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「世界標準の経営理論」を自分の経験を通して読解するシリーズ

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経営書としては異例の売上を誇る鈍器本こと「世界標準の経営理論」。 世界中の経営理論の中でも評価が定まったている最先端の「知」が集積されており、かつ死ぬほど分かりやすく書かれてい… もっと読む
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記事一覧

良い仕事をするために「感情をコントロール」する方法  【世界標準の経営理論14:感…

何を隠そう、私は感情的になりやすい人間だ。 今回は、そうした感情的になりやすい人にって、…

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豊かな経験、継続する情熱が「決める力」を育む 【世界標準の経営理論13:意思決定の…

経営書として異例のベストセラーを誇る「世界標準の経営理論」の読解と、自分の経験に照らし合…

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自分の楽しいが、誰かの喜びにつながるために  【世界標準の経営理論12:リーダーシ…

リーダーシップだのマネジメントだの、本当に難しい世の中だな、とつくづく思う。 組織の中で…

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組織を変える力は「経営者」にも「組織そのもの」にもある 【世界標準の経営理論11:…

ここまで3回は、「組織学習とイノベーション」というテーマで、イノベーションプロセスを分解…

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イノベーションを生み出す議論のレベル 【世界標準の経営理論10:知識創造理論(SECI…

今回は、日本が誇る経営学者、野中郁次郎大先生の知識創造理論(SECIモデル)を紹介する。 私…

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「我々は何の会社なのか?」を問い続ける 【世界標準の経営理論9:組織の記憶の理論…

前回はイノベーションを考える上で不可欠な「知の探索・知の深化の理論」を紹介したが、閲覧数…

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根深すぎる問題でしょ、企業のイノベーションって 【世界標準の経営理論8:知の探索・知の深化】

「企業の目的は、『顧客の創造』である」 とは、書籍「マネジメント」の中にドラッカーの名言の一つであり、社会人になってから最も衝撃を受けた言葉であったが、その後に続く、 「企業の基本的な機能は『イノベーション』と『マーケティング』である」 という一節も、会社の論理に良い感じで染まり始めた30歳前くらいの時、同じく大きな衝撃を受けて、目が醒めるような思いをした記憶がある。 考えてみれば当たり前のことだが、企業は顧客にサービスを提供する見返りとしてお金を頂き、そのお金によっ

不確実性を味方につける  【世界標準の経営理論7:リアル・オプション】

今、このタイミングは、ここ最近の人類史の中でも最も不確実性の高い時代ではないかと思う。 …

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不可思議な現実を問い直す  【世界標準の経営理論6:ゲーム理論】

今、世の中はコロナで大変な状況になっている。 最前線で日々感染リスクに晒されながら活躍さ…

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デジタル時代の「街づくり会社」の形を考える 【世界標準の経営理論5:取引費用理論…

情報の経済学(第3回)、エージェンシー理論(第4回)に続き、組織に関わる経済学の理論の3…

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不確実な時代の組織の形 【世界標準の経営理論4:エージェンシー理論】

前回に引き続き、情報の経済学。 前回の「アドバース・セレクション」が、取引関係成立「前」…

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これからの新たな市場のつくり方  【世界標準の経営理論3:情報の経済学】

第3回はSCP(ポーター)、RBV(バーニー)の2大競争戦略に続き、「情報の経済学」である。 …

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自分の強みを正しく認識した人・組織は強い 【世界標準の経営理論2:リソース・ベー…

前回のマイケルポーターらのSCP理論に続き、競争戦略の2大基礎理論とも言われている「リソー…

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儲かるための大原則 【世界標準の経営理論1:SCP理論】

「世界標準の経営理論」を体得するために昨年末に「世界標準の経営理論」という本が出版された。この本には世界中で研究が進められてきた約30の経営理論がわかりやすく解説している、言ってみれば、経営理論の辞書である。 一つ一つの理論が短くまとめられてあり、大変読み易い本なので、さらっと読むとわかったつもりにはなるが、その一つ一つがとても深い内容のため、次々に理論を読み進めていくうちに理解が浅いままどんどん忘れていってしまうという問題点がある。 序章にも書かれているが、経営理論は現