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最終章 フランクフルト空港 in ドイツ 【ヨーロッパ旅番外編⑦ 2022/9/8】

いよいよこのヨーロッパともお別れの時が来た。


チェコの首都プラハにあるバスターミナルから大体5時間くらいかけて夜行バスでドイツのフランクフルト空港へ向かった。この旅で2度もフランクフルトへ行くことになるとは思わなかった。

バスのほかに電車で行く方法もあったけれど、当時ドイツのほかにフランスやイギリスではストライキによるデモが行われていたりなど、公共機関を利用するのは少しリスクがあると判断し、高速バスで直接空港へ向かうことにした。


当初ギリシャで起きた盗難トラブルがなければ今頃はブルガリアかトルコ、キプロスあたりへ行って撮影を続け、どこかの安宿に長期滞在したりワークアウェイやWWOOFなど色々やってたかもしれないけど、終盤に差し掛かって思ったのは「どのみちこうなる運命だったんやろな」と内心そんな感じがした。

「あれ、したかったな〜やりたかったな〜」て思ったとしても結局のところ後の祭りなので、過ぎたことはなるべく考えないようにした。


翌日の明朝5時頃、

フランクフルト空港付近に到着。


しかし、

停車した場所が空港ターミナル前ではなく少し離れた位置で停まったため、
歩いて空港まで行かないといけなくなった。

しかもこの日は生憎の雨。

視界も悪く、当時のバスドライバーに徒歩で向かう際にどの道を通っていくべきか聞いた所、ドライバーも「すまんが、この辺はあんま詳しくないので」と言われ、結局Google mapで検索し、最適な道のりが表示されたのを頼りに歩いた。

滅多に使わない折りたたみ傘を出して歩道を歩いた。

空港の近くといえども横断できる場所が中々見つからない。

車が少なくなったタイミングで横切ったりなど、地味に苦労した。


歩きはじめて15分程度が経ち、

ようやく空港内に入れた。

ボクが乗る飛行機はターミナル2なので、しばらくはターミナル2内で休憩がてら時間を潰すことにした。

かなり大きな空港なだけに広々としていた。話によればターミナル1の方がもっと大きいらしいが今回はターミナル2のみ過ごした。さすがに別ターミナルまで行く時間と体力は残ってなかった。

空港内のマックにて🍔



この時は20枚入りのトーストが残り6枚だったので早めにたべきりたいと思った。

ウエハースと蜂蜜をトーストに挟むなり塗るなりして、うまく使い切って食べた。

最後まで旅人の貧乏メシを堪能した。最後までサバイバル飯だったけどこの経験は後の旅に活かせること間違いなし。食のレベルを上げるのは簡単だけど下げるのはかなり難しい。人は生活レベルを上げすぎると、そこから1〜2段階下げることすらも困難に感じてしまう。

しかもその生活レベルを維持するのにも凄くコストがかかるので、この旅を経験してからは益々生活レベルは極力上げすぎないようにしようと思った。
※それ以前に上げる理由がない。

1 空港内で最後のビール

空港内にあるバーみたいな感じのお店。ここで少し奮発しました。
いいお店でした。
フランクフルト空港で飲むビール🍺
出国前に飲むビールは最高に美味い!!!

ヨーロッパ最後の一日ということで、思い切ってビールを注文しました。
もちろん缶ビールはほぼ毎日のように飲んでたけど、グラスに注いだビールもまた格別に美味い!!!

この時寄ったお店は本来ならカード決済はできたはずが、なぜかこの日はOnly Cashとなっていた。お店側で電子決済機能の不具合が出たのか、それとも現金収入を優先したいがために店側でそうしたのかは不明。


思えばフランスやドイツ、クロアチア、セルビアでは割合キャッシュというか現金で払う人をよく見かけた。もちろん中にはカードやPayPalなどの電子決済で払う人もいたけど、思いのほかキャッシュレス社会ていう感じがしなかった。どちらかというとカナダとオーストラリアのほうがキャッシュレス化が進んでるなと感じた。

2杯目のビール!これもまた美味かった!!!

ドイツビールはマジで美味い!

ドイツへお越しの際はぜひドイツビールをご堪能ください。
きっと思い出に残ること間違いなし!


平日ということもあってか、思ったよりはそこまで人は多くなかった。


ターミナル2にある憩いの場。
ソファが映える。

徐々に天候が回復してきた。明朝は雨が降ってたけど
どんどん空が見えてきたので、ヨーロッパ最後の日としては良い天気だった。雨上がりの空はとても快晴でかつ爽快だった。

旅客機が並ぶ。景色が隅々まで見える。
ヨーロッパはアジアと違って乾燥していて且つ空が高く見える。

この時、両親とはたまにLINEでメッセージのやり取りをしていたけれど
どうやら7〜8月の日本はほぼ毎日のように曇り又はは雨続きだったらしい。ボクがヨーロッパ諸国の写真を送る度に両親が「天気良すぎやんけ」と何度も話していた。そりゃボクでも雨続きの毎日を送ってたら相当病むというか精神的にも参ってたかもしれない。


この時空港の外で動画を撮ろうと思ったものの、

風が強すぎたので中断した。


ターミナル2内部の様子


THE 空港価格!スーパーで買う時の倍以上します。

ようやくボクが乗る便のチェックイン開始時間になった。

並んでる時に一人の女性が話しかけてきた。


偶然にも同じ日本人だった!

どうやら彼女もボクと同じようにフランクフルトから香港経由で日本に帰国する予定だった。同じ日に同じ国籍の人と出会うのは今回が2度目で、

この旅において同じ日本人とはほぼ全くと言っていいくらい会う機会はなかった。セルビアで一人と、今回のフランクフルト空港で2人目である。


今回空港で会った方はとてもフレンドリーで、最終的には互いにインスタを交換した。インフルエンサー的な活動をしてる方でフォロワー数もかなり多かった。ITに関連する知識もボクよりも長けていて、且つ今回ボクがギリシャで盗難にあったことや帰国後に保険の申請をする件について話した際、

その方からは保険の裏技的なことも少し教えてもらえたので、後日ボクはその時いただいたアドバイスを交えて保険の申請手続きを行った。

こういう時、その分野についてある程度精通してる方からのアドバイスは非常に役立つ。この時出会ったお姉さんには感謝でしかない。

2 搭乗


搭乗手続きにおいて荷物のチェックを終え、出国審査も行った。

この時はドイツの女性審査官だったが、珍しく出国時に質問された。
かつて2019年10月にミュンヘンに訪れたときも3つくらい質問されるなど、ドイツはEU加盟国の中でも割合厳しい感じがした。

審査官「How long did you stay here?」
ボク「Well, 2 days.」

ドイツに居た日数のことを聞いてるのかなと思い、それで2daysと答えた。今振り返ればトータルで滞在した時の合計日数を言うべきだったかもしれないけど、

結局
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パスポートに出国スタンプをガチャンと押した。
(質問する意味あったんか・・・)

その時の女性審査官は見た感じふてくされてるというか、やる気の無さというか、いい意味でも悪い意味でも、なんとなくこれがドイツやぁと思った。

まさかの空席!!!

しかも3席分!!!

終始横になって寝れる!!!


今までのフライトで一番感動した!

前回成田からフランスのパリへのフライト(成田➔乗り換え先のカタール)では隣に無愛想な親子が乗ってたけど、今回は隣に誰もいない!

めちゃめちゃ快適だった。

この時利用したキャセイ・パシフィック航空には感謝でしかない!

上空から見える異国の空はいつ見ても綺麗である。

美しいものを目にした瞬間「あぁ、なんと素晴らしい世界なんだろう」という風に感じることのできる、この感性をこれからも大事にしていきたい。

忙しさのあまりストレスフルな毎日を送っていたり、他人を攻撃することで自己を見出す・自らの持論を無理やり他者に押し付けて正当化しようとする・または特定の個人をターゲットにして集団で追い詰めることでしか仲間意識を保つことのできない人達は今でも一定多数はいる。
※というか上記に当てはまる人々は世界的に見ても日本が特に多い気がする。

粘着質の混じった薄暗い気質と、新しいことへの挑戦や変化そのものを極端に嫌う日本の国民性・文化を見る度に内心思うのは、これから先の若い世代にとってはチャレンジしにくい風潮だという風に感じるかもしれない。

こうした悪循環を少しでも変える、僅かながらでも変化につながるキッカケを与えれるようになりたいと改めてそう思った。


乗り換え先である香港空港へ到着

国際空港なだけに広い。そしてめっちゃ綺麗。

台湾は過去に来たことはあるけど香港は今回が初めてである。


次の成田行きは5時間後だったので、しばらく空港で待機。

香港国際空港内部の様子。

乗り継ぎの際に長時間過ごすのに最適なシートも多数あって、ここなら空港泊もできそうだなと感じた。


昼14時頃

いよいよ成田行き便の搭乗時刻が近づいてきた。


この時、香港ほか中国全土では新型ウィルス規制が続いており、

見た感じでは日本並みの感染予防対策を実施していた。

乗り継ぎは問題ないけれど、直接香港または中国本土に入国の際は3日〜1週間程度の隔離が必要らしい。※9/8時点、当時出会った旅行者から聞いた話なので、今はもう緩和されてるかもしれません。詳細は中国の入国情報をご覧ください。



2回目の搭乗、

この時も隣は空席だった!!!

まさか2度も横になって寝れるとは思わなかった!!

当初は無念の緊急帰国ていう感じで戻ることになってたけど、最後の最後は偶然のVIP待遇という意外な展開に驚きを隠せなかった。

こういったことは滅多にないので、思う存分に3席分のシートを活用した。

控えめに言って活用しない理由がない。


3 成田空港に到着

そして日本時刻17時頃、


日本帰国!!!


そして湿度高い! 


相変わらず高温多湿やわぁ笑。


そしてこの時、3回目のワクチンを摂取してる方はPCR不要だったので、

接種証明書のアプリを提示し、あっさりと終わった。

周りを見ると防護服を来た人や外国人スタッフ(というかボランティア?)の方々が大勢いて、道案内というよりは「接種証明書の提示準備をしてください」的なことを呼びかけていた。

ボクは思った。

「こんなたくさんの人を配置する必要あるか!?」

相変わらず他国と比べて意味不明というか過度に回りくどいことをしてるなぁと内心思いつつ、入国管理のゲートをくぐった。

日本国籍のパスポート所持者はEゲートで簡単に通過できるけど、希望すればパスポートスタンプを押してくれる。

特に市区町村で転入届やその他手続きにおいてパスポートのスタンプが必要だったりするので、長期渡航から帰国の際は事前にパスポートに帰国スタンプを押しましょう。

それから荷物を受け取り、

その直後フランクフルトで出会ったお姉さんと偶然再会し、少し話してお互い別れた。※その方は2020~2021年も海外へ何度か行ってたらしく、当時の隔離や入国前のPCR検査及び陰性証明のGETがとにかく大変だったと話していた。


旅をするとホンマに日常生活では出会えないような人達と会う機会が多いので、人生ホンマに何が起こるかわからないし、どんな人達と出会えるかは運次第。だからこそ楽しい。


それから成田空港第2ターミナルからどうやって仙台に戻ろうか考える。

高速バスは直前での購入は若干高いし、しかも当日新幹線に乗って帰ったほうが良いんじゃないかと内心思った。

どうせ買えるのなら東京の上野まで行って「はやぶさ新幹線」で一気に突っ走ればいいんじゃないかということで急遽成田から上野まで向かった。


この時SIMカードはなかったのでフリーWi-Fiをうまく使ってグーグルマップやSafariで検索しまくる。

それから新幹線のチケットを手配し、

はやぶさに乗り


3時間程度で仙台に到着。

2〜3ヶ月とはいえ、懐かしい!



そしてボクは実家へ戻り、

帰国の祝いパーティーを行った。

それからは役所の手続きや携帯のSIM新規契約、保険の手続きを片っ端からやったわけですが、まぁ大変だった。とにかくバタバタしてた。

それらが落ち着いたのが10月1日頃だったので、慣れないことやその他情報過多で頭ん中パンクしそうだったけど何とか乗り越えた。

なお、この時手続きを行った海外旅行保険の申請等については下記で綴りました。リンクも貼っておきます。



というわけで、ボクの2022年「2度目のヨーロッパ旅 番外編」はこれにて終了となります。

当初はセルビア編で書くのをやめようか迷ってましたが、

何だかんだいってnoteに残してよかったなと思います。

自分自身が今までやってきたことを思い出として残したい気持ちはあるけれど、同時に現地で学んだことや感じたこと、旅を通じて得たものはたくさんありましたので、そのことをnoteに綴りたいと思いこうして文面に残すことにしました。

ボクのnoteを通じて一人でも多くの方に旅の情報であったり、旅先で役立ったアイテムやその他何でもいいですが、ほんの少しでもお役に立てれば幸いです。


最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございました!!!

次回、お会いしましょう!


Thank you for reading to the end.
I hope you enjoy your life.
Have a good day.

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