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感謝は世界を変える

私は国際結婚した夫から、暴力、暴言、脅しを受け続けながら、彼の元を去るまでの数年は自宅に監禁されていた。

ほぼ10年間その生活をしていると、彼の言うことだけが全て正しく、彼なしで私は生きていけないと強く思い込むようになった。
洗脳されていたのだ。

本当は彼は変わらないと分かっていたが、変わってくれればと願ってい続けていた。

しかし私の願いは虚しく、時間を追うごとに暴力は激しくなり、遂に私は歩行困難な状態になった時に私が終わらせなければと悟った。

私には何の知恵もなく、社会からも完全に隔離され、お金もなく、家もなく、車もなく、頼る人や家族もいない、英語も話せなかった。
ただ一つの希望であり、絶望だったのは子供だった。

子供を一人で養うとなると綺麗事では済まない。

その答えをずっと探し求めて、隙を見ては隠し持っていた古いスマホで仕事を探したり家を探したり、ヘルプセンターにメールしたり、ネットで経験者の話を探したりしていた。

具体的な方法や、具体的な経済支援や、具体的に10年以上社会に出ていない私がアメリカで仕事をもてる可能性があるのか、家を借りることができるのかを知りたかった。

でも全ての情報は責任のない、人ごとの情報だ。

確かなものは何もないけど、彼から逃亡するかこのまま彼といて、このままの生活を続けるか。

私にとっては、どちらを選んだとしても命懸けの選択になる。

今すぐはシェルターに逃げても、その数ヶ月後は?1年後は?2年後は?
手元にあるのは150ドルだけ。
明日さえ生きられない。

その時の私にはそんな絶望的な未来しか見えなかったが、SOSを出しても自分で動かなければ未来はない。
子供さえ外に出せば、子供だけは生きられる支援はアメリカにある。
子供だけは未来を生きる事ができる。

私はそれを確信した後すぐに決断した。

私たちはある朝家を出た。
振り向かずに走った。
貴重品と子供の着替3日分と150ドルの現金をバックパックに入れて、私たちは絶望だった過去を捨て、絶望の未来へ走った。


そして、今私たちには今住む家があり、車があり、仕事があり、子供と一緒にいる。
この命懸けの選択が、私たちの命を繋ぎ、命があるから未来が見える。

いろんな人が私たちの命のバトンを引き継ぎ生かしてくれた。

私の決断を自分のことのように一緒に考えてくれた顔も知らない人たち、働いて税金を払ってくれている人がいるおかげで命が続き、寄付をしてくれる人がいるからクリスマスに子供にプレゼントができた。

会ったこともない誰かが、私たちの未来を繋いでくれた。

今は私たちが、合ったこともない、顔も知らない誰かの未来を繋ぐ番なのだ。

感謝は世界を変える、感謝は未来へ繋ぐ、感謝は人を変える。

#未来のためにできること












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