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遠回りの人生

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感情と思考の陳列棚。
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#読書記録

ルサンチマンとの付き合い方。

ルサンチマンとの付き合い方。

哲学の面白さに目覚めつつある。

「ルサンチマン」や「ペルソナ」などの単語が存在していることは認知していたものの、これまでそれらの意味を正しく理解してこなかった。

しかしこの本を読んで哲学に対して一気に興味が湧いた。

アウトプットも兼ねて、特に印象的だった概念を自分なりの考え方で幾つかまとめていこうと思う。

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今回はルサンチマンについて。

ルサンチマンについては、これまでの経験と知識

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月舟町三部作から感じたことvol.2 ~〈ここ〉の定義~

月舟町三部作から感じたことvol.2 ~〈ここ〉の定義~

前回に引き続き、月舟町三部作から感じたことを書いていきます。

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【〈ここ〉とは?】

「いいですね? 確かにここにこうしてあります。でも先生、〈ここ〉ってなんでしょう? このオレンジにとって、〈ここ〉ってどこのことなんでしょう?」

〈ここ〉とはどこのことだろうか。

漠然と自分の周りを指すだろうが、そこに明確な境界線はない。

どこからどこまでが〈ここ〉で、どこからが〈ここ〉ではないのか

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コンプレックスの告白、地方の濁った閉塞感【読書記録】#10

コンプレックスの告白、地方の濁った閉塞感【読書記録】#10

僕は地元から出たことがありません。

ですので、現在通っている医学部も地元の大学です。

医学部には一浪を経て入学しました。

この事実をnoteで発信することに大きな抵抗がありました。

なぜなら、「世界が狭い地元至上主義者」とか「典型的な地元のエリートコース」などといったレッテルを貼られることが嫌だからです。

僕のnoteを読んでくださっている方なら分かるかもしれませんが、僕は自分の生い立ち

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