度気づく。    しかもそれは最近にはじまったことではない。物心ついたころからだったように思う。小学校のクラスで、泣いている女子にぞろぞろと他の女子が駆け寄って慰めている様子を見て、「いいよな女子は。泣けば誰かが味方になってくれんだから。」とうんざりしていた。マラソンや漢字のテストなど、何かを競う際にはいつも、「何があっても女子にだ

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