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「目に見える愛」〜旅立ちと別れの卒園式〜

卒園式の感動

昨日は、私が仕事でお世話になっている保育園の卒園式でした。
何度経験しても、卒園式だけは慣れません。

手広く多数の保育園にお邪魔しているわけではないので、他の園のことはわかりませんが、この保育の卒園式は涙を堪えるのが大変なくらいで、涙を堪えながらシャッターを押すのですが、毎回止めることはできません。

子供を思う親の気持ち、子供を思う親の気持ち。愛は目には見えませんが、この日ばかりは親子の愛を見ることができます。

目に見える愛

私は、自分の卒園式のことを何一つ覚えていません。皆さんは自分の卒園式のことを覚えていますか?親として参加した卒園式は忘れられないのではないかと思いますが、自分の卒園式の記憶はほとんどないのではないかと思うんです。
しかし、この園の卒園式というものは、見ることができない「愛」が見えるほどの機会です。そんな素晴らしい機会に、親でも子でも先生でもない立場で、同じように感動を味わえることができるのは、本当にありがたいことだと思います。

私も、子供たちと5年間過ごしてきているので、色んな思い出があります。何万では収まらない数の写真を撮ってきて、一緒に遊んで、その成長を見てきました。子供達の環境も知っていて、中にはシングルマザーだったり、途中で苗字が変わったしまったり、いつもお迎えが遅かったり兄弟で離れ離れになってしまったり、既に色んな経験をしています。やはり、そういう経験をしていたり、ちょっと手がかかった子ほど可愛いと言うように、旅立ちの時には色んな感情が溢れるものです。

そういった、色んな辛い寂しい経験をしていたり、一生懸命働いて、頑張って育ててきた親の愛を、子供はその内忘れてしまいます。
嬉しいことも嫌なことも、その中にこそ大切な記憶、思い出というものがあると思います。卒園式の時に味わった愛や感動も、いずれは薄れ、忘れたりして、親子関係が悪くなったり、親が離婚してしまったり、家庭不和になることもあり、家族の形は変わっていきます。その時に必要になるのが、家族の絆だったり、愛だと思うのです。その記憶や思い出が強いほど、家族を大切に思う気持ちは強いはずです。

卒園式のような門出の時は、色んなことを振り返ることができます。せめてそういった時に一度振り返り、沢山の愛を思い出し、感謝の気持ちを伝えたりしたいですね。それが家族の絆を深めたり、自分自身がより大きな愛の器になるのではないでしょうか。

一生残る感動を

私は保育カメラマンとして、私に見える家族の愛を写真や映像にすることで、一人一人に一生残る感動を残したいと思っています。それが、一人一人の幸せになっていけば、こんなに嬉しいことはありません。子供達もいずれ私のことを忘れてしまうでしょうが、私が撮った写真や映像は一生残り、大切な子供達の心にも、残るんだろうと思います。そういう仕事に携われることは、私にとってもとても幸せなことで、本当に有難いと思っています。

私のした仕事が、相手を少しでも幸せにするものであり、辛いことを乗り越える糧になればと思いっています。
この仕事をしているから見えるものがあります。だからこそ、そういう大切な、一生残る感動の瞬間を映像にしたいと思っています。

卒園式を通じて、私の仕事紹介にもなってしまったかもしれませんが(笑)、仕事紹介でいいやと思っています(笑)この人に写真を撮って欲しいとい方、連絡お待ちしております!

「愛を映像化して、魂が奮える感動を」

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