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逆から考える心理学・依存症編

逆から考える心理学YouTuber
石川です。

過去記事の閲覧数を見て、
依存症関連がコンスタントに読まれているとわかりました。


やっぱりみんな、依存症なんだね!!!
(≧∀≦)
…笑うところではないです。


依存症は、正確な数字として罹患者数を出すのが難しいです。


摂食障害にしてみたって、たんに食い意地がはっているのか、
ダイエットが趣味なのか、
ってわかりづらいですし。


王道のアル中(アルコール依存症者)は、
「病気ってわけじゃない。いつでもやめられる」
って言うしね。


さらに
セックス依存症などに至っては、
たんに「好きモノ」っていうことなのか
治療を必要とする病気か、なんて
極めて判断が難しい上に
恥ずかしくて人に言えない。

痴漢行為もそう。

(ちなみに、米国の精神科診断マニュアルには
摂食障害もアルコール依存症も
ギャンブル依存症も
診断名として有りますが
セックス依存症や万引き依存症という診断名は
今のところ無いです。

しかし
将来的に診断名として認められる可能性が
高いもの、として
検討されています。
インターネット、SNS依存症もそうです)


何が言いたいかというと
私の生活体感統計として、こうした「診断名としては明らかでない依存症」の人、
山ほどいますよね!


これ読んでいるあなたは、なんらかの依存症でしょう、でなきゃ読まないよね?
っていうくらい、多いと思う。


ちなみに依存症は、
どんなことでもなり得ます。
苦痛なことでも依存症になり得ます。


私は、依存症は
「治さないで治る」といつも言っています。

こちら→依存症の治し方

しかし敢えて、「治し方」をお伝えできるとすれば
何らかの依存症に苦しんでいる人へ、
絶対に伝えたいのは

「そのこと(依存症の症状)に没頭している時間は、そのまんまほっとけ!

止めなくていい。


そのかわり、それと関係ない時間が1日のうちに少しでもあるなら、

自分のためになることをやれ、

価値のあること、有意義だと思えることをやれ、

それがたとえ30分でもいいから

その時間の過ごし方であなたの

未来が決まる!」


…ということです。


これが
治さない治し方、
すなわち「逆から考える心理学」
未来の、依存症から回復したあなた側から
見た、
現在の正しい過ごし方と言えると思います。


私の父は子どもの時吃音症で、
大人になってからギャンブル依存症でセックス依存症で咳止めシロップ依存症で不眠症、
まさに「依存症のデパート」な人でした。

当然ながらその妻である私の母は共依存症、

そして摂食障害で恋愛依存症になった一人娘の私という、

「ザ・依存症家族」!!!

…が、私の原家族でごさいました。


そして治療者となった私が実感として確信している「治し方」が上記だから、間違いない、
と思う。


ちなみに私の父は、依存症治療というのを
一切しないままに55歳で亡くなりました。

自分が依存症だという自覚も、
最期まで無かったんだと思います。


しかしそこはさすが私の父、
「治さないで治る」を
やっていましたよね。今思えば。


自営業だったので、時間の融通が利いたのもあるけど
ギャンブル場に行ったりソープランド行ったりする合間に
仕事をしてたよね(笑)。

早くギャンブルに行きたいがために、素晴らしく能率的に手早く仕事してました。

不眠症でどうせ寝れないから、
徹夜で金型を作ったりもしてました。
(寝る努力をしない)


それで、父が世に残した発明品、いくつかあるんですよ。
(父は金型製作者という昭和のエンジニア)

亡くなったのが現役バリバリの55歳でしたので、
葬儀には800人以上が参列、

葬儀屋さんが
「20年以上この仕事してますが、こんなデカい葬儀をした一般人の方、初めてです」
とすごい褒めてくれました。


ね、
依存症の合間にやることが
あなたの未来を作る。


私もそうです。
私は過食しながら、いつも本を読んでいました。
当時の読書は今、確実に役立ってます。


人は必要なことしかしない。
と言ったのは精神分析の祖、フロイト。

依存症もその他のことも、必要だから
あなたはそれをやっている。


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