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2021年7月17日 季節が一巡した土曜日
東京は梅雨が明け、当てつけみたいに眩しい太陽が光ってる。
2~3日前までの雨と昨日からの照り付ける日光で、視界に入る緑の色と勢いが変わってる。春の、芽吹きのそれとは少し違う勢い、「力強い」なのか「荒々しさを感じる」なのか「獰猛さを感じる」なのかうまく言い表すことが出来ないのだけれど、水と光を得て、ちょっとこちらが油断したら取り込まれてしまうような、植物の生命力がその色と形に表れてる。
こんな緑を去
2021年4月3日 土曜日、春と距離と誕生日と
スーパーにあふれる「春」の文字。
厳しい時期にそれを乗り越えるために蓄えたものは滋味豊かな力ある美味しさだけど、暖かくなってふんわりやわらかくほどけた、そして芽吹くための内に貯めた苦みをいただくのは格別だなぁと思う。
格別を知らせてくれるスーパーの「春」の文字。「春」って漢字って、もういかにも「はる」って感じで美しいなって、昨年のことがなければこんなふうに感じることはなかったのかな。
手が届くは
2021年3月7日 Hold Me in Your Heart,Hold You in My Heart
一番都合のいい映画館での公開は1週間限定とあったので予約可になり次第チケットの手配をした「松竹ブロードウェイシネマ『キンキーブーツ』」。
自分の席の位置を確認しようと今朝映画館の予約サイトを見ると「売り切れ」の文字。映画館でチケットが売り切れる、最近なかなか見ないよな、おんなじ思いでスクリーンに向き合う人がたくさんいるのかな、と天外者の公開当時のことが蘇る。
私が行った映画館には、ポスターもフラ
2021年2月6日 美しい人
私の住む街は、平な道路が少ない。
最寄駅を挟んで一つ前の駅から一つ先の駅まで、距離にして2Km程まっすぐな道が続いていて、最寄り駅を降りて自宅へ向かう道の一番初めの横断歩道からそのアップダウン、一つ前の駅から一旦下ってその後登って(ここは下りも上りも勾配が急)、最寄り駅の前あたりから少し緩やかになるけどもう少し上りが続いて一つ先の駅の手前でまた下る、をよく見渡すことができる。
私はその横断歩道で
2021年2月4日 取れないまま、見れないまま
空を見上げる余裕を失っている毎日は自分にとってあまりいい状況じゃないということ、これまでの経験でなんとなくわかっている。
ルーティンなことも楽しみなことも先にあることに対してそれが思い通りにいかなかった時、落ちこむ深度が深くなりすぎないようにダメになることを想定しながら過ごす、そんなことがダラダラと続くことで少しずつ心の底に澱が溜まっていく。溜まった澱は気持ちの感度を下げる。
それでも毎日は繰
2020年1月8日 どんな今日でも
先が見えないことに対して感じる不安やストレス。
抱えているものがある、支えなければならない人がいるからこそ尚の。
何かいつもと異なる判断や動きを取らなければならなくなった時用の、頭と身体の余力を常に持っていなければならないような。
ずっとこうやって頭や身体のどこかに力を入れたままやっていくしかないということなのかなぁ。
ニュースで見聞きしたり、自分に降りかかった理不尽を、大きな判断をしなければな
2020年12月27日 今年最後の週末
誕生日が来るとその1週間後にクリスマス、その1週間後は年越し。
毎年のことだけど、クリスマス一色だった街やお店は26日の朝にはすっかりお正月モードに切り替わっている。一晩寝て朝起きただけで全く違う世界に来たような、ベルトコンベアーに乗せられて強制的に運ばれているような不思議な気持ちになる。
夕飯の支度をしている時、調理の途中で洗い物が溜まったのでコンロで揚げ物を続行しながら洗い物をする。
コンロ
2020年12月14日 変わらずやさしい仙台と佐藤くん
天外者の五代友厚は、いつも遥か前を見据えて、事態を進めるためのアイディアとエネルギーにあふれた活力の人だった。
とても力強くてふと隣を見るともうずっと先に行ってしまっているような。その気配だけを残して遥か先に進んでしまっていて追いつけずにいるような。
あいてしまった隣を冷たい風が吹き抜けるようでなんだか寂しくて、アイネクライネナハトムジークを観る。
紗季の手のシャンプーの文字を見つけた時の笑
2020年12月8日 自分の「好き」と向かい合う幸せ
生の舞台への期待が「払い戻し」となってしまい、払い戻せない時間を消化させることが出来ずすごすごと帰宅した今日。
生がダメなら映像だ。
もう思いっきり好みに合わせて、映像だから出来る一時停止をしまくって好きなとこだけピックアップする。
好きなところ=全部、であるYouTubeの「Kinky Boots Haruma Miura Tribute movie」。全部好きその中で、一際好きの温度が高いと
2020年12月5日 輝きのその後ろにあるものを思う
午前中冷たい雨が降った今日。特別に寒いなと思っていたけど、もう12月、寒いのが普通の季節。日々ベランダで空を見上げて季節の移ろいを感じていたつもりだったけど、追いついていなかったみたいだ。
クリスマスのワクワクとキラキラと祈りと救いと、その隙間に感じる孤独が心地よく胸に響くJamie Cullumの新しいアルバムをかける。
アルバムのタイトルにもなっている「The Pianoman at Chr