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【美容業界の実情】美容師や美容室の話

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ホットペッパービューティーがAI画像って、マジかよ!?【ヘアカタログの遍歴とこれから】

ホットペッパービューティーがAI画像って、マジかよ!?【ヘアカタログの遍歴とこれから】

操作イトウです。
今回は、ホットペッパービューティーのヘアカタログにまつわるお話。

キッカケは、お客様から「こうしたい」とスマホで見せて頂いた、ある写真。それはホットペッパーで検索された写真だったのですが、よく見ると「AI画像」だったのです。

僕は一目見て「AI生成された画像だな」と判断しつつ、そのことに触れずに施術していました。
ですが後々その旨をお話してみると、お客様は「画像修正してるだけ

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「5分遅れます」は電話しなくてもいい?【美容室の働き方と本音】

「5分遅れます」は電話しなくてもいい?【美容室の働き方と本音】

操作イトウです。
今回は、お客様の遅刻にまつわるお話。

美容師にとって、お客様が時間通りにいらっしゃらない事は、日常茶飯事です。
すぐに来れるのか、来店にあと15分かかってしまうのか。
それによって美容師の対応は大きく変わるため、こちらはドギマギして待っています。

そのため、「少しの遅刻」でもお電話でご連絡いただけることはありがたいことです。ですが、もう一歩踏み込んでお話すると、「5分遅れます

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「髪の毛が地球を救う!?」ついに美容業界にも再生可能〇〇が爆誕してた

「髪の毛が地球を救う!?」ついに美容業界にも再生可能〇〇が爆誕してた

操作イトウです。

サスティナブルが求められる昨今。「再生可能」なモノコトを見出していくことがビジネスにも求められる時代になりました。

美容業界でも「ヘアドネーション」は大衆に認知されて久しく、すっかり定着しました。ですが、相変わらずトライするハードルは高め。31cm伸ばすというのは、誰もが手軽にできることではありません。

「再生可能」といえば、以前に「タオル工場の綿ぼこりが、キャンプ用の発火

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美容室に行くなら11月中がチャンス!?【理由は「水を飲む暇もない」ブラックな働き方】

美容室に行くなら11月中がチャンス!?【理由は「水を飲む暇もない」ブラックな働き方】

操作イトウです。

今年もいつの間にやら11月。そろそろ年末の予定を組まなくては、と考える方も増えてきたのではないでしょうか。
忙しい最中に予定の一つに挙がるのが、美容室。
年の瀬の美容室に行くと、待たされるし、人が多くてうるさいから疲れてしまうから、行くのも億劫になってしまうものです。

そんな、「ごちゃごちゃした雰囲気が好きじゃない」ゆっくり過ごしたい派の方は、11月に来店するのがチャンスです

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ネット予約で失敗しない2つのポイントと、無断キャンセルのデメリット【ネット予約の仕方②】

ネット予約で失敗しない2つのポイントと、無断キャンセルのデメリット【ネット予約の仕方②】

操作イトウです。

今回は、【ネット予約の仕方②】です。
①は拗らせてサムネをミスった結果、あまり読んでもらえませんでしたが、順番に読んだ方がご理解いただけるかと思います。

①はコチラ↓

◾️予約通りに「できる」「できない」の線引きはどこから?ネット予約はお客様がメニューを選んで予約することから、やりたい内容に行き違いが起きやすいです。そのため、実際に美容師さんと話し始めたら「このパターンはで

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美容室のネット予約、メニュー多過ぎてなんそれ!【ネット予約の仕方①】

美容室のネット予約、メニュー多過ぎてなんそれ!【ネット予約の仕方①】

操作イトウです。
今回は、美容室の「ネット予約」にまつわるお話。

思い付いたタイミングでいつでも美容室を予約できるネット予約は、とっても便利。
まずは可愛い写真のお店を選んでから、時間とスタイリストをポチポチ選ぶ。すると、必ず行き詰るポイントがあります。
「私は、どのメニューを選んだらイイの?」
同じようなセットメニューが並び、その種類の違いもわからず、クーポンでお得な気がするけど、微妙に値段も

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オールウェーブ、試験やめないってよ【美容師国家試験の闇】

オールウェーブ、試験やめないってよ【美容師国家試験の闇】

操作イトウです。
今回は、一般の方からしたら「なんのこっちゃ」な、お話。

それは2023年7月4日に行われた、『第5回美容師の養成のあり方に関する検討会』について。
むしろ多くの現役美容師や元美容師、美容学校卒業生、美容業界関係者に読んでもらえるとありがたいと思います。

すでに2ヶ月近く経っていますが、おそらく現役美容師さんの1%もこの検討会について把握していないと思うので、これについて真面目

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ハイダメージ毛はどうなる?美容師が告白する実態【髪のダメージ②】

ハイダメージ毛はどうなる?美容師が告白する実態【髪のダメージ②】

操作イトウです。今回は、【髪のダメージ②】。

①では「バサバサ」と「傷んでいる」の違いについてお話しました。後編は、美容師から見た「ダメージ」についてです。実際に手をかける美容師はダメージに対して、こんなことを意識しています。

※余談ですが、今回のタイトルもChatGPTに作ってもらいました。

【髪のダメージ①】はコチラ↓

■ハイダメージ毛はどうなる?美容師目線だと僕の体感では、髪の毛につ

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忙しいママ必見!ベビーと美容室に行くなら【子育て世代とヘアケア②】

忙しいママ必見!ベビーと美容室に行くなら【子育て世代とヘアケア②】

操作イトウです。

①では、忙しいママに提案する一番簡単なヘアアレンジ法のお話をしました。
今回は、【子育て世代とヘアケア②】美容室に行くなら編です。

■忙しいママが美容室に行くためには…忙しいママは、美容室に行く頻度が遅くなってしまうものです。それ自体は仕方がないことですが、「子育て期間には全く美容室に行かない」というわけにもいきません。

美容室は、2時間ほど時間を作ればカットとカラーができ

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いつもの美容師さんのパフォーマンスが悪かった【美容師がする5つのミス】

いつもの美容師さんのパフォーマンスが悪かった【美容師がする5つのミス】

操作イトウです。

先日、初めていらしたお客様から「いつもの信頼していた美容師さんなのに、明らかにいつもと違うヘアスタイルだった。」という話をお聞きする機会がありました。

同業として、身につまされる思いでした。「自分の技術はちゃんと喜んでもらえてるだろうか」「いつものお客様にあぐらをかいていないだろうか」と、襟を正す想いがしました。

美容師を続けていると、お客様の「いつもの美容師さんに不信感を

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【美容業界の闇②】学校ビジネスが招いている現場のデフレスパイラル

【美容業界の闇②】学校ビジネスが招いている現場のデフレスパイラル

操作イトウです。【美容業界の闇】2話目です。
今回は、更に深い深い闇へとご案内いたします。

美容学校でカットの方法論を教わったわけではない、これについては①で説明していますので、お読みいただいてからの方が理解が深まります。

【前回のおさらい】専門学校の「塾化」によって、実践を勉強できない「カットの方法論」を教わることができない理由の一つとして、専門学校が学習塾と同じ教育スタイル/ビジネスになっ

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【美容業界の闇①】美容学生は卒業してもカットができない?

【美容業界の闇①】美容学生は卒業してもカットができない?

操作イトウです。

いつの間にやら、もう4月。桜の開花も早過ぎて、東京はもう散り始めている今日この頃。美容学校卒業生の皆様も、慌ただしく新生活が始まったところでしょうか。
今回は、美容学校の卒業生は友達からカットをせがまれても、切ることができない、という話。卒業生ならみんな経験する“あるある”なやりとりです。

というのも、友人知人から「卒業したんだから、もう髪切れるでしょ?やってよやってよ〜」と

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美容室行く前にシャンプーした方がいい?【お客様の髪と頭皮あるある】

美容室行く前にシャンプーした方がいい?【お客様の髪と頭皮あるある】

操作イトウです。
今回は、Twitterで頂いた質問からのお話。

「美容室に行く前には、シャンプーはしたほうがいいのでしょうか?」

この質問は、「美容師さんに頭汚いって思われてないかな?実際どうなの?」「汚い頭を触るのは不快なのでは?」と、お客様からお気遣いいただいている、ということだと思います。

これについて、回答します。

美容師のシャンプーあるあるについてはコチラ↓

■シャンプーはし

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シャンプーされている時は首に力を入れてはいけない?【美容師あるある】

シャンプーされている時は首に力を入れてはいけない?【美容師あるある】

操作イトウです。
今回は、美容師なら誰もが日常的に感じる“あるある”の話。

皆さんは美容室でシャンプーをされている間、首を持ち上げられた時には、どれくらい力を入れてますか?「この美容師さん華奢だし、首は重たいから力入れて軽くしてあげよう」と考えて、首を上げている方も多いのではないでしょうか?

ですが美容師にとって、お客様がどれくらいの力加減がやりやすいかと言われると、答えは、ゼロです。力は入れ

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