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2023年振り返りと2024年抱負

新年明けましておめでとうございます!
昨年は、私にとって、"叶えたい社会に向けて事業をとおしたアプローチができていることを確信できた年"でした。

私は、好奇心旺盛なほうで、新しいことや知らないことに触れることが好きです。ルーティーンワークが嫌いで、毎日、変化がある刺激的な生活を送りたいと思っています。

そんな私にとって、毎日ものすごいスピードで成長していく、タイの移民の子ども達の将来を追っていくことは本当に刺激的で、私は今取り組んでいる事業がだいすきです。
私は、日々、移民の人達の、家まで自分達でつくってしまうクリエイティブさ、子ども達の、身の回りのものから新しいものを生み出す発想力や想像力に憧れ、惚れ込んでいます。
事業をとおした嬉しいことが毎日最低でも3つはあって、それらに浸りながら生きていけています。

ただ、事業は思うように軌道にのらないし、私が人生の多くの時間を費やし夢中に取り組んでいることが、本当に自分の叶えたい社会へ繋がっているのかに確信がもてない瞬間がたくさんあって、毎日本当にしんどいです。

0.5割楽しい嬉しい、9.5割辛いしんどいって感じの日々だなと思います。
起業してからずっとそんな日々だったので、改善するべきところもたくさんあるし、数字が全然ついてきてくれなくて事業としてはまだまだ赤点だけど、自分ができる範囲での課題設定やアプローチ方法は間違っていないと確信できたことで、自分の事業に、より自信が持てました。

1年間のトピックを5つに絞ってそれぞれ簡単に振り返りたいと思います。


2023年振り返り

オンライン交流会開始

日本の子ども達やシニアの方々とタイの移民の子ども達をオンラインで繋ぐ、オンライン交流会を始めました。
日本の子ども達×タイの子ども達の交流会を3回、
日本のシニアの方々×タイの子ども達の交流会を2回させていただきました。

日本の子ども達×タイの子ども達
日本のシニアの方々×タイの子ども達

子ども達同士の交流も、子ども達とシニアの方々の交流も、どちらも違った良さがあって、普段どうしても閉鎖的な環境下の移民の子ども達にとって、刺激的な良い機会になったと聞いています。

また、日本の子ども達やシニアの方々にも日本にいながら海外を感じることができる時間の提供ができてよかったです。

今後も、子ども達が環境下に左右されず様々な経験ができるよう、コーヒーをとおした現地でのきっかけや体験作り、プロジェクトに加え、このようにオンラインをとおした機会もつくっていきたいなと思いました。
今年は、オンライン交流会も1つの事業としてデザインしていきたいです!

ランチプロジェクト開始

関わりのある移民学校12校中の1校で、念願のランチプロジェクトをスタートできました!!

一昨年からずっとずっとやりたくてしかたなかったプロジェクトです。

移民の子ども達が通う移民学校は、教育課程がとても特殊で、子ども達は保育園から高校まで通います。
ただ、中学生くらいの歳になると、家族のために学校に行かずに働く子どももでてくるため、学年があがっていくのに比例して人数が減っていってしまいます。

子ども達全員が最後まで学校に通い、必要最低限の教育を受けられるように環境を整えたく、一昨昨年や一昨年、子ども達の親たちにヒアリングをおこないました。
子どもを学校に行かせることで昼食を食べることができるなら、途中で通うことを辞めさせないという親たちが多いことがわかったので、学校で給食を提供する給食プロジェクトは、進学率をあげるためにずっとやりたかったプロジェクトの一つでした。

給食は、忙しい先生たちの業務をこれ以上増やさなくて済むよう、日雇いの仕事がない子ども達の親たちを数時間雇用させてもらい、ローテーションを組んでつくってもらっています。

楽しそうに給食をつくってくれてるお母さんの1人

今月1月で5か月目にはいるこのプロジェクトは、
・毎日学校に通うことができる子どもの数が増えた
・学校から離脱していた子どもが学校に戻ってきた
・子ども達の体重が増えた
など、とても良い結果がでています。

課題を整理して、アプローチできそうなところからヒアリングを重ねて、形にしていく過程は本当に楽しいです!

たった数か月で満足してても長い将来的には何も変わらないので、今後ずっと続けていけるように、今年は他の11校でもランチプロジェクトをつくっていけることを一つの目標に、より事業を大きくしていきます。

物品サポート

コーヒーをとおした活動の一つ、学校運営に必要な物品のサポートも、
今年も各学校の必要なものリストと予算を照らし合わせ、少しずつ補充することができました。

この活動に関しては一時的でしかないのは痛いほどわかっているし、
これをする度に、「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」はすごく難しいことを実感して複雑な気持ちにはなるけれど、
少しでも持続可能に続けることで、移民学校が、子ども達の必要最低限学べる環境がそろった場所になるといいなと心から願っています。

いつどんなときでも一生推せる子ども達

タイイラストコーヒー制作

タイコーヒーで、子ども達が1枚1枚手描きで描いた絵のパッケージのものを看板商品にしているので、絵と楽しむコーヒーをつくりたいと思い、タイイラストコーヒーを作りました。

イラストは、一目惚れしたタイ人イラストレーターのmig_mig にお願いさせてもらいました。
チェンマイのカフェで1回打ち合わせしただけなのにこんなにも私のドタイプなイラストを描いてくれて、つくりたいものつくらせてくれて彼女に感謝いっぱいです。

タイのイラストでタイコーヒーを飲みながらよりタイを感じていただけるものができたと思います。
おかげで、タイ好きの人へのプレゼントにご注文いただくことが多いです(^^)

農園ツアー実施

チェンマイコーヒー農園ツアーを実施しました。

ターム1
ターム2

農園ツアーはずっとタイミングを見計らってやりたかったことの一つで、Saphan coffeeをつくったときに、農家さんともやりたいねって話していたことだったので、実現できてとても嬉しかったです!

いつもコーヒーを飲んでくれている方々、取引先の方、SNSで普段活動を見守ってくれていた方々、計10人の方々に参加いただき、コーヒーの収穫から焙煎までをひととおり体験してもらうことをメインに開催しました。
村でとれた果物や野菜を食べたり、夜な夜な焚火を囲んで満点の星空の下たくさんお話したり、本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました(^^)

チェンマイ市内からも3時間ほどかかる山奥の村に、みんなと行けたこと、
農園で一緒に濃い時間を過ごせたことが心から楽しかったし、
チェンマイ山奥でとれたコーヒーをタークで焙煎、日本に届けられていることが、とても感慨深く感じた時間でした。

初めて、実際にコーヒーを飲んでくださっている方々、取り扱ってくださっている方々と農家さんたちに会ってもらって、私が普段言葉で伝えている何倍も、彼らの生産しているコーヒーについての生の声を彼らに届けることができたし、参加してくださったみなさまにも、生産過程や生産している農家さんたちのことを体感していただけたと思います。

今後も農園ツアーは続けていきたいです!

このように、今後も、最終目的地に行くまでの道のりで、少しずつやりたいことを叶えていけたらいいなと思います。

だいすきなカレン族の村の人たち

他にも、百貨店のポップアップにださせていただいたり、子ども達への日本語教室を開校したり、新しいことにたくさん挑戦できた1年でした。

阪神百貨店

移民の子ども達への日本語教室

2024年抱負

2023年の抱負で昨年書いた、「子ども達の将来の選択肢を創る」会社にしていきたいということに関して、道のりは遠すぎるけど、少しはそんな会社に成長できたのではないかなと思っています。
少なくとも、そんな会社にするために1段くらいは階段をのぼることができたなと。

いつどんなときでも一生推せる子ども達

今年の抱負は、現地でのプロジェクト等をとおした持続的なサポートを浸透させ、拡張させていくことです。
また、コーヒーに次ぐ新しいブランドもつくろうと奮闘しています。

事業をとおして持続可能に子ども達のきっかけや体験づくり、将来への基盤づくりをしていくことで、子ども達の今後の人生という終わらない変化しつづける物語をずっと近くで見ていられたら、これ以上ない幸せだなと思います!!

だいすきで大尊敬の校長先生たち!私のロールモデル

2024/1/10
最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました!!
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