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20231201_戦争と民意の操作について考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想55

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"日露戦争後の日米関係"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"中立か、参戦か"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 東アジアへの支配を巡り日米関係が悪化する中、メキシコでは革命、ヨーロッパでは第一次世界大戦が勃発した。ラテンアメリカと東アジアへの侵掠に忙殺していたアメリカは"孤立主義"を盾に第一次世界大戦への中立を宣言。ヨーロッパには中立を宣言する事で、物資と財源の供給をすることができた。
 戦争特需で得た債権を不良債権にしたくないアメリカの産業界は参戦派に傾いていった。アメリカは国民の同意を得るために戦争口実を模索する事になった。戦中、純粋な客船を調べる術のないドイツはイギリスに向かう船を無警告で撃沈することを警告していた。ルシタニア号にイギリスへの輸出品とアメリカの民間人(人間の盾)を乗せ、ドイツに撃沈させたのも戦争口実を得るために行ったことだった。開戦には至らなかったが、参戦への風潮を高めることに成功した。

感想

 既に様々な地域への侵掠を実施している中、ヨーロッパへは"孤立主義"を主張するなど、アメリカは自分たちの利益のために主義主張を都合よく変えていたということを学ぶことができると思います。アメリカだけが実施していたわけではないと思いますが、このようなことを行った国である、ということは認識すべきだと思いました。自分たちが都合よく騙されないように注意すべきだと思いました。
 国だけでなく個人でもこのような人はいると思います。別の記事でも書きましたが、相手がどのような人なのかをしっかり観て、言葉だけに流されないように生きていく必要があると思いました。
 戦争へ向かう流れに関しては綺麗な話などほとんど無いのだと思います。知れば知るほど心が痛むこともありますが、同じ人類として実際に行った事実を見ることは大事だと思います。武力があり戦争を行いたい国が戦争口実を探していることや、無ければ理由を作るために試行錯誤をしていることは歴史に学ぶことができると思います。自国民の命を大量に捨ててまで戦争の口実を作っていることなど、人として生き方が問われることも実際に行われてきたということは知っておくべきだと思います。そのような人を政治家として選ばないということや、どんなに大きな利益があったとしても自分自身がそのような人にならない、ということ意識して生きていく必要があると思いました。

最後に

 戦争口実を作る過程の事実は受け入れ難い部分もありますが、同じ過ちを繰り返さないためにも知っておくべきだと思います。自分が行わないことは勿論、誰かが行いそうであれば止めるという意識をもち、日々を過ごしていけると良いと思いました。
 歴史上の過ちも学びながら、人として誇れる生き方を選んでいきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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