マガジンのカバー画像

日記

1,129
日記という形式の器の大きさに存分に頼る
運営しているクリエイター

2019年6月の記事一覧

2019年6月29日(土)

泊まった連合いとちんたら朝を過ごした、鎌倉行きが浮上した、太川さんの人の良さについてしきりに褒めた。午後は散髪、のち古本屋で気まぐれに鷲田清一の【感覚の幽い風景】を買った。今の私はピクルスを漬けてさえいれば良いと思っている節があるからピクルスを漬けた、驚くべきことにローリエまで添えられた、ここでいう「良い」とは健康維持、栄養の観点以上に人間的な営みという意味合いが強い気もするがどうか。レイソルは勝

もっとみる

2019年6月28日(金)

朝御飯を食べても正しく健康を診断できる技術の開発と、中間尿の明確な定義が人類には一刻も早く求められる。中間尿は一回あたりの放出の全量を100として40-50の部分のものを採取する想定だったが、事前の見積りよりも多量・長時間の排尿が行われ、結果としては20-30のものになった、気紛れに70-75のものも混ぜ合わせた。持っているパンツの中で、最も生地の薄いものを意識して選び取った、無論体重測定を見越し

もっとみる

2019年6月27日(木)

何ら記憶に残っていない、2019年6月27日(木)という日は、本当にあったのだろうか?
そんな訝しみすら現実味を帯びてくるくらいだ、などと書きながら、翌日の健康診断に備えて食を抑えて酒を控えたということが思い出された、その出来事すら「有」というよりは「無」を象徴する事象に思えてならなかった。
#日記 #エッセイ #コラム #小説 #創作

2019年6月26日(水)

何とかして社会復帰をした。行ってしまえばどうということはない。おらおら労働かかって来いや。などと思えていたのは長く見積もっても午前中が関の山で午後は滑る岩に長らく座っているような心地の悪さだった。命からがら家に帰るとトマト缶とツナ缶と大蒜が落ちていたのでパスタを作成して病み期間に作り置きしていたピクルスとともに頬張った。食べると頬が張るから食べることを頬張ると表現する日本語のセンスは好きだが、もう

もっとみる

2019年6月25日(火)

メンタルが破砕した感覚があって家から一歩も出れなかった昨日が終わって寝て起きてもその感覚は継続していて出勤を取りやめた。横になってコパアメリカを観ていた、久保はサッカーが上手い。午後になってこのまま部屋で死んでいると本当に死ぬの感に襲われて無理矢理外出した、ひたすら南下して和田堀公園という善福寺川沿いに広がっている細長い形状の公園に出向いた。人生で訪れた公園で最もカラスが横溢していた。川の水面が陽

もっとみる

2019年6月24日(月)

メンタルが破砕した感覚があって家から一歩も出れませんでした。【族長の秋】を延々と読みつつ休憩しつつ一日が終わるのを待っていた。
#日記 #エッセイ #コラム #小説 #創作

2019年6月23日(日)

松原俊太郎の【山山】を読んだ、この手の強度の高い裏返されたような言葉が強めの圧で並べられている作品は好物であるからおもしろく読んだ。生を口実に服従するな。

実家の裏庭に巣を作製した親鵯はどこでどの様にどの様な餌を仕入れてくるのかは今ひとつ判じかねるけれども、裏庭の裏にある家の裏にある道に生えている電柱から道なりに伸びている電線の上にまず降り立つ。ぴよぴよ(今から行きます)、ぴよぴよっぴー(お待ち

もっとみる

2019年6月22日(土)

Yahoo!の天気を見ると「重ね着」の欄には五枚並んだTシャツのアイコンのうち一枚のみが緑色に塗り潰されていてあとは灰、但書には「Tシャツ一枚でも過ごせる」との旨記載あり、しかしそれは個々人の対暑寒性能や体調にかなり依拠するよなぁ、事実私はTシャツの上にシャツを着てますがちょっとと言うにはちょっとはみ出ているくらいには肌寒いですよ。他には「ビール」の欄もあって五つ並んだジョッキのうち二つのみに黄色

もっとみる

2019年6月21日(金)

会社と組合の間での目標確認会なる事業所独自の奇妙な催しがあった、目標達成に向けた勝鬨CALL、すなわち拳を突き上げて発声を行うという行動が強制された、こういう古臭い体質みたいな、時代錯誤の感のある催しは一周回って逆に好き、というふうな気持ちを自らの中に発生させそれを維持することで一線を画した場所に留まろうという意志が見受けられる。周囲の、割と心底から発声を行いがちな古株の人間に咎められないギリギリ

もっとみる

2019年6月20日(木)

牛丼食ったから何か起きるんじゃねえかな。すまん。と独特の濁声で言い放ったのは隣の隣に座っている人間で、彼は視力が5.0あると自称していてそれを容易に信じられるというか、むしろそれくらい、アフリカ人と同等の視力を保持していないとおかしいと思われるほど野性味溢れる方だった。昼飯に牛丼を食べると障害が発生することが多いという経験則に基づいた因果関係を見出していて、じゃあ食べないで下さいよ。と言うと、我慢

もっとみる

2019年6月19日(水)

中野と高円寺のほぼ中間地点に越してきて三年ほどが経つだろうか。自宅から両駅までの距離はその比にして7:8で僅かに中野に軍配が上がる—中野駅まで徒歩14分・高円寺駅まで徒歩16分とは不動産屋による公式情報である—こともあり、また停車する車種の豊富さの観点から常時は中野駅を利用しているから高円寺に足を運ぶのは多くても週一回だがそれでもそこそこの回数来ているはずで、それでもこの何を教えているのかも命名の

もっとみる

2019年6月18日(火)

疲労がピークという感じが凄く支配的な日だったことだけは確かでそれ以外のことは特に記憶にない。先週尋常五連勤、土曜は雨中で結婚式、日曜テストで大爆発、月曜状況調査と謝罪。積み上げればそれはこの疲労も納得である。
#日記 #エッセイ #コラム #小説 #創作

2019年6月17日(月)

朝起きた瞬間これは体調不良と称しても許されるだろうというくらい会社に行きたくないという精神の状態に陥っていたが昨日のテストによって発覚した地雷の処理の仕方の方向性を決めなければならないという妙な、いや本来は妙ではなく正当だが実感としては妙な義務感が湧いて出てきてその折衷として午前半休を取得した。21時までしこたま働いた。高円寺までいって食べた六九麺が矢鱈と美味くてよかった。そういえば親父の誕生日だ

もっとみる

2019年6月16日(日)

テストの結果激烈な不備が発覚してあきませんわこら。ってなわけで本番稼働を延期する方向になりました。みたいな状況でそれなりにへらついていられるのは私に責任は無であって、むしろ前任者から引き継いだ地雷を発見して処理の方向に持っていった、と少なくとも自分では思っている、というか思うようにしているからである。レイソルは終了間際の劇的なゴールによって引き分けに持ち込んだことで満足感の嵩増し・粉飾を行なってい

もっとみる