見出し画像

アメリカ印象派展制作中!①2024年1月開幕!

▶ウスターってどこ?

アメリカ・マサチューセッツ州ウスター・・・と言ってもピンとくる人は少ないかもしれません。スペルも Worcester、なかなか読めません。。。ボストンから車で西へ70km。人口21万人(2023年現在)の中規模都市で、マサチューセッツ州ではボストンに次ぐ第2の都市です。

ウスターはボストンから車で約1時間

街の名前の由来はイギリスのウスターシャー州・ウスター。そう、食卓でお馴染みのウスターソース発祥の地です。

ウスターは1776年7月、マサチューセッツ州内で初めて(ボストンより早く)アメリカ独立宣言が読み上げられたことで知られる、歴史的な街。トリプルデッカーと呼ばれる3階建ての建物やビクトリア朝の赤レンガの建築物が美しい、由緒正しい東部エスタブリッシュメントの街です。商工業都市として栄え、全米トップ100位以内に入るクラーク大学など学術都市としても有名です。

ウスター中心部
ニューイングランド風の美しい街並み

▶知る人ぞ知る美術館

1898年に開館した「ウスター美術館」(Worcester Art Museum) はアメリカの主要な美術館の一つに数えられる知る人ぞ知る美術館。エジプト、ギリシア、ローマなど古代文明からヨーロッパ、アメリカなどの西洋美術、日本の浮世絵コレクション、鎧・武具からアメリカ現代美術まで、40,000点の所蔵品を誇ります。中でもヨーロッパとアメリカの絵画はその質の高さで知られています。
そんなウスター美術館から、初めて印象派の名作群がやってきます!

ウスター美術館所蔵のクロード・モネ《睡蓮》(1908年)
アメリカの美術館が初めて購入した「睡蓮」

▶ほぼ全て日本初公開!ーこれぞアメリカ印象派

パリで「第一回印象派展」が開催されたのが1874年。その後印象派はパリからヨーロッパ各地へ、そして大西洋を越えてアメリカに広がり、日本の画壇にも大きな影響を与えました。本展は来年、印象派誕生150年の記念の年にウスター美術館が所蔵するフランスとアメリカの印象派の傑作を展覧するものです。
出展作品はほとんどが日本初公開!アメリカの印象派をじっくりと間近に鑑賞できる貴重な機会です。

アメリカ印象派の代表格
チャイルド・ハッサム 《花摘み、フランス庭園にて》(1888年)

本展は仕込を始めて早3年。(そう、展覧会の仕込みは4年がかりなのです)
「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」は来年1月に東京都美術館(東京・上野)で開幕、その後郡山、八王子、大阪に日巡回します。
現在絶賛準備中!順次情報を更新していきますので、ぜひお楽しみに!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?