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「現実を知る」


橘玲著・「言ってはいけない」「もっと言ってはいけない」を読んだ。

人種の違いや遺伝はどれだけ個人に影響を受けているのか?を知れて良かった。

俺はこの本を読んで

現実を知る大切さ

を感じた。

現実を知ることは何も気持ちが良いことばかりではない。

むしろ、見たくなかった聞きたくなかったと思う嫌なことばかりかもしれない。

この本の副題の通り、それは「残酷すぎる真実」の可能性は高い。

でも、そこを見るべき聞くべきなんだ。


なんで、そういった残酷な現実を知る必要があるのか?

それは、まともな戦略を作れるようになるからだ。

俺みたいな凡人が何か結果を出すには・人生をもっと上手くいかせるには戦略は必要だ。

いや、何か結果を出そうと思わなくてもこれからはきちんと考えた人生戦略が必要になってくる。

だって、日本っていろいろヤバイでしょ。

例えば、

日本の年金問題はずっと課題だけど、最近は老後に年金だけじゃ暮らせなく2000万は必要だとかほざいている。

(俺はこれは増税に持っていく一つのネタだと見ているから、真面目に2000万が必要だとは思っていない。)

こういう日本の政治経済を知らないで生きている日本人はたくさんいると思うけど、これを知ることも戦略を立てる時に必要な材料になってくる。

これからは知らなかったじゃ済まされず自分に思いっきり影響を受けるような出来事が起こるかもしれないんだから

まずは知った上で、どう戦略を立てるのかを考えるべきなんだ。



本の内容に戻るけど、遺伝だってそうだ。

正直、これだけ遺伝が影響を受けているのかと驚いたけど

人間・日本人・俺の傾向を知ることができ戦略を立てる時の参考になる情報がたくさんあった。

知能の違い(頭の良し悪し)の7~8割は遺伝で説明できる。

それだけじゃなく、精神疾患や犯罪だって遺伝する。

(年齢とともに知能の遺伝率が上がることは予想外だった。)

どんなに努力してもどうしようもない現実があるんだ。

それは遺伝以外にもある。

美貌格差という言葉がある通り、顔立ちが良い人は悪い人より3600万もの経済格差を生むことや

子どもは子育ての影響を全く受けないから、親の努力で子どもの運命は決まらないことなど

否定したくなるかもしれないけど、これが現実なんだ。


こういった現実を知って自分を客観的にみて戦略を立てるべきなんだ。

例えば、

ブサイクな一般人なのにイケメン俳優と同じ言動をしたところで

イケメン俳優と同じ結果になるわけがないでしょ。

自分が美形か?ブサイクか?を考えるだけでも大きく戦略は変わるよね。




世の中には成功哲学本が多く存在しているし、売れているものがある。

でも、これを読んでも人生が変わらない人が大半だ。

その理由は気持ち良くさせただけで終わらせているからだ。

「スゴイ!感動した!」からの「よし俺も頑張ろう!」と思わせるだけで終わらせているからだ。

ほんと、ただのオナニーなんだよね。気持ち良くさせて終わりなんて。

人生を変えたい・現実を変えたいなら、

大事なことはまず現実を知ることなんだ。

それは気持ちが悪いものかもしれない。違和感を感じるものかもしれない。

だけど、それが現実だ。

現実を見れるから自分や社会を客観的にみることができてまともな戦略を作ることができるんだ。


残酷な現実に目を向けろ。


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