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20231120_スエズ戦争でのエジプトと英仏のやりとりから考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想44


はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"第二次世界大戦後の植民地政策"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"英仏の誤算"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 第二次世界大戦後、没落が決定的になったヨーロッパは植民地に寄生する事にしたが、"武力がモノを言う時代"は終わっていた。
 エジプトは国力の衰えたイギリスから独立し、更に当時英仏が所有していたスエズ運河を自国のものにしようとした。認めない英仏とエジプトが衝突しスエズ戦争(第二次中東戦争)が始まった。軍事力で敵わないエジプトのナセル大統領はイギリスの仇敵であるソ連を頼った。当時、ソ連首相のブルガーニンは"英仏が直ちに兵を退かなければ核のボタンを押すことになる"と宣言。これを聞いたアメリカも"ソ連が核のボタンを押せば、合衆国もソ連に向けて核のボタンを押すことになる"と宣言。核戦争を抑えるため、国際世論が英仏の撤兵を求める事になった。英仏は前線では連戦連勝を重ねていたが、ナセル大統領の戦略に負け、撤兵を余儀なくされた。

感想

 ナセル大統領の外交から時代の変化を見越した戦略を取ることができる優位性を学ぶことができると思います。核兵器ができる前は1部の局地戦で終わっていたものも、核兵器ができたことで地球全体を巻き込むことが可能になってしまったのだと思います。また情報技術の発展で、情報が広がりやすくなり、国際世論の影響度も大きくなったのだと思います。ナセル大統領はこのような流れを見逃さなかったのだと思います。"武力で全てを解決できる"という過去の考え方に捉われていると考えることができない戦略だと思います。状況の変化に応じて戦略を変更するという点は忘れずに生きていけると良いと思いました。
 覇権を握っていた時代のヨーロッパは"力が有れば何をしても良い"という考えの下、他の民族を殺戮し自分たちの領土とし、重労働を強いるなど、"自分たちの富を増やすための行為"をやり過ぎたのだと思います。力の差がありすぎる場合は、弱い側は従い続けるありませんが、不満は溜まるものだと思います。力が弱まった場合は反発を受けても仕方ないと思います。多くの人が無理をして続けていたものなので、このような状況は元々長く続くものではなかったのだと思います。自分に力があったとしても、"やってはいけないことがある"ということは抑えておくべきだと思います。"力があるもの"は"力のあるもの"なりに、使い方を考える責任があると思います。自分だけのプラスに繋がるのではなく、多くの人にとってプラスに繋がるような"力の使い方"が求められると思います。力は"つけ方"よりも"使い方"の方が大事だということは覚えておくべきだと思いました。使い方を工夫する事で、多くの人にとってプラスの状態が続くシステムを築いていけると良いと思いました。

最後に

 力は"つけ方"よりも"使い方"の方が求められると思います。自分に力があったとしても、"やってはいけないことがある"ということは抑えておくべきだと思います。"力があるもの"は"力のあるもの"なりに、使い方を考える責任があると思いました。
 力の"使い方"を意識し、より多くの人にとってプラスに繋がることを実施できる人を共に目指していきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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