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コムジョの虚無ろぐ👻  虚無僧の幽霊、片羽です。 古典尺八楽愛好会代表。東京小金井市で…

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コムジョの虚無ろぐ👻  虚無僧の幽霊、片羽です。 古典尺八楽愛好会代表。東京小金井市でやってます。真面目に路上でコム活中♪  竹内史光師の孫弟子♡ 明暗三十七世谷北無竹系。 布袋軒、錦風流なども。

マガジン

  • コム活日記☆

    半僧半俗である虚無僧の俗人目線で虚無僧活動を綴ります✏️

  • 虚無僧墓マイラーが行く★『探墓行』

    かつての虚無僧寺、虚無僧が眠る墓や供養塔、偉大なる尺八奏者の遺跡を巡ります🙏

  • コムジョの独り言

    日々思ってしまったことなど。

  • コムジョの尺八歴史探訪📖

    尺八の歴史をマニアックに探究中✐ 虚無僧の実態を探ります!

  • 尺八で吹いてみませう🎵

    おもに童謡、古曲など楽譜を載せております。

記事一覧

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古典尺八楽愛好会🎏5月の予定

8日(水)18:30~20:30 17日(金)13:00~15:00 22日(水)18:30~20:30 31日(金)13:00~15:00 場所  東京都 小金井市公民館東センター。 部屋は入口の掲…

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12日前
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虚無僧研究会総会に行く☆新宿法身寺にて

先日、新宿法身寺にて行われる虚無僧研究会に参加してまいりました。 虚無僧研究会とは? その名の通り、虚無僧寺及び尺八に関する研究を目的とした会。 新宿法身寺に事…

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3日前
7

地下道のライバル現る☆コム活日記

久々に新宿某地下道の端っこに陣取り、さて、吹き始めようと息を入れたら音が出ない。 最近練習も怠っているし、とうとう劣ってしまったか! 一瞬焦りましたが…、 地下…

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7日前
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秩父札所34観音霊場巡礼『結願』☆尺八献奏行脚👣

第19番から参加させて頂いている虚無僧行脚秩父巡礼。 今回は最後の二つのお寺、第33番菊水寺と、札立峠を越え第34番水潜寺への献奏行脚です。 前回はこちら↓ 西武秩父…

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10日前
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4月17日御開帳🙏町田の虚無僧寺☆南松寺観音堂へ

昨年に引き続き今年も、東京都町田市にある南大谷天神社内にある、虚無僧寺南松寺の観音堂御開帳に合わせ、献奏とお参りに行って参りました。 こちらは昨年2023年の様子。…

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2週間前
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澤水寺へ再び👣虚無僧の墓を見たという人に会う☆

「寺址の左には径があって、八王子城下横山口へ通じてゐる。」 という天野佐一郎著『普化宗澤水寺の廃墟』のこの一文に刺激され、再び今度はアプローチを高尾駅から変えて…

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3週間前
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東京八王子の虚無僧寺☆光輝山澤水寺『探墓行』

見出し画像の右端に小さな石塔と一緒にポツネンとあるのが澤水寺の墓碑。案内板は何も無い。場所は八王子市大楽町の法泉寺内。 澤水寺所在地 武州八王子柳沢村 現在の地…

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3週間前
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Breathe in, breathe out(吸って、吐いて)

ちょっと休憩… Balming Tiger - Trust Yourself 最近ハマっているBalming Tiger 彼らの歌のTrust Yourselfの歌詞にある、 Breathe in, breathe out (息を吸って、息…

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1か月前
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絵巻『熈代勝覧』の虚無僧に会いに行く

『熈代勝覧』とは、文化2年(1805年)の頃の、日本橋から竜閑川に架かる神田今川橋までの通りの様子が描かれている絵巻。 当時の問屋街や人々が生き生きと描かれており、こ…

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1か月前
7

西条八十の『かなりや』を吹いてみる🐦

歌うように尺八を吹いてみたいシリーズ♪ です。 乙の「チ」始まりです。 最後の4番から曲調が変わり、歌詞と共に不思議な雰囲気を持つ歌ですね。 先月、青梅の梅まつり…

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1か月前
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古典尺八楽愛好会🌸4月の予定

5日(金)13:00~15:00 10日(水)18:30~20:30 19日(金)13:00~15:00 24日(水)18:30~20:30 場所 東京都 小金井市公民館東センター。 部屋は入口の掲示板…

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1か月前
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錦風流のコ、ロ、ロ☆奏法

錦風流にも、明暗流ホロホロ奏法と同じく、コロコロ奏法があります。 その中の、 「コ、ロ、ロ」という奏法。 「コ、ロ、ロ」スタンバイ この状態で一と二孔を交互に開…

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1か月前
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コロコロ(ホロホロ)奏法☆練習用

コロコロと言えば、ドラえもんのコロコロコミックを思い浮かべるのですが…、 そっちじゃなくて、尺八の吹き方のこと。 明暗流ではホロホロとも明記され、主に、鳳鐸、善…

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1か月前
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歩く供養塔☆の話

最近、あちこちにある石塔やら石仏やらを調査していたら、自分もなんだか石塔やら石仏になったような気がしてきた。 時代錯誤も甚だしい格好で、江戸のかけらも無い真新し…

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1か月前
8

青梅✿梅まつり虚無僧行脚〜吉川英治記念館〜聖地・鈴法寺巡り

「青梅の尺八文化をつなぐ会」の皆さんが参加された、青梅梅郷の観梅市民まつりの虚無僧行脚を見に行って参りました。 こちらは青梅と虚無僧寺のことなど写真も掲載された…

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1か月前
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小金宿の短笛禅林☆一月寺と松戸市立博物館へ🐾古典尺八楽愛好会企画『探墓行』続き♪

萬満寺での献奏のお次は、旧一月寺跡へ。 前回の続きです↑ 北小金駅で下車。 北小金駅から南に旧一月寺まで行く道は、小金宿といわれる宿場町。 因みに古典尺八楽愛好…

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2か月前
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古典尺八楽愛好会🎏5月の予定

8日(水)18:30~20:30 17日(金)13:00~15:00 22日(水)18:30~20:30 31日(金)13:00~15:00 場所  東京都 小金井市公民館東センター。 部屋は入口の掲示板にてご確認下さい。 参加費500円 古典尺八楽愛好会とは 始めての方も大歓迎♪ 尺八はレンタルしております。 お気軽にお問い合わせ下さい♪ ところで、  いつもの無駄話ですが…、 チラシを見ていただくと「五月蠅い?」と書いてありますが、(「蠅」という

虚無僧研究会総会に行く☆新宿法身寺にて

先日、新宿法身寺にて行われる虚無僧研究会に参加してまいりました。 虚無僧研究会とは? その名の通り、虚無僧寺及び尺八に関する研究を目的とした会。 新宿法身寺に事務所がおかれています。 虚無僧研究会会則↓ 虚無僧研究会では、機関誌『一音成仏』が年に1回、会報誌が2回発行されます。 そして、春は総会(事業報告、講演・展覧会)、秋は献奏大会が行われる。 機関誌『一音成仏』に「設立趣意書抜」が最初の頁に書かれています。 設立から40年がたち、調査も先人の皆さんのおかげでず

地下道のライバル現る☆コム活日記

久々に新宿某地下道の端っこに陣取り、さて、吹き始めようと息を入れたら音が出ない。 最近練習も怠っているし、とうとう劣ってしまったか! 一瞬焦りましたが…、 地下道から吹いてくる強風のせいだった。 コム活の一番の大敵は風。 ここは風が強いと分かっちゃいるが排除されない安心な場所。どっちを取るかなのだ。 せっかく来たので意地でも吹いてやろうと風に負けないようにとこちらも吹いてやる。 その日は法身寺で虚無僧研究会があり、マット・ギラン氏の講演「真実と虚構の狭間で 中里介

秩父札所34観音霊場巡礼『結願』☆尺八献奏行脚👣

第19番から参加させて頂いている虚無僧行脚秩父巡礼。 今回は最後の二つのお寺、第33番菊水寺と、札立峠を越え第34番水潜寺への献奏行脚です。 前回はこちら↓ 西武秩父駅に集合しバスに乗ります。 いつものように尺八研究家神田可遊師のご引率です。 まだまだ序の口。 札所三十三番 延命山菊水寺 参道入口には「大櫻山長福寺」とありますが、右側面に「札所三十三番 延命山菊水寺」と刻まれています。 かつては曹洞宗の「長福寺」という寺院であったとのこと。 八重桜のアーチが

4月17日御開帳🙏町田の虚無僧寺☆南松寺観音堂へ

昨年に引き続き今年も、東京都町田市にある南大谷天神社内にある、虚無僧寺南松寺の観音堂御開帳に合わせ、献奏とお参りに行って参りました。 こちらは昨年2023年の様子。 今年は尺八研究家の神田可遊師もご一緒に!小金井の古典尺八楽愛好会のメンバー私含めて3名でのお参りです。 南松寺の歴史、歴代の詳しくはこちらにあります↓ この天神社は1645年、名主五十嵐伝兵衛が、京都に上り仏師法春に天神像を刻ませ、村民伊左衛門が土地を寄進して村民一同によって社殿が建造され、その神像を奉祀

澤水寺へ再び👣虚無僧の墓を見たという人に会う☆

「寺址の左には径があって、八王子城下横山口へ通じてゐる。」 という天野佐一郎著『普化宗澤水寺の廃墟』のこの一文に刺激され、再び今度はアプローチを高尾駅から変えてやってきました。 見出し画像は、『武蔵名勝図会』の「八王子十五ヶ宿」。北側から見た絵となっている。虚無僧寺があったわけではないが、江戸方面から来た虚無僧がここを歩いたかもしれない。 ただ単に、地理的に把握したい性分なんだと思います。 地図で見れば一目瞭然ですが、現在は新しい道路や新しい団地が出来、虚無僧寺から八

東京八王子の虚無僧寺☆光輝山澤水寺『探墓行』

見出し画像の右端に小さな石塔と一緒にポツネンとあるのが澤水寺の墓碑。案内板は何も無い。場所は八王子市大楽町の法泉寺内。 澤水寺所在地 武州八王子柳沢村 現在の地名 東京都八王子市弐分方町 本寺 括総派鈴法寺(青梅) 菩提寺 神戸山法泉寺 八王子市大楽寺84番地 江戸時代後期に纏められた地誌、『武蔵名勝図会』に、法泉寺のことが書かれている。 本尊 普化禅師像 木造 立像 高さ六寸ばかり(一説高さ七寸位) お厨子に納められていたという。 尊像 観音菩薩像 木造(元本

Breathe in, breathe out(吸って、吐いて)

ちょっと休憩… Balming Tiger - Trust Yourself 最近ハマっているBalming Tiger 彼らの歌のTrust Yourselfの歌詞にある、 Breathe in, breathe out (息を吸って、息を吐いて) が、 尺八にリンクするな〜 と関連付けて勝手にほくそ笑んでいます。 ただそれだけです笑 グッズが手に入らないので、仕方ないので、ネットでタイガーバームを買いました…。 タイガーバームはシンガポールの会社だそ

絵巻『熈代勝覧』の虚無僧に会いに行く

『熈代勝覧』とは、文化2年(1805年)の頃の、日本橋から竜閑川に架かる神田今川橋までの通りの様子が描かれている絵巻。 当時の問屋街や人々が生き生きと描かれており、この辺りは江戸一の商店街だったそうな。 作者は不明。 1990年代にベルリンで発見され、現在はベルリン国立アジア美術館に所蔵されています。 こちらのサイトで、絵巻が見られます。 ベルリン国立アジア美術館の絵巻が拡大で見ることができ、とても綺麗な色彩のまま残されていることが分かる。 このウェブサイト上でも虚

西条八十の『かなりや』を吹いてみる🐦

歌うように尺八を吹いてみたいシリーズ♪ です。 乙の「チ」始まりです。 最後の4番から曲調が変わり、歌詞と共に不思議な雰囲気を持つ歌ですね。 先月、青梅の梅まつりの虚無僧行脚で天沢院にて献奏があったのですが、その天沢院にこの『かなりや』の歌碑がありました。 知っているようで、知らない歌。 歌詞はなんだか怖いような残酷な感じ。 こちらのサイトにありますが、西条八十の当時の心情が書かれているのだそう。 歌碑には希望を表す最後の部分(4番)が記されています。 同じ碑が

古典尺八楽愛好会🌸4月の予定

5日(金)13:00~15:00 10日(水)18:30~20:30 19日(金)13:00~15:00 24日(水)18:30~20:30 場所 東京都 小金井市公民館東センター。 部屋は入口の掲示板にてご確認下さい。 参加費500円 始めての方も大歓迎♪ 尺八はレンタルしております。 お気軽にお問い合わせ下さい♪ みなさま、「春眠暁を覚えず」で眠りこけてはいませんでしょうか? 「春宵一刻値千金」といいまして、春の夜は一千金に値するほどの良いものではあり

錦風流のコ、ロ、ロ☆奏法

錦風流にも、明暗流ホロホロ奏法と同じく、コロコロ奏法があります。 その中の、 「コ、ロ、ロ」という奏法。 「コ、ロ、ロ」スタンバイ この状態で一と二孔を交互に開閉する。 ①コ→二の孔閉じ(音を出しながら)一の孔開け、 ②ロ→二の孔閉じ(音を出しながら)二の孔開け、 ③ロ→ 甲のロ(カリ) コロコロの最初のコとロのみ、ということです。 ややこしいのが、「コ、ロ、ロ」の、2つのロが別のものということです。    やっているうちに体で覚えられると思います。ただし、出

コロコロ(ホロホロ)奏法☆練習用

コロコロと言えば、ドラえもんのコロコロコミックを思い浮かべるのですが…、 そっちじゃなくて、尺八の吹き方のこと。 明暗流ではホロホロとも明記され、主に、鳳鐸、善哉、志図、虚空、龍吟虚空などにある手法。 首振り三年ころ八年 尺八を吹いたことのない人も、多くの人はこの慣用句を知っているのでは。 この「ころ」のこと。 この慣用句にもあるように、コロコロに関しては奏法に長年かかるということ。 古典尺八楽愛好会でも、鳳鐸、虚空、龍吟虚空と練習し、まだ三年ほど。 皆さんが習

歩く供養塔☆の話

最近、あちこちにある石塔やら石仏やらを調査していたら、自分もなんだか石塔やら石仏になったような気がしてきた。 時代錯誤も甚だしい格好で、江戸のかけらも無い真新しい街中に立っていると、虚無僧は石塔並みかも知れない。 ということで、 ワタクシ石塔です。 なんて気持ちで吹いていた。 この日は吉祥寺駅周辺エリア。 すると珍しくいつもより反応があった。 年齢層の幅も広く、若い人から年配の方まで。 供養塔パワーか。 何やら念でも出ていたのか。 明治の頃、宣教師であった

青梅✿梅まつり虚無僧行脚〜吉川英治記念館〜聖地・鈴法寺巡り

「青梅の尺八文化をつなぐ会」の皆さんが参加された、青梅梅郷の観梅市民まつりの虚無僧行脚を見に行って参りました。 こちらは青梅と虚無僧寺のことなど写真も掲載された素敵なサイト↓ 観梅市民まつりの当日は、快晴☀ 武者行列に、手作り甲冑隊、虚無僧行列など、沿道も出店や見物客で盛り上がっていました。 ワタクシは虚無僧に密着です。 まずは、紅梅苑前で門付け。 そして神代橋通りの行列。 天沢院へ 「調子」の献笛。 参加させて頂きました(恐縮です) こちらの写真の撮影は

小金宿の短笛禅林☆一月寺と松戸市立博物館へ🐾古典尺八楽愛好会企画『探墓行』続き♪

萬満寺での献奏のお次は、旧一月寺跡へ。 前回の続きです↑ 北小金駅で下車。 北小金駅から南に旧一月寺まで行く道は、小金宿といわれる宿場町。 因みに古典尺八楽愛好会は東京の小金井市からやってきました。 ここ松戸の小金の由来は、室町時代から金々とも書かれていて、近世には水戸街道千住宿から3つ目の宿場町として小金宿が置かれていたとのこと。 東京小金井の地名は、「黄金に値する豊富な水が出る」ことから、黄金井が小金井になったと言う説と、中世に、現在の前原町南部が金井原と呼ば