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【今年のふり返り】ジェンダー論の覇権と大学の「洗脳」

今年は、なんといっても、「ジェンダー論」が世の中を席巻した年でした。

LGBT法の騒ぎがあったし、Colabo問題もこれに関連する。

最近では、ジェンダー論者の査読で、哲学論文の学会誌掲載が断られた件があった。

ジェンダー論者の検閲ではないか、と論文執筆者の谷口一平が激怒し、Xで告発したものだから、まだ騒動が続いている。ジェンダー論の年の締めくくりにふさわしい出来事でした。

哲学論文なのに査読者がジェンダー論者?


ジェンダー論が、学問だけでなく、政治や社会まで席巻した一年。

年寄りには理解しがたい事態です。

ジェンダーって何? そもそも。

わたしも、わかったふりして「ジェンダー」を今年は使いまくりましたが。

服にも「ジェンダーレス」なんてのが出来て、それを通販番組で女性キャスターが「セックスレス」と言い間違って放送事故になったそうだけど。

ややこしいんだよ。いまだに呑み込めない。ふつうの人はそうだろう。

でもジェンダー論無双で、だれもこれに敵わない。


ジェンダー論なんて、もともと、社会学の片隅の、冗談みたいな分野だろう。

ちゃんとした学問が出来ない人が集まってやってる学問ごっこだろう。

上野千鶴子が東大教授になったのも、東大の冗談だろう。

と思ってナメていたが、甘かった。


まあ、わたしにわかるのは、それが「文化左翼」だということですね。

それなら、以前、noteに書いたことがある。

文化左翼イコール「大学左翼」です。

現実の世の中から生まれたのではなく、「大学」から生まれた左翼思想。

だから、浮世離れしてるけど、大学出の左翼が担ぎまわって、世の中に広まった。



大学の学問、とくに人文系の学問は、ほんとに学問か、と思うことも多い年でした。

人文系の学者って何者?

それは、日本保守党界隈の「池内恵VS飯山陽」を見ていても思う。


年をとると、大学でやってる人文系の学問、社会学とか政治学とか心理学とか、を信じなくなる。

そういう傾向があるんじゃないでしょうかね。

さっき、私の好きな陰謀系YouTuberのみほさん(イタリア在住)が、クリスマスパーティーの話の延長で、同じようなことを言っていました。


「クリスマスにハプニングで義母と喧嘩になるところでした」(イタリアの食卓 Miho's kitchen 12月27日)


(動画11分あたり)
主人の姪っ子が、私が知り合ったころはまだ小さかったんですけど、大学生になって、心理学を勉強してるんですね。

その子と話して思ったんですよ。小さいときはすごくかわいかったんだけど、大学生になって専門を学習するようになると、見識をせばめちゃう傾向があるのかな、って。

それが私、すごい残念な感じがしたんですね。

大学で勉強して専門知識を身につけちゃうと、それが絶対っていう変な自信が湧いちゃって。

私が経験値で話をすると、「それは科学的に証明されていない」とばっさり切られてしまう。

それは、最近の若い人の傾向ですね。最近の若い人、とかいうと、自分が年とっているようで嫌いだけれど。

いろいろな考えがあるのに、これが正しい、と洗脳するのが大学ではないかと。今まで感じなかったそういうことを最近感じる。年を重ねるごとに。



反ワク反グローバリズムの陰謀論YouTuberが何を言っている、と思う人はいるかもしれないけど(わたしはワクチン7回打ってます!)、同じ「若くない人」として共感するんですね。


理系みたいな「ちゃんとした学問」なら尊重するけど、大学で学ぶ人文系の学問くらいの知識なら、自分が人生から学んだ経験のほうが上だ、と思ってしまう。

わたしも、人文系の大学を出てるんだけどね。

若い頃は、わたしも大学出の経歴をハナにかけて、それだけで高卒以下の人より高い給料をもらって当然だ、と思って生きてきたのに。

年をとると、あんな学問は意味がない、自分の経験のほうがエライ、と思う。


だって、そうでしょう。

今年は、「構造と力」が文庫化されたのも、一部で話題になっていたけど、あんな本も冗談みたいなものでしょう。

あんな本をもてはやした結果が、いまのジェンダー論のわけのわからん隆盛につながった、とさえ思える。

でも、あの本いっぱつで、浅田彰は、大学界隈で人事権ふくむいっぱしの権力をもっているらしい。

その文庫本解説を書く「栄誉」を、東浩紀と千葉雅也が争ったような話を聞くと、「あーあ」と思う。

そういう、わけのわからん学問業界の「構造と力」のほうが問題だ、とか思うわけです。


まあ、これは、落ちぶれて引退し、力を失った年寄りの嫉妬なんでしょうね。

こんなんだから、東大教授の池内恵に、年寄りがネトウヨ化して社会の不良債権化していると言われる。

なんの話だっけ?

そう、ジェンダー論。

そんなものを理解せずに死んでいけるのは幸いだ。





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