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それは積み上げない方がいい。

「積み木人生」の真実。何もない更地に、一つの木を置く。それは、千里の山道を登る人生の遠大な計画の初動。一つをやり切り、成し遂げ、仕上がったら、もう一つを積み上げる。始めは、土台作り。この基礎がしっかりとしていないと、後にいくら積み上げても、崩れ去るだけ。更に大事なことは、何を積むのかということ。中身がスカスカな、弱々しく、すぐにひび割れ崩壊してしまうようなものならば、それは積み上げない方がいい。後で、たったその一つが全体を弱くしてしまう。即ち、始めから作り直す勇気も必要ということだ。この営みに、一足飛びはない。どれだけ立派な梃子を使おうが、高度な技術を持っていようが、素早くひょいひょいと積み上げようが、一つひとつを丁寧に、心を込めた営みには敵わない。この積み木を積む営みは、万人に課せられたもの。全ては、これ自分次第の所業。まずは、しっかりと自分が仕上がることだ。ここに、他の者の早い遅い、高い低い、強い弱いはまったくもって関係がない。なぜならば、その全ての営みの総和を持ってこの超大宇宙が調和の方向へと形成されているからだ。己の積み木が早く高く強く仕上がったとしても、他の積み木が遅く低く弱ければ、全体の総和に影響し、己自身にその影響が及ぶ。これ即ち全体性。従って、基本は自分の積み木人生をしっかり全うすべく、先に仕上がれば終わりではなく、それだけでは最終的調和は成り立たないのだから、他の者に対する扶助も必要となる。この真理、人間だけに与えられた課題ではなく、全生命の相補性の性質を持って営みが行われている。そのことを人間だけが忘れてしまっている。従って、己の日々の所業、心掛け一つひとつが、この壮大な超大宇宙の計画の一部となっていることを推して知るべし。


そのことを肝に銘じ、今積み上げようとしている積み木を今一度、点検と確認を怠ることなく、心して掛かります。


有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者