猫乃なみだ

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「散歩記」「妄想記」「独言記」をアップしています。「散歩記」は放浪先の風景描写。「妄想記」は文芸です。水墨画のように余白のある淡い文章を描きたいです。「独言記」はエッセイ他、言いたいこともろもろです。 関東育ち/関西在住 早期退職/自由人 サッカー/スキー/放浪/散歩・・・

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    エッセイ、オピニオンなど、自由人のひとりごとです。

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留寿都村の猫 冬の朝

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      タンタン(旦旦)

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        菜の花✕桜✕鉄橋  @京都 桂川 #風景写真

        • ロジカル事務品質 ~事務作業改善ポイント~

          はじめに 「品質管理」「品質向上」というタイトルの書籍の多くは工業を対象としている。工業製品はユーザおよび市場に直接評価される。厳しい競争に磨かれて品質管理が体系として確立し進化してきた。  一方、書類を処理する事務作業の品質はユーザが直接良し悪しを評価する機会はなく、企業における裏方業務の位置付けである。事務作業の体系的な品質マネジメントは注視されることも認識されることさえなく、事務作業の品質に関する書籍も世には出回っていない。しかし、ひとたび事務ミスが発生すれば企業およ

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        留寿都村の猫 冬の朝

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          ゴミを捨てない女✕ゴキブリ退治できない男 #家事分担の気づき

          #家事分担の気づき お題 「家事分担の気づき」 結論 相手を尊重する    得意なものがやる 1.危機 妻(甲)は神経が太い。ゴミを捨てない。 夫(乙)は神経が細い。ゴキブリを退治できない。 結婚30余年となる。 甲と乙の間には3人の男子がいた。   甲は片付けをしない。掃除をしない。ゴミを捨てない。 冷蔵庫の中は腐敗物に汚染されている。 食器棚の底には9年前に開封されたお菓子が放置され、、、1mm程の黒い生物体が無数に蠢いていた。 甲の居室の畳には”キノコ”が生えて

          ゴミを捨てない女✕ゴキブリ退治できない男 #家事分担の気づき

          できる快感

          幼年期・・・日々できることが増える。 自転車に乗れる。九九ができる。ローマ字が読める。電車にひとりで乗れる・・・ それが快感であった。目が輝いた。 老年期・・・できないことが増えていく。 新聞の文字が見えない。全力疾走が遅い。英単語が出てこない。・・・ 積み上げてきたものが崩れていく。それは受け入れがたい喪失感と無力感をもたらす。瞳がうつろになる。 ダイヤモンド社「小学生がたった1日で19✕19までかんぺきに暗算できる本」小杉拓也著 を実践してみた。 できた。筆算の半分

          できる快感

          「鉄✕雪」

          鉄と雪 剛と柔 黒と白 あんがい相性がよい 

          「軌跡・・・」  留寿都にて

          退職してフリーになった。 北の地で一冬過ごした。 これまでの足跡・・・ そして、 これから続いていく道 最後に目にしたものは、 雲間からもれるやわらかな光だった。

          「軌跡・・・」  留寿都にて

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          北緯36度14分17秒 東経137度58分19秒 高度10000m

          北緯36度14分17秒 東経137度58分19秒 高度10000m

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          【散歩記】冬の日本海 穏やかでした #佐渡ヶ島 新潟

          【散歩記】冬の日本海 穏やかでした #佐渡ヶ島 新潟

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          【転職体験記】 転職で人生転落、、、そして救われた

          #転職体験記 1.わたしの職業歴  56歳で早期退職し、フリーの立場になって60歳を迎えた今、職業人生を振り返って気付いたこと、”転職で痛い目にあったけれど、それによって人として救われた…という事実である。  収入と地位という観点で見るならば、37歳での転職を機にピラミッドの底辺に転落した。転落の要因は企業文化への不適合であった。しかし、組織人として脱落したことが、人としての再生の一歩であった。    22歳・・・就職 コンピュータメーカ 営業職  29歳・・・転職 資材

          【転職体験記】 転職で人生転落、、、そして救われた

          閃光 #シロクマ文芸部 #雪化粧 

           「雪化粧ってやつ?   わたし、うまれてこのかた、見たことないんだよね・・・  一度、みてみたいなぁ。どんなんだろね?・・・」  タクシーの運転手はそういった。  白い開襟シャツ、シミとしわの浅黒い顔、小柄な後ろ姿。    窓を少し開けると蒸し暑い熱風。    石垣島   海岸通り  7月の午後  水面に反射するレーザービームのような太陽。  瞳が痛い。  雪原のきらめきのよう。  

          閃光 #シロクマ文芸部 #雪化粧 

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          南国でわらう② 桜島 鹿児島

          南国でわらう② 桜島 鹿児島

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          南国でわらう① 指宿 鹿児島

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          阿修羅に捧ぐ手記 #孤独死#絶倫男#年収1500万   

           私はそのひとを先生と呼んでいた。私が先生と知り合いになったのは大阪にある大学の学生寮である。私も先生も高校を卒業したばかりの田舎者であった。同級生に対してなぜ先生と呼ぶようになったのか?先生には誰かに気を遣うことのないよく言えば堂々とした、悪く言えば幾分高慢な雰囲気があり、奥手で引っ込み思案の私には恐れ多い存在だった。浅黒い顔色、太い眉、眼光鋭い野心的で精悍な青年であった。文学部のおとなしめの私、経済学部で遊び人の先生、タイプの異なる二人が還暦までの付き合いになるとは、出会

          阿修羅に捧ぐ手記 #孤独死#絶倫男#年収1500万   

          転 #最後の日 #シロクマ文芸部

           最後の日、誰に見送られるわけでもなく18年過ごしたその家をあとにした。父と母が身を削って建てた木造家屋には陰湿な空気がよどんでいた。呼吸ができない。何かに締め付けられ、重苦しい荷物を背負った日々であった。新幹線の切符を握り、大学というあらたな舞台へ向かった。                 ∞  毎晩の酒宴、牌をかき回す音、叫び声...200人あまりの学生が暮らす古びた鉄筋コンクリートの建物は、希望、野心、挫折、享楽、性的欲望、、、さまざまなエネルギーが渦をなし鬱積し発

          転 #最後の日 #シロクマ文芸部