田村慧太郎 WONDER CREW@札幌

㈱WONDER CREW(エゾバル等運営)にて取締役をやっています。会計事務所→事業会…

田村慧太郎 WONDER CREW@札幌

㈱WONDER CREW(エゾバル等運営)にて取締役をやっています。会計事務所→事業会社(現在4社目)。「フレームワークで組織を変える」がモットー。会計事務所いましたが、数字は細かく追いません。その背景追求に興味があります。 読書大好き人間です。

最近の記事

「寿命」もだけど、「体感寿命」を伸ばすことも大切にする。

自分も30歳を超えてきて、自分自身の生き方を振り返ったり、これからの生き方を考える時間が以前にも増して増えたような気がします。もちろん、できることなら長く健康に生きて色んなことしたいなーと思うわけですが、いつかは終わりを迎えます。 そのシーンまでの時間をいかに長くするかということにおいて考えることがあるのですが、それには2つ解決方法があると思っていて、それは ①寿命自体をそもそも伸ばす ②自分が感じる時間を長くする の2つです。 ①についてはまあある程度健康に気を使

    • 思考の深さで世界を覗く。

      さて、久しぶりのnote更新です。 今日は大枠での年始の目標について書いてみたいと思います 今年の第一の目標として「WONDER CREWがより素晴らしい会社になるためのフレームワークを作り出す」ということを掲げました。実は自分にとっての今年の裏テーマの「思考の深さで世界を覗く」ということがあり、それが大きく関係しています。 情報の流れが著しく早くなり、次々に決断を迫られ、スピードは第一だと言われる中で、その流れのスピードと、思考のスピードを分離させるのがその目的です。

      • 大塚家具について考えてみた。

        今回は「勝手に考えてみた」というシリーズで、不振企業の立て直しについて考えてみたいと思います。 当たり前ですが、自分が考えている以上のことをその企業は考えているでしょうし、あくまで机上の空論でしかないのですが、どんなことでもシナリオを考えていくことは無駄ではないので、少し考えてみます。 今回取り上げるのは、大塚家具。 まず直近の大塚家具の決算(2Q)は、こんな感じ。 B/Sを見ると、借入はほぼなく、優秀なように見えますがどうも気にかかるのはこの棚卸の金額の大きさ。 総資

        • Netflixの視点はamazon的。お客さんがシームレスに行動できることを徹底している。

          今回は、Netflixについて。WIREDにこんな記事がありました。 Netflixは、いかに独自作品を「世界的ヒット」に育てるか──その緻密な戦略の裏側に迫った https://wired.jp/2017/12/03/netflix-stranger-things-global/ もちろん、コンテンツに対するこだわりも素晴らしいんです。 だからこそ、一気に世界的にブレイクして、動画世代の大半にリーチすることができた。この功績は素晴らしい以外の何物でもありません。 ただ

        「寿命」もだけど、「体感寿命」を伸ばすことも大切にする。

          同じ立場にあって、違う行動をとれるのか?

          昨日のポーランド戦は負けて残念でしたが、決勝トーナメントに進めて本当に良かったです。 さてさて、その戦い方については賛否両論ありますが、私が思うのは、 ・優先順位が明確になっていた点は良かったし、その優先順位において確率に賭けた西野監督は間違っていない ・批判をする人は、自分が同じ立場及び優先順位を与えられた時、異なる(攻め上がって点を取りに行く)決断ができたのか という点につきると思います。 西野監督を擁護するとかそういうお話ではなくて、「決勝トーナメントに上がる確率を

          同じ立場にあって、違う行動をとれるのか?

          相手と比べると自分を見失うので、気をつけなきゃならない。

          私はあれこれ考えながら行動していくのが好きなわけですが、あまり環境分析に時間を使いすぎないようにしています。 それが不要とまでは言わないのですが、環境分析は掘ろうと思えばいくらでも掘れるので、適度なところで止めるようにしている、というのが正しいかもしれません。 あまりにも他と比べすぎると自分を見失うことも多いと思っていて、得るものと同時に失うものも多くなる可能性が高いと考えているからです。 私はそれについてはジョブズの言葉をいつも思い出します。 美しい女性を口説こうと思っ

          相手と比べると自分を見失うので、気をつけなきゃならない。

          本田選手を見て思う、場所の重要性。

          ここ数日はワールドカップが盛り上がっていて、ご他聞に漏れず私も日本代表を見ながら 岡田さん「桃太郎だっけ?」 実況「キンテロです」 のやり取りがさらっと流されてしまったこととか、セネガル戦でアイリスオーヤマのベガルタ仙台のユニが写ったこととかまあしょーもないことに着目していた分けですが笑、特にセネガル戦を見て思ったのはその人のいる場所って大事だなってこと。 本田選手の二点目は確かにラッキーゴールなのはあると思います。 ただ、 ラッキーコールあろうと何だろうと、彼はその

          本田選手を見て思う、場所の重要性。

          問題が問題と認識されることがまず大事だと思う。

          何か物事を改善したり、乗り越えたりしていく場合、私は「そもそも何が問題なのか?」の認識がしっかりされることが大事であると思っていて、その問が設定されれば問題の3割くらいは解決されたと言ってもいいのではないかと考えています。 その「何が問題なのか?」というのは「売上がやばい」とかいう表面的なものではなくて、単価が問題なのか、客数が問題なのか、リピート率が問題なのか、とか、さらに突っ込んで、お客さんの嗜好とこちらの嗜好が一致していない、とか、お客さんに見積もりを出して約定するま

          問題が問題と認識されることがまず大事だと思う。

          曖昧な言葉で片付けず、きっちり差異を追う。

          よく決算の説明で「費用が先行している」とか「先行投資が嵩んで」という言葉がありますが、何も上場企業でなくても私はその言葉には基本懐疑的です。 その意味自体を否定するわけではありません。むしろ何かを仕掛けるとき、先行投資は必ず発生するものだと思っています。 でも、私が言いたいのはその言葉が便利すぎるってことで、それで全てを内包させてしまうと実態の分析があやふやになってしまう可能性がある、ということ。 そもそも先行投資の幅はどれくらいを見ていたのか?また、期間は? きちっと幅

          曖昧な言葉で片付けず、きっちり差異を追う。

          信頼してもらうには自分が動くしか無い。

          どんなに言葉として納得できたって、きれいに問題点を指摘したって、その人が全く動かなければ「あいつ口だけかよ」ってなるわけで、最後の最後にその人が信頼されるかどうか、という点においては結局行動するしか無いと思っています。 もちろん、その行動によって「好かれるか」というのは全くの別問題で、むしろそれを起こすことによって相手にとって感情的にはマイナスに働くこともありうるわけですが、「まあこいつここまでやってるからとりあえずやろう」みやいな空気感を生み出すのは個人的にすごく大事であ

          信頼してもらうには自分が動くしか無い。

          夢見がちなまんま日々成長を追い続ける。

          成長するということに関しては自分は貪欲、というか取り憑かれている部分があって、むしろ成長する以外に道はないというふうに考えています。 自分は社会に出た中で、ひりつく瞬間ってどんな瞬間といえば、自分がいる場所が、自分のエネルギーを注いでいる場所が成長しているということであって、最終的に全ての興味はそこに集約されるのかなと思います。 裏を返せば自分のいる場所が、成長を保証できる方向に持っていけないのであれば自分がいる価値がないということ。もちろん、だからといって自分の存在価値

          夢見がちなまんま日々成長を追い続ける。

          フラクタルなプロセスを作り上げる。

          最近物事を早く進めていくという意味で大事にしていることは 小さな輪をたくさん作るということ。 物事を迂回していくという思考は変わらないのですが以前よりも強く意識するようになったのはプロセスを分解した上で必ずそのプロセスごとに輪を作るようにして、全体も輪になるような設計図を作るということ。 形としてはフラクタルなものに近いのかなという風に思っています。 例えば 商品の値上げを考える時に商品の値上げを検討する時には「どの商品を値上げするか検討する→どれぐらいあげるか検討する

          フラクタルなプロセスを作り上げる。

          足し算の選択肢と、引き算の選択肢。

          以前も似たような記事を書きましたが、この情報も物質も豊かすぎるほどある現代において、どうやって選んでもらうか、というのは大きい問題になっているわけですが、私は「選ぶ喜び」より「選ばない喜び」のウェイトが日に日に高まっているように感じます。 それを如実に表しているのがZOZOのおまかせ定期便であると思っていて、これは「服を選ぶことを楽しみとする」層ではなく、「服を選ばなくても良いことの開放感」を持つ層へのアプローチであることがわかります(長期的にはわかりませんが)。 また、

          足し算の選択肢と、引き算の選択肢。

          自分たちの姿を、クリアに捉え続ける。

          今日はスカイランドベンチャーズ@andyさんのTweetから。 https://twitter.com/yusukeandyna/status/1004000364167716864 これは本当にそうだと思います。 私はスタートアップではなくベンチャー企業にいてそう思うのですから、スタートアップ業界はなおさらなんでしょうね。 計画が良いとか悪い、という話ではなくて、そもそも計画の前提がそれくらいのスピードで変わってくる、という話なのだと思います。 そして計画を弾く最も良

          自分たちの姿を、クリアに捉え続ける。

          スピード感のある時代だからこそ、長期スパンの思考が活かされる。

          私はいつも行動のスピードを大事にしていて、常に仮説を組み立てながら物事を進めていくのが好きなやり方ではあります。 この情報量が膨大になっているなかで行動スピードが求められ、素早く行動するというのはとても大事なことではあると思っているのですが、一方で、それと思考のスパンはまた切り離して考えなければならないと思っています。 例えばテスト勉強をするときに、「苦手な数学を効率的に克服できるように頑張る」ことと、「いかにテスト全体でハイスコアを叩き出すか」というのは方法論が全く異な

          スピード感のある時代だからこそ、長期スパンの思考が活かされる。

          現状維持は狙ってできない。自分と環境との距離を測り続ける。

          現状維持は衰退の道という言葉をよく耳にします。 まあ同じことをやっている 結果的に滅んでいくというやつです。 私はこの言葉が好きで、そうならないように日々変化し続けなければならないなという風に思っているのですが、その問題の根幹として、現状維持というのは、狙ってできるものではないと思っています。 そもそも現状維持をするということは「自分と環境の距離が一定である」という前提のもとに成り立っていて、それはすなわち 環境の変化にきちんと対応してるということで、そうなれば自然と結果

          現状維持は狙ってできない。自分と環境との距離を測り続ける。