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創作界隈の成れ果て村から雑話お届け。普段は映像やったり文章いじったりネットサービスをつくったりする人です。noteでは一般通過サブカル論者ですが、論評は10ではなくだいたい6〜7割くらいの考え。サムネは自分で描く。アマゾンアソシエイトあり。

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【雑記】歳をとった父がいつまでたっても「ワシは○○じゃ!」という口調にならない件について

お世話になっております。 KANOENOです。 ちょっと気になっていることがあったので、共有します。 ワシは○○じゃ!フィクションのキャラクターづけで、年配の老人の言動に「ワシは〜」とか「○○じゃ」とかあるじゃないですか? こういうキャラの人とか、 こういう人や、 等の人たちの口調ですね。 マンガとかでは、未だに見かけるものだと思います。 で、ふと思うのです。 「実社会でそんな喋り方してる年寄おる?」 広島にはいるかもしれませんが、正直一般的にはあまりみかけ

    • 【雑漫画】 手動掃除機でQOLが上がった気がした話

      えー、事務所に手動スイーパーを買ったんです。そういう話です。 コレ系↓がおすすめ。マジで、基本掃除機いらんくなる。

      • 【雑記】町田ゼルビアアンチにみる、ジャンル古参ファンの振る舞いに隠れているもの

        町田ゼルビアというチームが、J1昇格したばかりで、首位を独走していろいろと注目を集めています。 勝ちにこだわったサッカースタイルで、選手もスタッフも一丸となって突き進み、結果を勝ち取っている姿は素晴らしいもんがあります。 戦術的にはみんな大好きポゼッションではなく、ロングボールを多様し、セカンドボール奪取に重きをおいた堅守速攻のスタイル。 ロングスローをつかい、ラフプレーも辞さない、J1の古参チームに比べて潤沢ではないリソースを駆使しつつ、どうにか勝ち切ることを念頭に置

        • 【雑記】挑戦の足を引っ張る「敗者バイアス」の面倒くささと対処法

          何か事を成そうとするときの判断を阻害するものとして、近年良く話題にあがるものに「生存者バイアス」という言葉があるかと思います。 意味としては── それお前にしか出来ねーよ、条件が限定的すぎるよ、参考になんねーよ、ってヤツですね。 これらは、wikiの言葉にあるとおり選択バイアスの一種となっています。 で、このバイアスなんですけど、個人的にはこの生存者バイアス以上に厄介なバイアスがあるよなぁ、などと常々思っています。 それは、タイトルにある通り敗者バイアス、犠牲者バ

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          日本人は映画オッペンハイマーの何に苛ついているのか?

          クリストファー・ノーラン監督のオッペンハイマーという映画について、以前感想を書かせていただいたんですが、その後も、なんだかモヤ付きがおさまらないというか、同映画を素直に称賛できない苛立ちみたいなものがずっとつきまとっていました。 ※前回論評↓。 なんでだろー?って思っていたんですけど、ふと答えに思い至ったので、日本人がなぜあのオッペンハイマーという映画について、モヤ付き、苛立っているのかについて、解説したいと思います。 そんなに難しい話ではないです。 技法的に優れた映

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          mixi的SNSが衰退して絶対に復活しない理由についてのお話〜SNSにおけるコミュニティと利権について

          お世話になっておりますKANOENOです。 世のSNS論議を観察していると、たまぁに「mixiの復活が望まれる」とか「mixi的なサービスが欲しい」「そろそろmixiがもどってくるんじゃないか」みたいな論調をみかけるんですが、それって結構無理な話だと思ってます。 ていうかこの手のmixi復権話って、一般人じゃなくてIT系のサービス関係者からもたまにでてきたりするんですけど、ちょっとどうかなーなどと聞いていていつも思っています。 実はmixi的サービスが衰退する決定的な理

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          映画オッペンハイマーに見る日本人の存在の軽さと、ノーラン的映画構成の話〜映画の感想

          オッペンハイマーを見た。 この映画については見終わったあとで、三つに分けて感想を述べる必要があると思った。 1つ目は、伝記映画/歴史教養映画としての素晴らしさについて 2つ目は、その中での日本人の扱われ方のしんどさ 3つ目は、ノーラン作品の構造や構成について 伝記映画としての素晴らしさまず映画を見て思ったのは伝記映画/歴史教養映画としての、素晴らしさ、丁寧さについてですね。 最低限の歴史勉強をした人なら聞いたことがある、有名な科学者、数学者、物理学者の名前が出てきて、

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          「君たちはどう生きるか」は聖書と言ったジブリのヤバさと、そこから考えたい大切なこと

          君たちがどう生きるかがアカデミー賞を受賞しました。 とても喜ばしいことですね。 で、受賞に際してプロデューサーの鈴木敏夫さんが「君たちはどう生きるかという作品には、聖書的側面があるから、欧米のほうが受けると思っていた」みたいな事を言っていました。 フツーに聞くと「そういうものか」と聞き逃してしまいますが、これってよく考えると、かなりヤバい事を言っているのです。 今回は、鈴木敏夫Pの発言のヤバさ、ジブリのヤバさについて、アカデミー賞受賞の言葉から広げて解説。 聖書って

          「君たちはどう生きるか」は聖書と言ったジブリのヤバさと、そこから考えたい大切なこと

          投稿が外部にプチ拡散してビビったnote初心者のSNS要点まとめ

          お世話になっております。KANOENOです。 先月、Vチューバーについて書いた記事の一つが拡散してしまい、びびって更新を控えていたnote初心者のKANOENOです(SNS初心者ではない)。※その記事はこちら。 該当記事のいいねの異常係数に気づいたとき、はじめ何故アクセスが伸びているのかわかりませんでした。ぶっちゃけそんなにnote内で伸びるとも思えない、ざっくりとした書き方でしたので。 ですが伸びを奇妙に思い、これは外部からの流入か? とエゴサをかけると、どうもXとは

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          VTuberに沼があると言われ「いやいやまさかそんな・・・」と思って視聴を続けた元プランナーの末路

          今から書かれるお話は、たぶんここNoteでも他に誰かが書いているであろう一般的な話なんですけども、個人的な整理として書き起こしたいと思います。 Vには沼がある「VTuberは沼になっている」 僕がそんな噂話を聞いたのは、たしか1年とちょっと前だったと思う。 その頃僕は、まあまあ四天王とよばれる配信者は追いかけず、You Tube自体もそこまで入れ込んでみているわけではありませんでした。 ただ在宅業務が増えたことで、業務中You Tubeほか何らかのメディアを流しっぱな

          VTuberに沼があると言われ「いやいやまさかそんな・・・」と思って視聴を続けた元プランナーの末路

          eスポーツが現状どう頑張ってもスポーツとして認められないワケと、その改善方法の話

          eスポーツの一般認知が進んでいますよね。 You Tubeやツイッチほか、ゲーム配信可能なネットメディアの発達と、各ゲーム&ゲーム会社&プロスポーツゲーム集団協賛の、様々な大会の開催によって、ここ1〜2年で、日本でもeスポーツというのは急激に広がっています。 そして世界的には、国際オリンピック協会もeスポーツを検討する話もあるくらい、世界的に盛り上がっています。 その一番のポイントは「興行すれば金になるから」ですよね。 これはもう経済原理として当然なもので、仔細はどう

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          人気の教養系Vチューバーの背景にあるもの

          お世話になっております、かのえのです。 ブイチューバーというと、歌をやって、雑談をして、ゲームをやって、というような形がほとんどではありましたが、昨今はもっと雑多で多様になっていますよね。そうしなければ差別化&個性を出すのが難しいと言うのもあると思いますが、今回はその中から、切り口の一つである教養系ブイチューバーについて一つお話。 教養系はやったもん勝ちなので先行者メリットのあるジャンルだと思うのですけど、一方で難しい切り口だとも思います。そのへんについて、メジャーな方々

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          葬送のフリーレンはフェルンとシュタルクの玄孫を子守したっていい

          葬送のフリーレンが良作なのは言うまでもない話ですが、僕は個人的に気になっている事があるのです。 同物語が、その設定によって、たぶん「そうなる」であろうと予想される場面が、ちょっと気になっているんですよね。 フリーレンが目撃するものフリーレンはエルフなので、人間やその他の劇中の種族とはタイムスケールが違うんだけれど、厭世的な生活から世の表舞台に出てきたことで、彼女は自分よりも命の短い人間たちの生死を目撃することになっていますよね。 それで何が起きるのかというと、フリーレン

          葬送のフリーレンはフェルンとシュタルクの玄孫を子守したっていい

          note初心者が数日でモヤッとしたnoteUIの決定的にしんどいところ:雑感

          こんにちは、noteに投稿をしはじめて数日が経った僕ですが、1点モヤッとnoteに違和感抱いたので記載したいと思います。 noteって記事を漁る時に、ワンクリックして遷移しないとヘッドラインすら読めないの、情報取得に難があってネットサービスとしてだいぶしんどくて。 これっておそらくnote的にポリシーがあって(SNSじゃないから!とか)、一生なおらないヤツだとは思うのだけれど・・・もう気になったので書いときます。 SNSでいうと基本的に何か情報をザッピングするときに、フ

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          「哀れなるものたち」は、時代とヒトに敏感でいたいなら今見るべき作品

          「哀れなるものたち(原題:Poor Things)」が公開されたので、時間を作って見てきたのだけれど、とても良かったので推します。 というか同じ時代に生きている人で、時代と人に敏感でいたいなら、これは絶対に見たほうがいいと思える作品です。 作品概要作品概要としては、2023年のイギリス・アイルランド・アメリカ合作のシュールSFロマンティック・コメディ。監督はヨルゴス・ランティモス、出演はエマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー。 さらに、同作は、ヴェネチア

          「哀れなるものたち」は、時代とヒトに敏感でいたいなら今見るべき作品

          東京リベンジャーズの東京卍會はヤンキー史にどの程度即していたのか振り返る

          数年前に終了した東京リベンジャーズですが、あの作品は前時代的なヤンキー文化をリバイバルさせたという点において、密かに影響力の強かった作品だったと思っています。 あの作品が出たことで、世間ではそこそこ高齢な層しかみかけなくなっていたヤンキー&暴走族文化が若年層にまで再度カルチャーとして波及していたのは、良し悪しを抜きにすれば興味深い現象でした。 なんとなく気になっていたことで、気になるのが、ではあの作品内のカルチャーは現実世界ではどうだったのか、という話です。 おそらく、

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