海人

風の吹くまま気の向くまま文章を綴ります。軽やかで隠れ家のようなnote。東京/…

海人

風の吹くまま気の向くまま文章を綴ります。軽やかで隠れ家のようなnote。東京/'93/Sat.

マガジン

  • Short Story Collection

    心に問いかける短編小説集。

  • Memory Music Collection

    想い出の一曲を紹介するマガジン集。

  • 徒然なる余白

    あてもなく書き始めた、他愛もないエッセイ集。

  • 近況報告

    心情を吐露した近況報告集。

  • 平々凡々なボクの日常。

    平凡だけど、なんとかして生活を面白がりたい。そんな毎日を綴ったエッセイ集。

最近の記事

  • 固定された記事

“海人のnote”サイトマップ

はじめまして!ここのnoteを運営している海人です。 これまで様々な文章を発表してきましたが、ある日「これからははじめましての方にも、いつも読んでくださる方にもわかりやすい場所にしたい!」と思い立ち、このたびサイトマップを作成してみました🗺 普段は何気ない日常を舞台にエッセイを綴る身ですが、それ以外にも色々と書いているので、興味のあるジャンルがあれば是非お立ち寄りください! 🐳海人ってどんな人?📝創作編📕エッセイ ◆マガジン集 ★反響の多かった記事 📗小説 ◆マガ

    • カーテンコール

      お疲れ様でした。 ふと、そんな言葉をかけられた。 声のする方を見ると、小柄の男性が笑みを浮かべている。フォーマルな格好をしているが、年齢は掴めない。それなりの年齢にも見えるし、随分年下な少年のようにも思える。 年齢不詳とはこのことだと颯介は思う。 「えっと。どちら様ですか?」 そんな問いかけに対しても、表情を崩すことなく男は喋り続けている。ちょっとムッとするが、どうやらここには自分と相手しかいないようだから耳を傾けるほかない。 「二瓶颯介さん。今から52秒前、

      • いきものがかり『うるわしきひと』

        もし過去に戻れるとしたら、そしてその時を選べるのなら、今の僕は15年前の春に戻ってあの歌をもう一度聴いてみたいと思う。 中学を卒業する間際、僕には同じクラスで好きな人がいた。 やがてその恋が叶わないことを知ってしまうけど、偶然その子も含めた同級生の男女グループでカラオケボックスに行く機会があった。それぞれの進路が決まり、残された時間を少しでも謳歌しようと、友人たちとよく遊びに出かけていた頃だ。 今思えば、人生で初めて誰かとカラオケに行ったのがこの時だった。 あの頃の

        • 散り際なんて誰も知らない

          瞬く間に時代は変わっていく。 僕たちはその中を流れるように、なぞるように日々を暮らしていく。 この不確かな世の中で、誰もが確かな存在を求めている。 人によってその形は違うのだろうけど、通りすがりの駅前で汗をかきながら歌う若者を見て、ふとそんなことを思った。 人との関係、今就いている会社や仕事の行く末、当たり前にある日常。 そこに確かなものなど何一つ存在しないのではないかと思う。いつ何が起こってもおかしくないと心づもりだけして、この不安定な日々を何とか乗り越えていく。一

        • 固定された記事

        “海人のnote”サイトマップ

        マガジン

        • Short Story Collection
          38本
        • Memory Music Collection
          3本
        • 徒然なる余白
          4本
        • 近況報告
          25本
        • 平々凡々なボクの日常。
          13本
        • Photo Collection
          50本

        記事

          待つわ いつまでも待つわ♪

          【本エッセイを読む前の注意喚起】 本記事は今年度初っ端のエッセイにもかかわらず、誠に残念ながら非常に下らなくてナンセンスな内容となっております。 「それでも構わない!」「ぜひ読み進めたい!」「いいじゃない、そんな時があっても!」「いやはや、それもオツですな」「まあまあ、どうせ謙遜でしょ?」等々温かなお心をお持ちの方のみ画面をスクロールいただければ幸甚です。何卒宜しくお願いします。では本編! *******************************************

          待つわ いつまでも待つわ♪

          もうすぐ出会いの季節🌸

          もうすぐ出会いの季節🌸

          +4

          想い出の場所🌊

          想い出の場所🌊

          +3

          evergreen

          思い残すことはもうないよって そう優しく手を振って 別れを告げようと思ったのに そう簡単にはいかないね 毎日幸せだと思い込んでも 心はどこか渇いていて それがどこか傲慢で 皮肉めいた因果すら感じていた あれからたくさんの人に出会って 数えきれないほどすれ違って 小さなささくればかり作って 未だその傷が疼く夜もあるけれど そんな時は思い出すんだ 若い頃の君の笑顔を 古びたアルバムをめくるように あの頃は何とも思わなかった場面さえ 今は何もかも輝い

          evergreen

          暮らしのタイムラプス

          終電間際の空いた電車が好きだ。電車を降り、心なしか通勤風景よりもゆったりと歩いて家路に就く、その歩幅も。 さっきまで業務でパソコンとにらめっこを続けていたからか、スマホを含む電子機器に触れようとする気はさらさら起きない。 辺りを見渡すと、乗客一人ひとりが思い思いの時を過ごしている。疲れのせいか熟睡している仕事帰りの若者。肩を寄せ合って仲睦まじく小声で談笑する男女。単語帳を熱心に読み込む将来が楽しみな学生。 こうして見ず知らずの人たちと空間をともにする車内が、ふとした瞬

          暮らしのタイムラプス

          一足早く、伊豆にお花見へ🌸 桜に、海に、美味しいお寿司も楽しんできました^^ 夜はお酒片手に陽が昇るまで語り合い、またひとつ大切な想い出ができた気分です。皆さんにとって、今年の春もよい季節になりますように✨

          一足早く、伊豆にお花見へ🌸 桜に、海に、美味しいお寿司も楽しんできました^^ 夜はお酒片手に陽が昇るまで語り合い、またひとつ大切な想い出ができた気分です。皆さんにとって、今年の春もよい季節になりますように✨

          様々なnoterさんを紹介されているネコぐらしの勉強暮らしさんに、海人についてご紹介いただきました! 大変嬉しく、またそのひとつひとつの言葉選びがもれなくステキで感激しております✨このたびはご紹介いただきありがとうございます! https://note.com/lattenecco_ff14/n/n26b86fcb13ad?sub_rt=share_pw

          様々なnoterさんを紹介されているネコぐらしの勉強暮らしさんに、海人についてご紹介いただきました! 大変嬉しく、またそのひとつひとつの言葉選びがもれなくステキで感激しております✨このたびはご紹介いただきありがとうございます! https://note.com/lattenecco_ff14/n/n26b86fcb13ad?sub_rt=share_pw

          君と見た風景

          君と見た風景

          三木孝浩監督作品『ソラニン』

          今時の若い人は知らないのかもしれない。 それでも、この映画のことは書いておきたいと思う。そう思ったのは、今年も変わりなく春が訪れようとしているからだろうか。 2012年3月。 もう12年も昔になるとは、僕もどうりで年を重ねるわけだ。 当時在籍していた高校では現役で進路を決める人が大半で、僕のように大学浪人の道を選ぶ人間はごくわずかだった。 今でも鮮明に覚えている。高校の卒業式、みんなクラスメイトとの別れを惜しんで涙を流していたけれど、当然その気持ちはあったけど、それよりも

          三木孝浩監督作品『ソラニン』

          人も引っ越せば水をこうむる

          う、うそやろ!? テレビコマーシャルを観て、こんなにわかりやすく驚く視聴者も今時珍しい。 2月初旬。それは、明日には関東に大雪が降ると可愛げなお天気アナウンサーが涼しい顔でサラッと恐ろしいことを告知した直後だった。 今日は日曜の午後だからこうしてコタツでぬくぬくできているものの、明日の今頃には慣れない雪に悪戦苦闘して、下手したらトリプルアクセルを決めてしまいそうな勢いですってんころりしながら出社しているのかもしれないと思うと、途端にブルーな気持ちになる。 CMに突入

          人も引っ越せば水をこうむる

          密かに目標にしていた年間ビュー1万を超えました!いつもありがとうございます😭 引き続き、のんびりとマイペースに投稿していけたらなと…!これからもよろしくお願いします🙏

          密かに目標にしていた年間ビュー1万を超えました!いつもありがとうございます😭 引き続き、のんびりとマイペースに投稿していけたらなと…!これからもよろしくお願いします🙏

          夏キャン!汗をかきながら飲むビールもオツですね🍻

          「あー夏キャンプしたい!」 2022年12月に誘われるがまま初めてのキャンプをしてからというもの、それから半年も経たない翌年5月には自分からそんなことを口走っていた。 前回のキャンプでは日本の名湯にも数えられる鬼怒川温泉の街々を素通りし、普段あまり見かけることのない80Lのキャンプバッグを背負い、徒歩でキャンプ場を目指す男2人組というのは、さぞ人目を引いたことだろう。 「来月の土日空けといて!夏キャン行くぞ!」 気づいたら、そんなLINEを相棒宛に送っている。 皆

          夏キャン!汗をかきながら飲むビールもオツですね🍻