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陰陽五行を日めくりで。

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陰陽五行説の小ネタを毎日お届けしています。
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2018年9月29日の陰陽五行「甲子」

2018年9月29日の陰陽五行「甲子」

2018年9月29日の六十干支は「甲子」(きのえね)
十二支の始まり「子」は、真冬、真夜中、北を表し、陰のエネルギーが最も極まるとき。十二支は目に見えない地上のエネルギー。時間・季節・方角という形で私たちの日常になくてはならないものです。
陰陽説では「陰が最も極まったときに陽の種が生まれ、陽が最も極まったときに陰の種が生まれる」と考えますので、陰が極まるときである今日はつまり、陽の種が生まれるとき

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2018年9月30日の陰陽五行「乙丑」

2018年9月30日の陰陽五行「乙丑」

2018年9月30日の六十干支は「乙丑」(きのとうし)
十二支の二番目「丑」は土のエネルギー。一面の白く冷たい世界から、雪と氷が溶け、土が見えはじめるまで。春の芽吹きを抱え、守りながら、じっと「時」を待っています。明日はいよいよ芽吹きのときです。
土のエネルギーは「墓」(ぼ)とも呼ばれ「土に還る」という言葉の通り、死と再生を表しています。丑は冬と春の境目。冬が死を迎え春が再生するタイミングです。

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2018年10月1日の陰陽五行「丙寅」

2018年10月1日の陰陽五行「丙寅」

2018年10月1日の六十干支は、「丙寅」(ひのえとら)
「寅」は十二支の三番目。春の始まり、芽吹きのエネルギー。子で生まれ、丑で待機していた陽のエネルギーが表面化してきます。スクスク上へと伸びて行く木という意味を持っています。
今日は寅の「日」ですが、寅の「月」には毎年、立春が巡ってきます。陰陽五行説の世界では立春が一年の始まり。節目となる日です。
季節の始まりとなる干支は「長生」と呼ばれます。

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2018年10月2日の陰陽五行「丁卯」

2018年10月2日の陰陽五行「丁卯」

2018年10月2日の六十干支は「丁卯」(ひのとう)
十二支の四番目は「卯」。今日は卯の「日」ですが、卯の「月」は春分を迎えます。春真っ盛り、木のエネルギーが最も純粋で最大になるとき。新緑が空へ向かって伸び、花が咲き始め、地中では根が伸び、どんどん拡がってゆきます。
真冬の「子」、春分の「卯」、真夏の「午」、秋分の「酉」、季節の盛りを表す干支は「帝旺の星」と呼ばれます。真冬は水の、春の盛りは木の、

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2018年10月3日の陰行五行「戊辰」

2018年10月3日の陰行五行「戊辰」

2018年10月3日の六十干支は「戊辰」(つちのえたつ)
明治維新の「戊辰戦争」は戊辰の「年」の出来事。歴史上の出来事には、その年の六十干支から名前をとったものが沢山あります。
今日は十二支の5番目「辰」の「日」。十二支とは目に見えない地上のエネルギー、時間や季節や方角という形で私たちの身近にあります。
辰とは、春と夏の境目、土のエネルギーです。大きく成長した草花に恵みの雨が降り注ぎ、やがて、日差

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2018年10月4日の陰陽五行「己巳」

2018年10月4日の陰陽五行「己巳」

2018年10月4日の六十干支は「己巳」(つちのとみ)
十二支の5番目「巳」から、夏のエネルギー、火のエネルギーとなります。
今日は巳の「日」ですが、巳の「月」には二十四節気のうちのひとつ「立夏」が巡ってきます。現在の暦では5月の初旬、夏にはまだ遠い時期。立夏はまだ春のうちに、立秋はまだ夏のうちに、立冬はまだ秋のうちに、立春はまだ冬のうちに巡ってきます。なぜなら季節が始まる日だから。ある日を境に突

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2018年10月5日の陰陽五行「庚午」

2018年10月5日の陰陽五行「庚午」

2018年10月5日の六十干支は「庚午」(かのえうま)
「午」は十二支の六番目の干支。6日前「子」の日に生まれた陽のエネルギーが最大になり、同時に陰の種が生まれます。この状態は「陽中の陰」と呼ばれています。反対に、陰のエネルギーが最大の時に陽の種が生まれるのは「陰中の陽」です。全てが陽だけになることも、陰だけになることもない、というのは、陰陽説の基本的な考え方の一つ。また、夏には夏の良さがあり、冬

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2018年10月6日の陰陽五行「辛未」

2018年10月6日の陰陽五行「辛未」

2018年10月6日の六十干支は「辛未」(かのとひつじ)
十二支の7番目となる未は、夏から秋へと移りゆく季節の変わり目、「四墓」と呼ばれる4つの土の干支のひとつです。
それぞれの土の性質は同じではなく、全く違う特徴があります。冬から夏までの季節の境目となる「丑と辰」は湿った土、夏から冬までの「未と戌」は乾いた土。
更に、冬は寒く、夏は暑いので、冬春の境目の「丑」は、寒くて湿った土ですから凍っている

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2018年10月7日の陰陽五行「壬申」

2018年10月7日の陰陽五行「壬申」

2018年10月7日の六十干支は「壬申」(みずのえさる)
「申」は十二支の9番目。初秋、いつの間にか空が高くなり、ひと雨ごとに気温が下がってゆく情景です。
9月29日の「子」の日から、十二支の意味についてお話ししはじめ、今日で9日目になりました。明日以降、酉、戌、亥で「日にち」の十二支は一巡し、また「子」から始まる12日間が始まることになります。
当たり前のことですが、たった12日間で四季が一巡す

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2018年10月8日の陰陽五行「癸酉」

2018年10月8日の陰陽五行「癸酉」

2018年10月8日の六十干支は「癸酉」(みずのととり)
十二支の10番目となる「酉」は、秋真っ盛り。金の純粋で最大のエネルギーです。秋は実りの季節。これまでの営みの結果が出る季節。ですから金には「成果」「結果」、そして「名誉」などの意味があります。
酉は季節の盛りを表す「帝旺の星」のひとつ。春は子、夏は午、秋は酉、冬は子で四季が巡ります。春の卯は木の、秋の酉は金の、冬の子は水のエネルギーが最大と

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2018年10月9日の陰陽五行「甲戌」

2018年10月9日の陰陽五行「甲戌」

2018年10月9日の六十干支は「甲戌」(きのえいぬ)
昨日から月の十二支が「戌」となり、2018年の年の干支も「戌」ですので、今日は、日・月・年の十二支全てが「戌」となる日です。
日の十二支は12日で一巡、月の干支は12ヶ月で一巡、年の干支は12年で一巡ですから、日・月・年の十二支が揃うのは年に2回か3回しかない貴重な日、ということになります。この貴重な日は「地支一気格」と呼ばれています。
戌は

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2018年10月10日の陰陽五行「乙亥」

2018年10月10日の陰陽五行「乙亥」

2018年10月10日の六十干支は「乙亥」(きのとい)
9月29日「子」の日からスタートした十二支が今日で一巡します。「亥」は陰のエネルギーが最も純粋な状態。最大になるのは明日の「子」の日ですが、陰陽説では「陰が極まると同時に陽の種が生まれる」ので、最大ではありますが純粋ではないのです。
反対に、陽のエネルギーが最も純粋になるのは「巳」の日。最大になるのは「午」の日です。
十二支の「亥」は冬の始ま

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2018年10月11日の陰陽五行「丙子」

2018年10月11日の陰陽五行「丙子」

2018年10月11日の六十干支は「丙子」(ひのえね)
9月29日の「子」は「甲子(きのえね)」でした。そして今日は「丙子」。
子は他に「戊子」「庚子」「壬子」とあり、全部で5種類。丑にも5種類、寅にも5種類…と、それぞれの十二支が5種類ずつに分かれ、全部で六十干支となります。
甲(きのえ)とは大樹のような性質のエネルギー、丙(ひのえ)とは太陽のようなエネルギーのこと。例えば、「甲子」とは極寒の大

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2018年10月12日の陰陽五行「丁丑」

2018年10月12日の陰陽五行「丁丑」

2018年10月12日の六十干支は「丁丑」(ひのとうし)
昨日の「丙」も今日の「丁」も五行は「火」。火とは、熱であり、あたため、伝わってゆくものであり、照らし、明らかにするものであり、行動することであり、子供のように無邪気であったり、表裏を嫌ったりすることの象徴です。
陰陽説では様々なものを「対比」で解釈します。丙は太陽のエネルギーですので、丁は「月」とすることもできますし、太陽という大きな火に対

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