理系学生が大学院まで行ってなぜ陸上競技を続けようと思うのか
私は工学部4年の理系大学生で、現在は卒論を書きながら、陸上競技の練習にも励んでいます。
今後の進路に関しては、同大学の大学院理工学研究科に進学予定で、今所属している研究室でもう2年研究を行おうと考えています。
そこで体育会の部活動として所属している陸上競技部での活動ももう2年継続することとなりました。
当初は4年で終わり。そう決めていましたが、さまざまな試行錯誤を経て、競技続行を決めました。
今回はなぜ理系の修士課程に進みながら、陸上競技を続行するのかを書きます。
4年生で陸上競技は辞めるつもりだった
競技を続けたい気持ちはありました。
しかし、陸上競技以外にやりたいこと、成し遂げたいことがある中で、時間、身体ともに有限だという現実に突きつけられ、きっぱりと陸上競技は辞めようと決めていていました。
周りの方からは「どうせ続けるでしょ」「辞めたらもったいない」という言葉をたくさんいただきました。
幸せなことです。
多分、人並み以上に陸上競技に取り組んでいたところを見てくださっていたからだと思います。
しかし、そうやって取り組む中に、身体的な苦しさと精神的な苦しさがあることを、外から理解することは難しいことなのだなとわかりました。
とにかく自分自身では陸上競技を引退しても、悔いはなく、やりきったと感じていました。というより、もうしんどいかなと思ったことが1番かもしれません。
何か残したか?
4年生の1年間は自分自身の競技結果に集中して、納得して競技生活を終わろうと考えていました。
しかし、陸上競技部内で4年生という立場で練習をしていると、後輩からの疑問に答える役目があるということを知りました。
練習中または試合中、後輩からたくさんの疑問・質問がきます。
その疑問・質問に答えるうちに、後輩たちへ私の経験してきたものを残してあげなければならないと感じました。
私の所属する陸上競技部の後輩たちは優秀な選手たちが多いため、疑問・質問がある中で、私が逆に学ぶこともあります。
その学びは自分だけでは気づけないこと。すなわち、後輩たちがいなければ学ぶことができなかった部分になります。
これがわかった時、まだまだ成長の余地はあると思いました。
組織として、実力、年齢ともに上下関係なく、学び合える環境。
陸上競技の技術の学びだけでなく、自分の立場上どんな人間でいれば良いのか、まだまだ学べる気がしています。
だからこそ、私は今所属している陸上競技部に少しでも「意味のあること」を残せるだけ残して、後世に役立つようにします。
そして、自分自身もたくさんの学びを得るために、実力、年齢関係なく議論し合える環境ができるように努めたいと考えています。
これがまだ陸上競技を続ける理由の一つです。
もっと明確な結果が欲しい
私はこの大学4年間で"それなりの結果"を残していると自負しています。
それなりというのは、国立大のくくりの中での対校戦優勝だったり、大学記録の更新だったり、関東インカレへの出場だったりと、私が所属する部では少し目立つような成績のことを指しています。
ただ、それなりなわけです。
世間体では全く通用するようなものではありません。
私は少なからず、学生時代に陸上競技で取り組んできたことで何かしらの利益を生みたいと思っています。
そのためには、明確に優秀だとわかる成績がなければ、そもそも認知されないと考えています。
なので、全日本インカレや日本選手権などのよりメジャーな大会での活躍が必要だと感じました。
辞めてもいいという感情の中、高い目標を目指すことは苦しいかもしれませんが、"レッテル"のために頑張ることも一つ悪くはないのかなと今は思っています。
大学院で陸上競技を続けることの理由として"明確な結果を得る"ことを一つとしています。
ただ、簡単に達成できることではありませんが…
本当は無い2年間だから
大学4年生で陸上競技を引退していたのであれば、これからある2年間の取り組みは無いわけです。
同期は陸上競技をやりたくても、引退をしなければならない人もいます。
本当は無い2年間なのなら、残せるものだけ残す。やれるものだけやる。
正直「楽しい」という感情はほとんどないです。ないのだから、何かの利益になるようにひたすら頑張っていければいい。
そして、残すものは残す。
6年もお世話になる組織に少しでも与えられるものは与えて終わる。
陸上競技から得られるものを全部得て、引退しようと思います。
まだ、2年も先のことなので早い気がしますが、2年続ける理由を探すためにどんなゴールを迎えたいかを整理しました。
読んでいただきありがとうございました。
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