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旬の冬キャベツを収穫!!いくつもの発見と喜びが・・・最強キャベツレシピも判明

2022年から東京と千葉(地元)の二拠点生活をしながら農業をはじめました。まず栽培をしたのが「キャベツ」。今回は1年目の農業生活を振り返りながら反省と発見や喜び、今後の展望について記事にしたいと思います。
色々とキャベツ料理を作った中での最強キャベツレシピもお知らせします。

地元・千葉県松戸市の風景

そもそも農業を始めるきっかけは、千葉県松戸市の実家の周辺には畑がたくさんあり、小さい頃から農業を間近に感じながら育ちました。
高校生の頃には農家を営む祖母の手伝いもしていたりしていました。
約20年間は農業のことはほぼ考えずに生活していましたが、40歳を過ぎた頃、無性に農業がしたくなりやってみようとなったわけです。

親戚から農地を借り、いざスタート!
しかし、借りた畑はしばらく手を入れていなかったため荒れた状態・・・

栽培を始める前の畑

農家をやっている弟に協力してもらい、畑の手入れをしつつ
まずは好きな野菜を作ってみようと「キャベツ」を栽培することに・・・。

キャベツの種

キャベツの種を2000個購入し、苗づくりを開始!土をひいた1つのポットに200個の穴をあけ、それを10セット。1粒ずつ種を入れていく地道な作業、約4時間無言でひたすら種を見つめました・・・

種まき

途中で余計なことを考えていると、どこの穴まで種をまいたかがわからな苦なるという地味にキツい作業でした。
ともあれ2000個の種をまき終わり、毎朝たっぷりの水をあげると3〜4日で芽が出てきてどんどん成長!

キャベツの苗(種まきから1週間)

苗づくりは種まきから1か月〜1か月半。8月の頭に植え、9月中旬に畑への定植を目指して真夏の太陽と千葉県の湧水ですくすくと成長!
しかし、9月に入ってから問題が発生!

種まきから1か月後の苗

一見立派な苗になったかに見えましたが・・・

虫に食べられちゃった苗

苗ポットを地面に直置きしていたせいで、ダンゴムシなどが侵入してきて苗の葉が結構食べられてしまいました。
結果2000個の種をまいたのに対し、苗として使えるのは半分の1000本に!「野菜作りは苗で8割が決まる」と聞きますが、痛恨のミスとなってしまいました。

整備後の畑
畑に線を引いて、苗を植える目安付け

ともあれ、苗を作っている間に畑を数回トラクターでうなり、石灰や前肥料をまき苗植えのスタンバイは完了。
予定通り、9月中旬に苗植えをすることに・・・。

苗植え①
苗植え②
苗植え③
苗植え④

天気予報を随時チェックし、雨予報の直前に苗植えを決行。
厳しい残暑の中、苗を1本ずつ畑に植えていく作業はとにかくしんどい作業でした。農家の弟には半日で終わると言われましたが実際は全然終わらず2日がかりで行うことに・・・。

苗植え中に白鷺に遭遇

苗植え2日目には畑に白鷺もやってきて、美しい白鷺が間近で見られて得した気分も味わえました。結果1000本の苗を植え終わるのに丸2日かかり、足腰が疲労困憊になりつつなんとか完了!

苗植え後の畑(苗が小さくてよく見えない)

苗植え完了した夜に予定通り雨が降り。ホッと一息・・・
この日に飲んだビールは記憶に残る美味しさでした。

苗植え後のビール

苗植えから3週間、適度に雨がふりさらに成長したところで「溝づくり&肥料まき」。これは、水はけをよくして成長を一気に加速する効果があるそう。

耕運機で溝づくり①
耕運機で溝づくり②

溝を作った際に、雑草はなくなりキャベツの成長が楽しみな畑になりました。
ここからはどんどん成長していくキャベツでしたが、同時に雑草も成長。
雑草との戦いに加え、何者かに葉っぱを食われる事態に・・・

苗植えから1か月半
草刈り
何者かに食われた葉

苗植えから1か月半でだいぶキャベツっぽくなってきましたが、葉が何者かに食べれてるように・・・。1つは例年10月いっぱいまでは飛び回り卵を生むモンシロチョウ!その幼虫が葉を食べてしまう。でもキャベツの芯の部分を食べられなければセーフ。そしてもう1つ厄介なのは、「白鷺」。たまに遭遇しては「キレイだな〜」と思っていましたが、白鷺は苗の芯を食べてしまうらしく、彼らにやられたキャベツはダメになってしまうのです(涙)。

キャベツを食べた後!?の白鷺

まぁ彼らもおいしくて食べてくれたと思えばしょうがないと気持ちを切り替えキャベツの成長を見守ることに・・・。

苗植えから約3か月

苗植えからおよそ3か月、1月中旬に無事収穫!!

キャベツの収穫①
キャベツの収穫②
キャベツの収穫③

初収穫の後は、まずそのまま味を確認!
すると、「採れたてなので水分がめちゃくちゃあって、調味料を何もつけないでも超甘くて美味しかった」です。
何より食物繊維が豊富で腸活にもいいとされているので、色々な料理を試すことに。

生キャベツ
キャベツ ベーコン炒め

「キャベツ ベーコン炒め」「豚肉とキャベツの味噌鍋」、「ロールキャベツ」「焼きそば」、「焼きうどん」などで火を通したバージョンを試しどれもおいしくできました!

火を通す料理の場合は、キャベツがパンパンになっているものの方がシャキシャキ感が残りやすくより美味しく頂けると感じました。
※スーパーでキャベツを買うときもその辺を見ると良いと思います。また、外側の歯が虫に食べられている方が農薬のかかりが悪い可能性が高いのでより甘みが強い気がします。

▼キャベツ料理を色々作った中で、オススメを1品紹介!
「キャベツとツナのナムル」

キャベツとツナのナムル

【材料】
キャベツ半玉(200g〜300g)
ツナ缶 1缶
鶏ガラスープの素 小さじ2
しょうゆ 小さじ1
ごま油 大さじ1

【作り方】
①キャベツを1口大に切り、皿に盛りラップをかけてレンジで3分加熱(600W)し、水分をきる

レンジで加熱(600W 3分)したキャベツ

②ボールに、ツナ缶(油はあらかじめ捨てる)・鶏ガラスープの素・しょうゆ・ごま油を入れ混ぜる。そこに加熱したキャベツを加え全体を混ぜれば完成。

キャベツ・ツナ・調味料を混ぜ合わせる

とにかく10分ほどでできる超カンタンなのがイチオシポイント!お酒のおつまみとしても良し、おかずの1品としても良し・・・、キャベツのシャキシャキ食感と甘み&ごま油の相性抜群でやみつきになります。

▼農業1年目を終えて・・・

農業1年目のキャベツ栽培をしてみて良かったことは・・・、「畑に行くと癒される」「野菜の成長が嬉しい」「キャベツがより好きになった」「他の野菜も好きになった」「他にも作ってみたいものがどんどん湧いてくる」など。
逆に悪かったことは、肥料の高騰などもあり少々お金がかかる。それでも半年間で2万円弱くらいなのでそんなに痛くはない。特に苗植えや草刈りなどは肉体労働なので足腰がキツい。これはやっていけば徐々に慣れていくらしいが、年齢も若くはないので体力作りは必要か・・・。

総括すると良かったことの方が多いし、とにかく楽しかったのと「もっとこうしたい!」という気持ちがどんどん湧いてくるので2年目に突入することにします。今年は、新たにフルーツの栽培を開始予定!その計画を練るのがまた新たな楽しみになってきました・・・。


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