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堀江貴文×森岡毅 「限界突破」

6/18,NewsPicksアカデミアによる堀江貴文氏と森岡毅氏による「限界突破」が開催された.

1.   とりあえず山に登ってみる

佐々木「実はお二人とも1972年生まれで同じ歳なんですよね.」

森岡「72年生まれの有名人は何人かいるけど,私の中で堀江さんが一番同い年でびっくりしました.もうちょっと年上の方に見えてた.」

佐々木「前から会いたいと仰ってましたが,堀江さんのどういった所に興味を持ったのでしょうか?」

森岡「堀江さんが色々事業を起こされていて,着眼点が非常に面白い.普通,やりたい事が多くても,そんなに行動できないのが普通だと思ってます.僕が学生の時は,何になりたいか正直クリアではなかった.社会人になるときも,とりあえず何か勉強するためにマーケティングを学んだ.40歳過ぎてやっと今の会社を起業したのに,堀江さんは大学時代に起業されて,レールからジャンプすることを厭わず始まっている.こういったところの行動力がすごいなと思ってました.」

堀江「でも,理解されない事が多いですよ.理解されるまでが結構大変だなと.僕が見てるビジョンは絶対に成功すると思ってるのに,説明しても受け入れられない.例えば,テレビ局を買収して何をしようとしてたのか,未だに理解されない事が多い.要は最近出てきたAmazon Primeのようなものって説明している.ほとんどの人は,テレビと言ったら映像コンテンツしか頭にない.だけど,DAU(Daily Active User)が100%近いのはテレビしかない.それをサブスクに変えたらすごいことになる.それをめちゃくちゃ説明したはずなのに,全然理解されない.堀江は何がしたいのか理解が出来ないと批判されるばかり.でも批判されるくらいじゃないと,皆んなが気づいてしまったら儲かりませんよね笑.これまでの時代はインサイダー情報的なものを握ってる人が強かったように,情報に非対称性があったけど,これからの時代は平等に情報が入るので,行動する奴が勝つ時代.NewsPicksを毎日眺めているだけで儲かるよね,みたいな感じです笑.」

森岡「私がよく相談されるのが,情報が多過ぎて今後のキャリア形成や目標が色々と見えてくる時代で,頭がいっぱいになってしまう人が多い気がします.生まれた時から自分の登りたい山が明確で,それに向かう人はごく少数で,自分の身の回りのことを頑張って,いつか山が見つかると願っている人の方が,実は多いです.」

堀江「でも,その山は見えてるんですよね?」

森岡「見えてるんだけど,自分の山かどうか分からないんですよ.」

堀江「僕は全部登っちゃいますけどね笑」

森岡「結局,最初から山を登れた人と,私みたいに途中から登った人と,まだ登れない人とたくさんいるが,私は両方の気持ちがわかる.この山に登らなきゃ,ではなく,登りたいと思った山に登った方がいいんですよ.」

堀江「僕はとりあえず山があったら全部登っちゃいますけど笑」

森岡「堀江さんは狩猟免許も持っちゃうし,ダイエットもするしと,興味のあることは全部やっちゃってるんですよね.そこから,自分の事がよく分かったりとか,より登りたいと思う事が相対的に分かってくると思うんですね.」

堀江「僕はあんまり気にした事がなかったです.ネットはプラットフォームで多くの人と様々の仕事,業種に触れられたからネットの仕事を始めました.何にでもヒットするな,といったノリですよ.」

森岡「それをやると,何か面白い事が起こりそうだというモチベーションが奥底にあったのですか?」

堀江「いやー,楽しく生きていきたいからですかね.割とエンタメ系の仕事から金融系など堅い仕事も出来たので楽しかったですね.」

佐々木「今日のテーマが『限界突破』なのですが,堀江さんが今までやってきた中で,一番挑戦したなと感じるものは何ですか?」

堀江「限界とか感じた事ないです.毎回諦めないようにしてるんですよね.何かしら突破口はあると思っていて,皆んなが無理ゲーだと思ってることも,方策を考えれば出来ちゃったりするんで.USJも無理ゲーでしたか?」

森岡「最初から最後まで無理ゲーでしたね笑.」

2.環境思考か?目的思考か?

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