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2024.3.31(日)
年度末最後の日にして、ミニバス(小学生バスケット)の『卒団式』です。

午後から、
13時から男子、15時から女子と、慌ただしい流れです。

息子が小学校6年生、卒団です。
女子の方も、娘2人が入っていて、ずっとプレーを見てきました。
双方とも感慨深いものがあります。

まず、男子。

長男坊のときから、計7年?8年?お世話になってきました、男子チーム。
親としても卒団です。

この体育館で、まさに喜怒哀楽。全てを経験してきました。

子ども達が一生懸命するプレーに一喜一憂。
大声で喜んだり、応援したり。

それでも子ども達は、日頃の練習は、ふざけたりサボったり、気分が乗らなかったり、ケンカしたり(笑)
それ相応に怒号も飛び交いました(笑)

バスケットというスポーツを通じて、学び得てきたことはたくさんあると思います。
技術や精神力など、様々あるのでしょうが、ひとまず、卒団まで続けてこれたことを褒めてあげたいと思います。

何かをめげずに続けていく。
そんな達成を見れることは、これからも糧になっていくことでしょう。

普段の生活態度や宿題しなかったりとか、何かにつけて、「そんなんだったらバスケ辞めなさい」何度もぼくたちに言われましたが、「いや、それだけは」と、めげずに、放り出さずに、続けてきたことは、人間としても少しは強くなってこれたのかなと思います。


少子化のなか、どのチームも、『子ども不足』(笑)
ミニバスは、とても素晴らしい制度で、5人でプレーするバスケットですが、必ず10人以上が出場しなければなりません。

なので、スラムダンクのように、5人のスペシャルなプレーヤーが揃っていても、+5人が試合の4分の1は出場しなければなりません。

最上級生の6年生が5人いても、下級生が+5人、出場しなければならないということですね。これは素晴らしい制度です。

なので、とっても上手い6年生が揃っているチームでも、たいてい、チビッ子が何人か試合に出てるって言う感じです。どのチームも子どもが少ないです。


それでも、ウチの子たちのこのチーム。
6年生だけで11人いました。

最上級生がこんなに揃っているので、とても強豪かと思いきや・・・
めっちゃ弱い(笑)

もう悲しくなるほどに、弱小(笑)

新チームスタート時には、大差でボロ負けしました。
悲しいとか思わないほどに(笑)


それでも6月に、それほど強くない相手だったと思いますが、初めての勝利。
これから何かが変わりました。

ぼくも審判ライセンスを取得して、審判の練習がてら、練習中の子ども達に笛を吹いてあげてたら、きっちりファールなどを吹いてもらえるので、普段にも増して熱量が上がっていきます。

いつもは、逃げて逃げて、身体が接触することもなく、避けるように、入りもしない遠くからむやみなシュートを打つばかりでしたが、
思い切って踏み込んでいくと、きっちりファールをもらえて、フリースロー。場合によっては、バスケットカウントワンスロー。いわゆる3点プレーになったり。

こうなると、男子たちは燃えます。
どんどんカットインしていくプレーが目立ってきました。

試合中もボールを持つと、積極的に勝負をしかけるようになりました。
自分がボールをもらえるように、コートの中を動き回るようになりました。

みるみると、積極性が増していき、どんどん見違えるほどに成長していきました。

上部リーグにこそ行けませんでしたが、下位のリーグでは、賞状やトロフィーをいただくことも多くなっていきました。

あの1勝もできなかったチームがウソのようです。

6年生の、成長期とも重なって、みるみる身体も大きくなり、
プレーにも素早さと迫力が出てきました。

それ以上に、勝つ喜びを知りました。
勝つために、懸命にプレーすること。
一生懸命やると成果が喜びになって返ってくることを知ったように思いました。

こうなると、メキメキと成長していきます。


最後の試合でも、きっと、バスケの神様っているんだろうって、そんなことを感じさせてくれるような、成長の実感がもてるようなプレーでした。


この子たちが、バスケを通じて成長していけたこと、とても嬉しく思います。

まさに、チームが弱いとき、ゲームに負けたとき、
コーチが声をかけてくださいます。
「勝敗は関係ない」って。

でも、競争型教育のなかで育ったぼくたち保護者たちは、悔しくて悔しくて(笑)
オンリーワン世代の子ども達は、負けても、のほほんとしていました。

でも、ちょっとした拍子に初勝利。
勝てる喜びを知り、メキメキと成長していきました。

性別で物事を決めつけてはいけない時代ですが、
こうしたチームとして、集団性として、
『男子』は、やっぱり競争。
そして、勝つこと、成長すること、その喜びを実感できると、どんどん伸びると感じました。

特にこうした小学生なんか、
負けながら強くなるなんて無いです。

勝ちながら、もっと強くなっていくんだろうと思います。

例年にない、年度の後に向かって、どんどん強くなっていくチームでした。
そんな心身の成長を見れて、親として、とても嬉しく思っていました。


照れが混じるこの年代にあって、卒団式もほんわか、何となく進んでいきましたが、ウチの息子がコーチへひとこと言う場面で泣きだすものだから、こちらもみんなもらい泣き・・・(笑)

きっと上手くいかなかったこと、それでも成長してこれたこと、達成できたこと、こみ上げてきたんでしょう。

卒団おめでとう。

早速、この子たちは中学校のバスケの門を叩き、既に燃えています!!

凄い!中学校のバスケ。もっと厳しいぞ!
頑張れ!!!!



さて、次は女子!!!(笑)
息つく暇も、余韻にひたる暇もありません!!(笑)

女子は女子で、本当に可愛いんです。
男子と全然違います(笑)

またしても、性差で語ってはいけない時代なのかもしれませんが、
全然違いますよ。体育館に来てもらえれば分かります(笑)

女子の、男子と全く違う点は、
上の子と下の子の関係性です。

上の子たちは、下の子たちをとっても可愛がります。
母性のような女の子の本能を持っているのだろうと思います。

なので、上下の関係がとってもステキです。

例えば、男子で年齢差のなかでプレーさせたら、上の子は容赦なくプレーしてドヤ顔(笑)下の子であっても関係ないんです。男の子は、とにかく勝ちたいんです(笑)

女の子はそんなことないですよ。
ちゃんと優しくディフェンスしてあげて、シュートまでさせてあげます。
良かったよって褒めてあげます。
泣いている子がいたら、みんなで行って慰めてあげています。

だから、下の子たちもお姉ちゃんたちが大好き。

卒団式でも、下の子たちからお姉ちゃん達へ、唄のプレゼント。
みんなお家で練習してきました。
一生懸命、歌ってあげていました。
6年生たちも涙・・・。

お姉ちゃん達がいなくなるのをだんだんと実感して、下の子たちも涙。

そんな男子とも全く違った女子のチームの雰囲気。
とっても可愛くって、大好きです。

この6年生たちはまた、とても素直で可愛い子たちでした。

強いチームでした。
でも、厳しいところで負けてしまったりもありました。
悔しい思いもしてきました。

そこそこに強いチームであるが故、練習試合も含めて、リーグ参加や勝ち進んだ先など、試合数も多くなります。

そうすると、チームから、毎回審判を出さなければなりません。
ぼくはド素人ながら、審判ライセンスも女子チームの方でとらせていただき、とても面倒を見てくださいました。
保護者会長はじめ、皆さんには感謝するばかりです。

審判をするようになって、より、プレーが見えるようになってきました。

練習中も含めて、女子たちにも、一人ひとりに声をかけます。

男子とまた違うところは、
女子は、一人ひとりの成長や、チャレンジの過程を見てあげていると、どんどん伸びていくのを感じました。

プレー中も、褒めてあげる、声を掛けてあげる。
コーチや経験者の保護者たちほど、技術的な助言ができない分、目立たないところでも、頑張っているところには、「良かったよ!」って声をかけるように努めていました。


そんなこんな、いつも声をかていたら、子ども達、そして保護者会からも、御礼というか、多くのプレゼントをいただきました。
その都度、駆け寄ってきてくれて「ありがとうございました」って言ってくれる6年生たち。
ぼくもとても嬉しかったです。


卒団式でも、こんなぼくなんかにもサプライズで、プレゼントをくださりました。正式なコーチでも何でもないのに。
下級生の娘がチームに入っている、いち保護者にも関わらず、お気遣いいただき、とても感謝しています。

早速、美味しく、焼酎を飲ませていただきました!!

まだまだ下の娘たちがいますので、
これからも女子チームを応援していきたいと思っています。

この学年の子どもたち、そして保護者の皆さん。
とても素晴らしくステキなものをこのチームに遺してくださったと思います。
しっかりと引き継げるように励んでいきたいと思います。

女子チームのみんなも、卒団おめでとう。
そして大きな大きな、たくさんの、ありがとう。


保護者として、こうして子ども達の成長に関わっていけること、
とても嬉しく思います。

ぼくもぼくで、審判したり、走ったり、しょっちゅう体育館覗いたり、それ相応に大変なんですが、
とても大きな喜びを、こちらがいただいているような気がします。


今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。


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